テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

上野のお山は、ここがおすすめ♪

2014-01-31 21:41:26 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ♪うめはァ~さいたかァ~♪」
「がるる!♪ぐるがるる~♪」(←訳:虎です!♪桜はまだか~♪)

 こんにちは、ネーさです。
 あちこちから梅の花の便りも届き始めたようですが、
 本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
 “桜の名所”=上野にまつわるアートガイド本です。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



        ―― 東洋美術をめぐる旅 東京国立博物館 東洋館 ――



 編著者は東京国立博物館の皆さん、2013年11月に発行されました。
 ……えーと、
 テディちゃ、虎くんは行ったことあるかしら?

 上野の東京国立博物館本館のお隣りにあって、
 アジア諸地域の美術品・工芸品・考古資料を展示する
 国立東京博物館 東洋館に?

「うゥ~んとォ~…」
「ぐ~るぅ~…」(←訳:え~とォ~…)

 ふたりとも、どうやら行ったことない、みたいね。
 ええ、悔しいけれど、そうなんです。
 東京国立博物館の敷地内では最も目立たないのが、東洋館……。

 国宝だらけで歴史好きさん&アート好きさんにとっての天国=本館や、
 企画展を見ようと観客さんが行列する平成館に比べると、
 東洋館はちょっと地味、ではありますが。

 入ってみるとね、面白いんですっ東洋館!

「おッ? ひろォ~いィ!」
「がるるぐる!」(←訳:彫刻がある!)
「まきものもッ!」
「ぐるがる!」(←訳:壺やお皿!)

 東洋館に展示されているのは、
 西はエジプトのものから、
 東は朝鮮半島、台湾、インドネシア……と実に広大です。

 その内容も、
 仏像、女神像などの彫刻、
 山水画や水墨画、
 シルクロード伝来の古楽器、
 青銅器、
 インドの細密画、
 名物裂と呼ばれる古い布、
 中国の書や文房具などなど、
 バラエティ豊か!

「あはァ! おちゃわんがァ、ありまスゥ!」
「がるるる!」(←訳:きれいだ!)

 ええ、そうなんです。
 ここ東洋館では、
 茶人さんならばうっとりするに違いない名品茶器を
 見学することが出来ます。

 特に、
 中国の青磁器がすごい!

 信長さん秀吉さん家康さんも
 欲しがったんじゃないか、
 手に取ったかもしれない、
 そんな重要文化財が
 ガラスケースの中、ごく自然に置かれていて、
 もぉ~溜め息……。

「さわッてみたいッ!」
「がるるぐる!」(←訳:それはムリ!)

 残念ながら、
 手で触れることはもちろんできませんが、
 2013年1月、
 東洋館は大規模な改修工事を終え
 リニューアルオープンしました。

 展示室間はバリアフリー化され、
 展示ケースも新しくなり、
 ぐっと観賞しやすくなったのです♪

 この御本では生まれ変わった東洋館の見どころが
 解説とともに掲載されていますので、
 もし皆さまが東京国立博物館へ行く御予定があるのなら――

「のぞいてェみようッ♪」
「ぐるるる!」(←訳:東洋館を!)

 東京旅行の予定がない御方も、
 写真資料満載のこの一冊、
 ページを捲るだけでも楽しいですよ♪
 ぜひ!
 

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博士に死角なし!

2014-01-30 21:41:07 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 くまがァ~きたぞゥ!」
「がるる!ぐるるがるっ!」(←訳:虎です!大熊が来たっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、本日の読書タイムは脚光を浴びるのは、クマ!
 ではなくて、大熊と仇名された或る御方です。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



         ―― 探偵サミュエル・ジョンソン博士 ――



 著者はリリアン・デ・ラ・トーレさん、2013年11月に発行されました。
 『 Dr.Samuel Johnson Detective Stories 』と英語題名が付されたこの御本は、
 著者リリアン・デ・ラ・トーレさんが
 1947年から40年以上に渡って執筆・発表した短編集全4冊(計31編収録)より
 9作品を選んで編まれた日本オリジナルの傑作集です。

 活字マニアの皆さまは、きっと御存知ですよね、
 サミュエル・ジョンソン博士といえば――

「ふァいッ! くまでス!」
「ぐるるる!」(←訳:大熊です!)

 ……えーと、そうなんですけど、
 確かにジョンソン博士はクマと呼ばれたりもしたんですけど、
 その業績でピカイチなのは、
 現代にも語り継がれる功績は、やはり、
 辞書の編纂、でしょう♪

 英国初の、辞書の作成!
 英文学に於ける画期的なお仕事!

 
 それにね、シェイクスピア研究の第一人者でもあり、
 『シェイクスピア全集』を刊行したり、
 『イギリス詩人伝』も著しているわ。
 要するに、

   《18世紀英国の知の巨人》

 それがサミュエル・ジョンソン博士なんですね。

「そのォくまはかせがァ~♪」
「がるるぐっるぅる!」(←訳:探偵になっちゃう!)

 21世紀の今、ちょっと想像しにくいのですが……
 18世紀の英国・ロンドンには、
 《或るもの》
 がありませんでした。

 何がなかったのかというと、それは……

 警察!

「えッ? ないィのでスかッ?」
「ぐるがるるぅ?」(←訳:警察ないのぉ??)

 名高いスコットランドヤードが創設されたのは
 1829年――19世紀のことでした。
 ですから、ジョンソン博士の時代、
 まだ警察機構ってものは存在してなかったのです。

 でも、裁判所はあって、
 治安判事さんはいた、んです。

「ややこしィ!」
「がるぅ!」(←訳:複雑ぅ!)

 警察はないけど、司法は機能している。
 そこで、ジョンソン博士は
 怪しい出来事にぶつかる度、
 探偵として謎を解き、
 警察官のように犯人を捕らえ、
 検事がするように犯罪者を
 治安判事のもとへ引っ立ててゆくことになります。

「ひとりでェ~」
「ぐるる!」(←訳:何役も!)

 探偵・警察・検事。
 パシリ、いえ、博士に心酔する青年ボズウェルくんをこき使い、
 追い剥ぎがうじゃうじゃ湧いて出る18世紀の暗黒と、
 ジョンソン博士はいかに相対してゆくのか――

 フィクション作品ではありますが、
 御本に登場するのは
 ジョンソン博士やボズウェル青年をはじめ、
 殆どが実在した人物たち。
 英文学好きな御方、
 歴史マニアさんにおすすめの奇想ミステリですよ。

「はくがくゥはかせにはァ~!」
「がるるぐるるる!!」(←訳:弱点は無いのさ!!)




 
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今日はショコラで地元自慢♪

2014-01-29 21:30:50 | ショコラ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うぴぴぴぴッ♪」
「がるる!ぐるるっ!」(←訳:虎です!てへへっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 さぁて、週の半ばは読書タイムをお休みして……
 ええ、そうです、テディちゃと虎くんの不気味な笑いが暗示する通り、
 おやつタ~イム!

  

「わふゥ! きょうのぉ、おやつゥはァ~」
「ぐぅるるがる!」(←訳:ショコラです!)

  

「おおおォ~♪まぶしィッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:カカオ色の宝石!)

  

「ひとつぶゥ、もらッちゃおゥ~♪」
「ぐるるるがぅるるる!」(←訳:ボクにもちょうだい!)

 テディちゃが思わず前のめりになり、
 虎くんをも夢中にさせるチョコレートは、
 私どもの地元・東京八王子のパティスリー
 『PERE NOEL(ペール・ノエル)』さんのお菓子です。

 フランス語で『PERE(ペール)』は『お父さん』『パパ』、
 そして『NOEL(ノエル)』は『クリスマス』という意味ですから、
 『ペール・ノエル』は英語でいう『ファーザー・クリスマス(クリスマスの父)』――
 つまり日本語の『サンタクロース』を指します。

 『ペール・ノエル』さんのお店は、
 京王線のめじろ台駅より徒歩3分の『PERE NOEL めじろ台店』と、
 JR横浜線みなみ野駅より徒歩5分の『PERE NOEL みなみ野店』の2店舗。

 どちらのお店にも
 サンタクロースさんから子どもたちへの贈り物のような、
 可愛らしくて美味しいスイーツがずら~り♪

「とくにィ、おすすめしたいィのはッ」
「がぅーるるーる!」(←訳:シュークリーム!)

 バレンタインシーズンには、
 画像のボンボンショコラ、
 チョコレート系のお菓子やケーキもショーケースに並びます。
 これが、んもう、本当に美味しくて、
 一度お口にすれば大ファンになること必定!!

  

 八王子近辺の食情報に興味がある御方は、
 ↑ぴあMOOKの
 『ぴあ八王子食本』をお読みくださいね。

 八王子のレストラン、ラーメン、
 お蕎麦、うどん、
 スイーツ、カフェ、バーなどが
 た~くさん紹介されています。
 もちろん、『PERE NOEL』さんも載ってますよ~♪♪

「ではァ、わんだふるゥなァおやつッ、いただきまスゥ!」
「ぐるるっ!」(←訳:パクリっ!」


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馥郁たる 《 陰謀 》 の香り?

2014-01-28 21:44:03 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるるゥ~♪はるがァきたかもォ~♪」
「がるる!ぐるるがっるるぐるる!」(←訳:虎です!今日はあったかでした!)

 こんにちは、ネーさです。
 春の足音が聞こえてきたような天候は、
 どうやら花粉も運んできたらしゅうございます。
 鼻がムズムズするのを堪えながら、
 さあ、本日の読書タイムは、この美術評論本でゆきましょう~!

  



 
             ―― 名画の謎 歴史の陰謀篇 ――



 著者は中野京子さん、2013年12月に発行されました。
 第一作『ギリシャ神話編』、第二作『旧約・新約聖書編』に続いての
 《名画の謎》シリーズの第三作が、こちらの
 『歴史の陰謀篇』です。

「うむむゥ~! おどろおどろしィふんいきィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:陰謀だからね!)

 ええ、なんたって陰謀です。
 空気が重苦しくなるのも無理はないわね。

 御本表紙の、重苦しいのみならず、
 暗くて、不穏で、強い胸騒ぎを感じさせる絵画は、
 ポール・ドラローシュさん(1797~1858)の
 『ロンドン塔の王子たち』。

 シェイクスピア劇ファンさん、
 英文学好きな御方はもう、
 『ロンドン塔の王子たち』と聞けば、
 万事お分かりでしょう。

 叔父である王リチャード三世によって
 ロンドン塔に幽閉された王子たち。
 彼らを待つ運命は……

「ぶるるるッ!」
「がるるぅ!」(←訳:怖いよぅ!)

 かくのごとく、絵画には
 “陰謀の歯車が回り始める瞬間”を
 描いた作品が多数あります。

 この御本では他に、

 
   ラファエロさん画『レオ十世と二人の枢機卿』

   ヨハネス・フェルメールさんの『恋文』

   ダヴィッドさんの『サン=ベルナール峠を越えるナポレオン』

   ゴヤさんの『異端審問の法廷』

   ジョージ・グロスさんの『恋わずらい』

 等々が、陰謀の香りプンプンの名画として
 紹介&解説されます。

「いッけんッ、へいわなァふうけいィもッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:実は愛憎熾烈!)

 絵画に描き込まれた暗喩(=メタファー)を発見し、
 正確に読み解くことは、
 とても難しいとされています。

 名画と称賛されるものの中にも、
 専門家さんたちにも解釈に悩み迷う作品が少なくありません。

 が、著者・中野さんは
 人気シリーズ《怖い絵》以来の眼力を発揮して、
 隠された意味を掘り起こし、
 作品の“裏事情”を引き出してゆきます。

 華々しく、美しい画面にひっそり植え付けられた
 陰謀のタネとはどのようなものなのか――

「きになるのはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:その後だね!)

 読み手の想像力を刺激しまくるこの御本は、
 アート好きさんにも
 ミステリ好きさんにも
 歴史好きな活字マニアさんにもおすすめですよ♪

「じじつはァ、しょうせつよりもォ~…?」
「ぐるるる!」(←訳:たぶん奇!) 



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そのシッポ、そのニクキュウ。

2014-01-27 21:33:38 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ♪ごろごろごろォ~♪」
「がるる!ぐるぐる~♪」(←訳:虎です!ごろごろ~♪)

 こんにちは、ネーさです。
 えー、何やらゴロゴロなる異音がしておりまするが、
 雷さまでもお腹が鳴る音でもありません。
 ゴロゴロの源は……
 はい、本日の読書タイムの主役たるこちらの御本から聴こえてきますよ~!

  


                ―― 猫のはなし ――


 選者は浅田次郎さん、編者は日本ペンクラブの皆さん、2013年11月に発行されました。
 『恋猫うかれ猫はらみ猫』と副題が付されたこのアンソロジー集のテーマは、
 猫!

「にゃッほゥ~♪」
「ぐぅ~る!」(←訳:にゃ~ご!)

 2012年から2013年にかけ、ニャンコ好きさんのハートをとらえ、
 かつ号泣を誘ったのは有川浩さん著『旅猫リポート』でした。
 そしていままた、
 猫マニアさんのための新たなバイブル出現と言えそうなのが、
 ここに御紹介いたします『猫のはなし』です♪

 といっても、
 殆どのニャンコ好きさんは既に気付いておられますよね?

   選者さんが浅田次郎さんなら
   もう折り紙つきの《猫本》だわ!と。

「あさださんはァ、にゃんこだいすきィ~!」
「がぅるるるぐるる!」(←訳:ニャンズの友です!)

 大の猫好き氏として知られる作家・浅田次郎さん。

 御本のオープニングを飾るのも、
 浅田さんの名作『たみこ』です。

 『たみこ』は、
 文庫本にして僅か1ページにすっぽり収まるほどの、
 ごく短い作品。
 なのですが、その内容は長編小説を想わせる濃密さ!

 
「ためいきィ~でス!」
「ぐっるるがる!」(←訳:うっとりです!)

 斯様に猫の心情を汲み、優しく寄り添う浅田さんですから、
 この御本に選出&収録されているのは
 ニャンコ好きさんのハートをつかんで離さない名品ばかり。

   北原白秋さんの詩『紺屋のおろく』

   串田孫一さんの『猫』

   阿部慎之助さんの『猫のアパート』

   有島生馬さんの『猫』

   小林一茶さんの『一茶句集』

   三遊亭金馬さんの『猫退治』

   柳家小さんさんの『猫久』

   高田保さんの『吾輩も猫である』……

「もッ??」
「がるる!」(←訳:吾輩も!)

 外国作家さんの猫偏愛譚が含まれていないのは
 ちょっと残念ですが、
 浅田さん、次回は外国物もお願いします!

「ごろごろごろ~んッ♪」
「ぐるがるる~♪」(←訳:ごろごろろ~♪」

 ニャンコを家族とする活字マニアさんに
 おすすめの一冊ですよ。
 ぜひ~!
 



 
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靴がすり減るお仕事、って?

2014-01-26 21:43:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はしるのがァ、おしごとッ!」
「がるる!ぐっるがるるるぐる!」(←訳:虎です!走って吠えるのです!)

 こんにちは、ネーさです。
 ……あのね、テディちゃ、虎くん、
 どうも大いなる誤解があるようだわ。
 本日の読書タイムで御紹介するのは“熱血!”モノとは違うのよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



            ―― 花咲小路一丁目の刑事 ――



 著者は小路幸也さん、2013年11月に発行されました。
 以前に御紹介しました『花咲小路四丁目の聖人』に続く
 《花咲小路》シリーズの第二作目です。

「わはァ! ひょうしィがァ、きゃわゆいィ~♪」
「ぐるぅるがる!」(←訳:オシャレだね!)

 お洒落で愛らしい装画は上杉忠弘さん、
 装丁を担当したのはbookwallさん。
 
 この表紙画に描かれているのは、
 シリーズ第一作『花咲小路四丁目の聖人』と同じく、
 花咲小路(はなさきこうじ)なる商店街です。

 地方都市には珍しくない、
 歴史ある商店街・花咲小路。
 何年か前までは、シャッターを下ろしたままのお店も目につき、
 寂れかけていたのですけれど、
 いかなるチカラが働いたのか、
 花咲小路商店街は息を吹き返し、
 そこそこ繁盛しているお店もあるようですよ。

「ふァいッ! あのおみせもォ、にぎやかァ~♪」
「がるぐるるるぐるる!」(←訳:人の出入りが多いよ!)

 ひっきりなしにお客さんが出入りしているのは、
 花咲小路一丁目北の西角に店舗を構える
 《和食処あかさか》さん。

 その《あかさか》さんに、
 つい最近、住人がひとり増えました。

 《あかさか》を切り盛りする老夫婦さんの孫、
 淳(じゅん)ちゃん。

 いえ、淳ちゃん、なぁんて呼んだら怒られるわね。
 赤坂淳さんのお仕事は、
 刑事さんなんですから。

「ひゃほゥ! ほんもののォ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:警察官さん!)

 花咲小路は、昔ながらの商店街。
 つまり、御近所付き合いがみごとに機能していて、
 商店街中に淳さんの職業は刑事であるってことが
 知れ渡っちゃってます。

 すると。
 警察に相談しにゆく、って程ではないけれど、
 どうにも気に懸る……
 そんな疑問や相談事が
 淳さんのもとに持ち込まれ始めました。
 非番でお休みの日に、ね。

「ぷふふッ♪ なァるほどォ~♪」
「がっるるぐる!」(←訳:やっぱりだね!)

   ウチの猫ちゃんがどこか他所のお家で御飯を貰ってるらしいの!
   どこのお家なのかしら?

 
   高級スーツをオーダーする謎の紳士の正体は?

   本屋さんにレモンやミカンを置いていったのは誰?

「たしかにィ~…」
「ぐるるぐるぅ……」(←訳:微妙な謎だぁ……)

 非番の淳ちゃん、いえ、淳さんをサポートするのは、
 花咲小路商店街のユニークな住人さんたち。
 “熱血”ジャンルからはちょいとハズレちゃってますが、
 粋でオシャレな謎解き物語を、
 ミステリ好きな御方は、ぜひ!

 あ、シリーズ一作目『花咲小路四丁目の聖人』もおすすめですよ~♪

「はなさきこうじィにはァ~」
「がるるぐるるがるるる!」(←訳:今後も何かが起きそう!)



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♪2014新宿《 ショコラ 》前線♪

2014-01-25 21:40:19 | ショコラ
 こんにちは、ネーさです。
 さあ、週末は読書を放っぽり出して
 またもショコラ情報に走っちゃいますよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もはやァだれもォ、ネーさをォとめられませんッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!舞台は新宿です!)

 ええ、《サロン・デュ・ショコラ》にお出掛けした際、
 新宿の各デパートさんのバレンタインカタログをいただいたので、
 ここで御紹介いたしましょう。

 まずは伊勢丹新宿店さんから!

  

 《 chocolate Days 》と題されたバレンタインのフェアは、
 新宿店B1Fにて、1月28日~2月14日まで!
 遠地にお住まいの方々はWebの通信販売でどうぞ!

「それでェ、こッちはァ??」

  

 サフラン色のカタログは、
 小田急百貨店新宿店さんのもの。
 本館11階で開催される《バレンタインワールド》は
 2月7日~14日です。

「ぐるがるるるる!」(←訳:次はおなじみの!)

  

 島屋新宿店さんでは、
 恒例のイベント《アムール・デュ・ショコラ》が11階特設会場にて
 1月31日~2月14日まで開催♪
 
「むゥ? これはァ~…」

  

 デパートじゃありませんけど、
 フルーツで有名な新宿高野本店さんでも
 バレンタイン向けのフルーツ・ケーキ・お菓子が充実!
 果物好きな御方は高野さんへ!

「がるぐる~…」(←訳:それから~…)

  

 ちょっと大き目なカタログは、
 京王デパート新宿店さん!
 1階正面入り口特設会場・中地階・B1Fにて
 2月4~14日までバレンタインフェアを開催しつつ――

  

 1月22日~29日の間、
 1階正面入り口特設会場では
 辻口博啓さん(モンサンクレール)のショコラやロールケーキが販売されますよ♪

「わあァ~♪すてきィでス~♪」

  

 同じ特設会場で1月30日~2月3日には
 小山進さん(パティシエ エス コヤマ)のショコラ、焼き菓子、プリン、
 そして各日限定150本で《小山ロール》を販売!
 (各日午前10時より1階正面玄関にて整理券を配布するそうです)

「ぐっぐるるるっ!」(←訳:たっ食べたいっ!)

 伊勢丹さんの《サロン・デュ・ショコラ》に行けないショコラマニアさんも
 知恵を絞ってお目当てのショコラ&お菓子を入手してくださいね!
 
 おっと、《サロン・デュ・ショコラ》といえば――

  

 会場で無料配布されているエールフランス機内誌《BON VOYAGE》は必読!
 画家バルチュスさんの特集、
 山本益博さんのコラムなどが載ってるんです。

「おしゃしんがァ、びゅーてふるゥ!」
「がーるぐるぐるるがる!」(←訳:アート好きさんはぜひ!)

 では、ショコラハントにいそしむ皆さま、
 受験生諸氏と御家族さまも
 佳き週末をお過ごしくださいな♪



 
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ひょうたん、かく語りき。

2014-01-24 21:33:35 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……まさかァ、きょうもォ、しょこらッ??」
「がるる!ぐぅるるがるる~!」(←訳:虎です!ショコラ漬けだ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 おほん、今日は久しぶりに、ええ、物凄~く久しぶりな気がいたしますが、
 読書タイム復活!ですよ♪
 活字マニアの皆さま、さあ、こちらを、どうぞ~!

  



            ―― とっぴんぱらりの風太郎 ――



 著者は万城目学(まきめ・まなぶ)さん、2013年9月に発行されました。
 題名にある風太郎は『ぷうたろう』とお読みくださいね。

「ぷうゥ~? ぷうゥ~でスかァ??」
「ぐるるるるがぅるるるる?」(←訳:ふうたろうじゃないんだ?)

 昔むかし、あるところに……ではなくて。

 現代の、日本のとあるところに、
 ひとりの小説家さんが住まっておいでなのですが。

 くだんの小説家氏、
 三度の御飯よりも《ひょうたん》が大好きなのでございます。

 大好きな、ひょうたん。
 夢にまで出て来る、ひょうたん。
 ひょうたん好き好き病が高じまして、
 手ずからひょうたんを育て、
 その様子一部始終をネットで公開しちゃうほどの、
 ひょうたんマニア。

 ああ、ひょうたん――瓢箪!
 つい百年くらい前までは、そこらじゅうで見受けられ、
 皆が皆、ペットボトルの飲料を携帯するように、
 腰に瓢箪を携行しておりましたのに、
 いまは、さっぱり……。

「ふァ~…」
「がるる~…」

 そこで小説家氏、一念発起いたします。

 復活せよ、ひょうたん!

 そうだ、ひょうたんを復権させるべく、
 ひょうたんを主役にした壮絶なドラマを書くのだ!

「ふわァッ??」
「ぐるるっ??」

 かくして、
 主人公はひょうたん、という前代未聞の歴史大河小説が――

「うそだァッ!」
「がるるぅ!」(←訳:嘘ですぅ!)

 えへん、ええ、そうですね。
 主役=ひょうたん、はムリでした。

 
 物語の主人公は、風太郎と呼ばれる忍者さんです。
 風太郎さん、
 表の顔は、ひょうたん屋さん、ってことになってはいても、
 忍者として育てられたその血は
 時を経ても薄まらないのでした。

 しかし、風太郎さんが生きるのは
 乱世にひと区切りがついた時代です。

   忍びの者など、
   ましてや超一流の術者になれなかった俺など、
   誰からも必要とされていない。
   俺はもう、忍びじゃない――

「でもォ、かぜむきがァ!」
「ぐるっるる!」(←訳:変わったよ!)

 豊臣家対徳川家の最終決戦が迫ろうとしています。
 一介の忍びにはどうしようもない大きな流れ、うねりの中に、
 風太郎さんも取り込まれてゆくのでした。
 ひょうたんとともに。

「ぷうたろうさんとォ、ひょうたんがッ!」
「がるるぐるるっ!」(←訳:世界を変えるっ!)

 分厚い御本の、奇にして美なる装画は中川学さん、
 装幀は関口信介さん、
 そして
 一大ひょうたん法螺噺を騙って語り切ったひょうたんマニア・万城目さんに
 大きな拍手を!

「ぱちぱちぱちィ!わんだほゥ~!」
「ぐるぐるがる~!」(←訳:千成瓢箪役者~!)

 激おすすめの一冊を、皆さまも、ぜひ。




 
 
 
 
 
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2014 《 サロン・デュ・ショコラ 》 プチレポ その2!

2014-01-23 21:36:28 | ショコラ
 こんにちは、ネーさです。
 さあ、本日も拙ブログはショコラ一色!
 伊勢丹新宿店さんでの2014《サロン・デュ・ショコラ》ミニレポの第2回です♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもォ、しょこらァまつりィ~♪」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!食べつくそう!)

 さて先ずは、
 前回記事で御紹介しきれなかった会場の様子を、どうぞ~!

  

  

  

  

 上の画像4点は、ジャン=ポール・エヴァンさんのブースでパチリ。
 『不思議の国のアリス』に出てくるような
 ウサギくん&カードの家は今年のテーマ《ラ・マジ(魔法の意)》そのもの♪
 4点目のショコラは、
 日本のサロン・デュ・ショコラ限定のBOXです。

 そして、こちらは
 《パティスリー・エチエンヌ》さんの3Dなショコラたち!

  

  

  

 ウサギ、クマ、キリンなどの動物たち、
 制作中の恐竜たちは、ずっしりリアルな立体ショコラ!
 人気は、画像3点目の肉球型ショコラ『ぷにゅ』です。
 おひとりで何点も買ってゆくお客さんが多かったわ!

「にくきゅうゥ~♪」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ピンクがいいね!)

 次の画像は、フランスから到着したショコラです♪ 

  

  

  

 《ドゥボーヴ・エ・ガレ》さんでは
 アントワネット王妃のショコラ『ピストル』、
 《レ・マルキ・ド・ラデュレ》さんではパリから直輸入の御品が販売中!

「つぎはァ~、にほんのォ~」
「がるぐる!」(←訳:滋賀から!)

  

  

 《ドゥブルベ・ボレロ》さんでは、
 ボンボンショコラのコレクション各種&焼き菓子も!
 このお店のショコラも、私ネーさ、大好きです~♪♪

  

 行列!という点では、上の画像の
 《オテル・デュ・キャップ‐エデン‐ロック》さんも凄かったですよ。
 画像は店頭で最も目立っていた『アソートブエ』という御品!

 週末は、おそらく初日並みか、それ以上の混雑が予想されます。
 伊勢丹さん店内で配布されているMAPとにらめっこしつつ、
 ショコラ好きな皆さま、
 目当てのお店に向かってくださいね。

  

  

 そして、毎年大人気のセレクションボックスですが、
 今年は7階の会場で販売されていて――

  

「これェでスゥ!」
「ぐるっ!」(←訳:派手っ!)

 初日はもう、大行列でしたから、
 早めに売り切れてしまう可能性もありそうです。
 なんとしても欲しい!と切望するショコラマニアさんは
 できれば週末前に伊勢丹さんへ!

「これもォ、わすれないでッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:手に入れよう!)

  

 そうね、
 もはや名物ともいえる伊勢丹さん作のカタログ!
 《サロン・デュ・ショコラ》会場内のサービスカウンターで、
 2014年版をぜひ確保されたし!
 今年も美麗に仕上がってます♪

 では、ショコラ大好きな食いしん坊さんの皆さま、
 年に一度のお祭りを堪能されますよう!

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2014 《 サロン・デュ・ショコラ 》 プチ レポ!

2014-01-22 21:54:58 | ショコラ
 こんにちは、ネーさです。
 さあ、今年もショコラマニアのための祭典が始まりました♪
 伊勢丹新宿店さんでの
 《サロン・デュ・ショコラ》2014!!

「こんにちわッ、テディちゃでス! おまつりィ~でス!」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!楽しいぞ~!)

 では早速、取り急ぎのプチレポートをお送りしましょう~♪♪ 

  

  会場は今年も大混雑!
  6Fの催事場に加え、7Fのイベントスペースも会場に充てたことで
  混雑は緩和されるかと思われましたが……
  ショコラ好きさんたちの主戦場6Fはこのような状況です。

「あッ!あそこにもォ、ここにもォ!」
「ぐぅるがるるる!」(←訳:シェフさんたち!)

  

  

  

  

 フランスやドイツのパティシエさんショコラティエさん、そして――

  

 《パティシエ エス コヤマ》さんの小山さんが!

  

  

 《エス コヤマ》さんでは、バウムなどのお菓子、
 ボンボンショコラに長~い行列が出来ていました。
 あら、あちらには?

  
 
  

 《パティスリー・サダハル・アオキ・パリ》さんの青木さん!
 ショコラ、実演の焼き菓子、ペストリー他を販売するブースには
 ものすごい人垣!

「あッ!ぶろんどォさんッ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:金髪のあの御方は!)

  

  

 《ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ》さんのブースでは、
 シェフの辻口さん御自身が
 『シューショコラ(一個¥501)』の製造を陣頭指揮中でした。
 このシューも凄い人気なんですよ。

 では、ここからは
 会場で目についた売り切れ必至!系ショコラを御案内しましょう~♪

 《セバスチャン・ブイエ》さんでは、ディスク型のショコラと、

  

  

  

  

 《アナスイ》さんとコラボしたショコラの売れ行きが絶好調!
 中には、もう本日分は完売!という御品もありました。

  

  

 上の画像は《ファブリス・ジロット》さんで人気のクマちゃん型ショコラと、
 赤い箱のハート型ショコラは今年の限定ショコラなのだそうですよ。

 そして、さあ、発表です!
 今年、私ネーさが2014《サロン・デュ・ショコラ》会場で
 何百という数のショコラの中から
 ショコラ好きさんにぜひともおすすめしたいのは……こちら!

 《ナオミミズノ×洋菓子マウンテン》さんのショコラです!

  

 関西を拠点とするこのお店の、マカロン(上の画像です♪)も

 

 ボンボンショコラのコレクションセットも、もちろん美味しいのですが、

 

 いちばんのおすすめは、この↑《杏と塩》のショコラ(¥1575)!

「ほんとゥでス!おいしィのでスゥ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:この味はミラクル!)

 杏(アンズ)と塩とショコラの融合、
 ショコラマニアさん、必食です!!!
 混雑にめげず、探してみてくださいね!



 では、取り急ぎのレポのラストは、
 これも或る意味“奇跡”のショコラを御紹介いたしましょうか。

 《メリーチョコレート》さん系のブランド
 《トーキョーチョコレート》さんんでは、

  

  

 《みなも》《セレクションボックス》や、
 《旨味広がるかつおぶしチョコレート》
 《磯香る のりチョコレート》などの新作と、
 こちらの――

  

 《NARUTO-ナルト-疾風伝 ショコラ》を発売しました。

 この《ナルト》ショコラが、なんと!
 会場を一巡した後でショーケースを覗いてみれば、
 影も形もありません!
 サンプル品の展示もなくなってます!
 訊ねてみましたら、完売!
 しかも数量限定で生産した製品すべてが売り切れてしまったそうで、
 再生産の予定もなし!

 《サロン・デュ・ショコラ》一日目、
 開場からわずか2時間後に幻のごとく消えてしまったショコラの画像をもって、
 本日のミニレポは閉幕いたします……。

「まぼろしィしょこらッ!」
「ぐるるがっる~!」(←訳:食べたかった~!)

 次回は追加情報をお送りする予定です。
 待っててくださいね♪





 
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