こんにちは、降雪の天気予報に怯えるネーさです。
積雪が怖い!アイスバーンが怖い~!
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
「ゆきもォ、こわいィけどォ、きょうのォごほんもォ、こわいィ~!」
都会の雪がノンフィクションの恐怖だとするならば、
フィクショナルな怖い御話が……ええ、本日ご紹介いたします一冊です。
こちらを、どうぞ~!
―― 水魑(みづち)の如き沈むもの ――
著者は三津田信三さん、’09年12月に発行されました。
背筋がひやっとするような伝説・伝承、妖怪やオバケの類に目がない怪奇幻想作家、
刀城言耶(とうじょう・げんや)さんを探偵役とするシリーズの
長編最新刊です。
「……なんだかァ、おそろしィよかんがァ、するでスゥ~……」
「がるるる~る!」(←訳:恐怖の香りだな!)
出版社さんいわく、
『民俗ホラーと本格ミステリの結実』だそうですが、確かに、
《わけのわからぬものの恐怖》が背後から忍び寄ってくる、
ミステリの枠に納まらないミステリ、ですね。
物語の幕開けが京都、というのも、
何やら暗示的です――
刀城言耶さんは、京都・河原町の喫茶店で
大学時代の先輩、阿武隈川烏(あぶくまがわ・からす)さんの
話に耳を傾けておりました。
怪想舎という出版社の女性編集者、
祖父江偲(そふえ・しの)さんも同席しての会話は、
あっちへ飛んだり、
こちっちへ跳ねたり、
いっこうに進展いたしません。
「むむゥ~、さんにんよればァ、かしましむすめッ!」
「がるる~るっ!」(←訳:娘じゃないけどねっ!)
やっと本題に辿りついたのは、
紆余曲折のはてでしたが、
刀城さん、大いに興味をそそられます。
奈良の山中に、珍しい雨乞いの儀式を行う村がある……
水を支配するのは《水魑(みづち)さま》という神さまで、
旱魃の傾向が強い今夏、
その儀式が催行されるのだ、というのですから、
怪異譚&怪奇譚大好き!な刀城さん、
在野の民俗学者である阿武隈川さんも
じっとしておれません。
おう!山中のその村へ、行こうやないか!
「わわわわゥ~……よかんがァ、ますますゥ~……」
「がるるぐるる~!」(←訳:現実化してゆくぞ!)
出発直前、都合が悪くなって京都に居残りになった阿武隈川さんに代わり、
村へ赴いた刀城さんが遭遇したのは、
水の神さまを祀る謎めいた神社と、謎めいた宮司たち、
そして謎の事件。
現場で、刀城さんは呆然とします。
誰が? どうやって? なぜ?
密室に等しい空間で犯罪を為し得たのだろう……?
「むゥ! みッしつゥでスかッ」
「がるるる!」(←訳:基本だ!)
随所に《謎》とウンチクが仕掛けられ、
とっても贅沢なこのミステリ、
金田一さんやJ・D・カーさんを連想させる本格ものです!
阿武隈川さんと刀城さんの喫茶店での掛け合いは絶妙で、
民俗もの&歴史もの大好き!な方々にも
楽しく読めちゃう御本ですよ~♪
「みすてりィまにあにィ、おすすめッ♪」
「がるるるぐ~るっ!」(←訳:怖さもマニア級かもっ!)
「ひィッ!
こわいィところはァ、ぱすでスゥ~!」
積雪が怖い!アイスバーンが怖い~!
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
「ゆきもォ、こわいィけどォ、きょうのォごほんもォ、こわいィ~!」
都会の雪がノンフィクションの恐怖だとするならば、
フィクショナルな怖い御話が……ええ、本日ご紹介いたします一冊です。
こちらを、どうぞ~!
―― 水魑(みづち)の如き沈むもの ――
著者は三津田信三さん、’09年12月に発行されました。
背筋がひやっとするような伝説・伝承、妖怪やオバケの類に目がない怪奇幻想作家、
刀城言耶(とうじょう・げんや)さんを探偵役とするシリーズの
長編最新刊です。
「……なんだかァ、おそろしィよかんがァ、するでスゥ~……」
「がるるる~る!」(←訳:恐怖の香りだな!)
出版社さんいわく、
『民俗ホラーと本格ミステリの結実』だそうですが、確かに、
《わけのわからぬものの恐怖》が背後から忍び寄ってくる、
ミステリの枠に納まらないミステリ、ですね。
物語の幕開けが京都、というのも、
何やら暗示的です――
刀城言耶さんは、京都・河原町の喫茶店で
大学時代の先輩、阿武隈川烏(あぶくまがわ・からす)さんの
話に耳を傾けておりました。
怪想舎という出版社の女性編集者、
祖父江偲(そふえ・しの)さんも同席しての会話は、
あっちへ飛んだり、
こちっちへ跳ねたり、
いっこうに進展いたしません。
「むむゥ~、さんにんよればァ、かしましむすめッ!」
「がるる~るっ!」(←訳:娘じゃないけどねっ!)
やっと本題に辿りついたのは、
紆余曲折のはてでしたが、
刀城さん、大いに興味をそそられます。
奈良の山中に、珍しい雨乞いの儀式を行う村がある……
水を支配するのは《水魑(みづち)さま》という神さまで、
旱魃の傾向が強い今夏、
その儀式が催行されるのだ、というのですから、
怪異譚&怪奇譚大好き!な刀城さん、
在野の民俗学者である阿武隈川さんも
じっとしておれません。
おう!山中のその村へ、行こうやないか!
「わわわわゥ~……よかんがァ、ますますゥ~……」
「がるるぐるる~!」(←訳:現実化してゆくぞ!)
出発直前、都合が悪くなって京都に居残りになった阿武隈川さんに代わり、
村へ赴いた刀城さんが遭遇したのは、
水の神さまを祀る謎めいた神社と、謎めいた宮司たち、
そして謎の事件。
現場で、刀城さんは呆然とします。
誰が? どうやって? なぜ?
密室に等しい空間で犯罪を為し得たのだろう……?
「むゥ! みッしつゥでスかッ」
「がるるる!」(←訳:基本だ!)
随所に《謎》とウンチクが仕掛けられ、
とっても贅沢なこのミステリ、
金田一さんやJ・D・カーさんを連想させる本格ものです!
阿武隈川さんと刀城さんの喫茶店での掛け合いは絶妙で、
民俗もの&歴史もの大好き!な方々にも
楽しく読めちゃう御本ですよ~♪
「みすてりィまにあにィ、おすすめッ♪」
「がるるるぐ~るっ!」(←訳:怖さもマニア級かもっ!)
「ひィッ!
こわいィところはァ、ぱすでスゥ~!」