「こんにちわッ、テディちゃでス!
むむゥ! またまたァ、あいつがァ!」
「がるる!ぐっるるるがる!」(←訳:虎です!やって来たです!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、アイツがまたまたやってきましたよ、
二十の顔を持つというアイツが!
ってなったら、あの子たちの出番ですね。
さあ、活字マニアの皆さん、
声を合わせて、高らかに~♪
―― 全員少年探偵団 ――
著者は藤谷治(ふじたに・おさむ)さん、2014年12月に発行されました。
《みんなの少年探偵団》とシリーズ題名が付されています。
「ぼくらはァ、しょうねんたんていィだんッ?」
「ぐるる??」(←訳:全員が??)
江戸川乱歩さんの生誕120周年を記念しての
《みんなの少年探偵団》シリーズ刊行――
第一弾の5人の作家さんによるアンソロジー作品『みんなの少年探偵団』、
また先日は
小路幸也さん著の長編作品『少年探偵』を
御紹介いたしました。
そして、本日は、
『みんなの少年探偵団』にも参加した藤谷治さんが
長編作品を引っさげての登場です!
「やたッ! このォ、ふんいきィ!」
「がっるるるるっ!」(←訳:待ってましたっ!)
小路さん版の少年探偵は、
抒情性豊かな昭和の少年少女小説……な趣きがありました。
表紙画も、少女雑誌のようだったわね。
藤谷さん版の少年探偵は……
おおお~♪
榊原一樹(さかきばら・いっき)さんによるカバー絵と挿絵が、
やってくれちゃってます!
「おどろおどろしィぞッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:怪事の兆候!)
……忍び寄る、霧。
その日、東京に異変が発生しました。
東京湾から濃い煙のような霧が押し寄せ、
なんと東京中を覆ったのです。
電車は動かず、
車はライトを点けてノロノロ運転するのがやっと。
小学校の通学路も、白い霧の海……。
「こッ、こわいィよォ!」
「がるるるぐる!」(←訳:歩くのも恐怖!)
家が近い子どもたちは、
なるべく一緒に帰ることになりました、が。
ひとり、ふたり、と
それぞれのお家の前で別れて、
最後に残ったのは、
吉田元基(よしだ・もとき)くん、ひとり。
「ひとりでェ、だいじょうぶゥ?」
「ぐるがるる!」(←訳:危険だよう!)
御安心ください、
吉田くん、お家に着きました!
ドアを開けて入ろうとして、
そのとき――
「うきゃァーッ!」
「がるーっ!」
背後から迫る黒い人影。
まるで、巨大なコウモリのような。
はたして、吉田くんの安否は?
「こうなッたらァ、よばなくちゃッ!」
「ぐるるるっ!」(←訳:お約束のっ!)
「しょうねんたんていィ!」
「がるるるる!」(←訳:明智探偵も!)
王道の《少年探偵団》路線?
お約束だらけのパロディ?
と思わせておいて、
御本の終幕近くでは、著者・藤谷さん、
すばらしい切れ味を見せてくださいます!
本文231ページの或る文章に、
きっと江戸川乱歩さんはニコリとして、
よくやった!と賞讃を送ってくださることでしょう♪
「はくしゅッ!」
「ぐるるー!」(←訳:ブラボー!)
幸福さえおぼえる読後感。
本好きさんは、どうか、この一冊をお読み逃しなきよう。
むむゥ! またまたァ、あいつがァ!」
「がるる!ぐっるるるがる!」(←訳:虎です!やって来たです!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、アイツがまたまたやってきましたよ、
二十の顔を持つというアイツが!
ってなったら、あの子たちの出番ですね。
さあ、活字マニアの皆さん、
声を合わせて、高らかに~♪
―― 全員少年探偵団 ――
著者は藤谷治(ふじたに・おさむ)さん、2014年12月に発行されました。
《みんなの少年探偵団》とシリーズ題名が付されています。
「ぼくらはァ、しょうねんたんていィだんッ?」
「ぐるる??」(←訳:全員が??)
江戸川乱歩さんの生誕120周年を記念しての
《みんなの少年探偵団》シリーズ刊行――
第一弾の5人の作家さんによるアンソロジー作品『みんなの少年探偵団』、
また先日は
小路幸也さん著の長編作品『少年探偵』を
御紹介いたしました。
そして、本日は、
『みんなの少年探偵団』にも参加した藤谷治さんが
長編作品を引っさげての登場です!
「やたッ! このォ、ふんいきィ!」
「がっるるるるっ!」(←訳:待ってましたっ!)
小路さん版の少年探偵は、
抒情性豊かな昭和の少年少女小説……な趣きがありました。
表紙画も、少女雑誌のようだったわね。
藤谷さん版の少年探偵は……
おおお~♪
榊原一樹(さかきばら・いっき)さんによるカバー絵と挿絵が、
やってくれちゃってます!
「おどろおどろしィぞッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:怪事の兆候!)
……忍び寄る、霧。
その日、東京に異変が発生しました。
東京湾から濃い煙のような霧が押し寄せ、
なんと東京中を覆ったのです。
電車は動かず、
車はライトを点けてノロノロ運転するのがやっと。
小学校の通学路も、白い霧の海……。
「こッ、こわいィよォ!」
「がるるるぐる!」(←訳:歩くのも恐怖!)
家が近い子どもたちは、
なるべく一緒に帰ることになりました、が。
ひとり、ふたり、と
それぞれのお家の前で別れて、
最後に残ったのは、
吉田元基(よしだ・もとき)くん、ひとり。
「ひとりでェ、だいじょうぶゥ?」
「ぐるがるる!」(←訳:危険だよう!)
御安心ください、
吉田くん、お家に着きました!
ドアを開けて入ろうとして、
そのとき――
「うきゃァーッ!」
「がるーっ!」
背後から迫る黒い人影。
まるで、巨大なコウモリのような。
はたして、吉田くんの安否は?
「こうなッたらァ、よばなくちゃッ!」
「ぐるるるっ!」(←訳:お約束のっ!)
「しょうねんたんていィ!」
「がるるるる!」(←訳:明智探偵も!)
王道の《少年探偵団》路線?
お約束だらけのパロディ?
と思わせておいて、
御本の終幕近くでは、著者・藤谷さん、
すばらしい切れ味を見せてくださいます!
本文231ページの或る文章に、
きっと江戸川乱歩さんはニコリとして、
よくやった!と賞讃を送ってくださることでしょう♪
「はくしゅッ!」
「ぐるるー!」(←訳:ブラボー!)
幸福さえおぼえる読後感。
本好きさんは、どうか、この一冊をお読み逃しなきよう。
このシリーズ結局全4冊なんですって。
最終巻『恐怖の緑魔帝王』を、乗りかかった勢いで読んでしまいましたが、
ええっと、この人物設定でよいのかな?
英知があふれているような、いないような・・・
それに文代夫人ったら・・・
浅川や高尾山もでてきました
こめんとォ、ありがとうございまス!
ネーさよりィ、へんしんッ!とうッ!(←ライダーポーズ付き)
こぐま様
コメントありがとうございます!
21世紀の《少年探偵団》シリーズ……
もっと続けてほしいですよね。
万城目学さんに長編を書いていただきたい!
浦沢直樹さんにコミック版を描いていただきたい!
と妄想していたのですが。
フィギュアとか作ったりして♪
ガチャポンでそれを買ったりして♪
って出来たら嬉しいのに~。
作家さんごとにキャラがくるくる変わるのは、
もう御愛嬌でしょうか。
次はきっと21世紀の《金田一》探偵シリーズ……
というのは、ムリ?