テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

にくきゅうマニアの、友。

2010-08-31 23:17:40 | ブックス
 ♪にゃんこ好きさん寄っといで♪ワンコ派さんも見逃すな♪
 ♪爬虫類派さんだって……覗いてみても損はなし♪
 こんにちは~、ネーさです~♪

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ~!」
「がるる~!」(←訳:虎です~!)

 8月最後に御紹介いたしますのは、
 思わずぷふふっ♪にやり!くすくす♪となっちゃう愉快な一冊です。
 さあ、こちらを、どうぞ~!


 
                ―― ねこの肉球うらない ――


 
 著者は宮岸洋明さん、’09年10月に発行されました。
 え? 何の冗談だ!ですって?
 いいえ、冗談などでは決してありません。
 人に手相があり、
 手相占いがあるように、
 猫には猫の、
 そう、肉球うらないがある!……のだそうですよ。

「にゃんこがァ、ひゃっぴきィ、いたらァ~」
「がるぐるがるる!」(←訳:肉球だって百種類!)

 御本のトップバッターを飾るのは、
 かの『猫の駅長さん』こと三毛猫の『たま駅長』!
 さらには、
 以前に拙記事で御紹介いたしました養老孟司さんのお家の
 『まる』くんを二番手に、
 スター猫さんの肉球が検証されます。
 ……ふむふむ?
 オーラ漂う肉球、ですね?

「ぷにぷにィ、してるゥ~♪」
「ぐるるーるがるる!」(←訳:肉球はぷにぷにが命だよ!)

 ヒトにはヒトの乳酸菌、じゃなかった、えーと、
 猫には猫の、
 頭脳球や運命球、生命球、愛情球に食球がある、って
 本当でしょうか。
 ねこ風水や、
 巻末にはねこの姓名判断も……?

 でも、ついつい笑っちゃう、と申しましょうか、
 やわらかな肉球の写真を眺めれば、
 微笑ましいというか、
 撫で撫でしたくなるというか、
 疲れも吹っ飛んじゃいます♪

「にくきゅうせらぴーでスねッ!」
「がるぐるがるがる!」(←訳:肉球でリラックス!)

 愛猫家さん、
 あなたのにゃんこの肉球はどのタイプですか?
 大出世型?
 危機管理能力抜群型?
 甘えん坊型?
 大食漢型だったらちょっと困るけど……

「けんこうなァおしょくじでェ、けんこうなァにくきゅうをォ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:目指せ理想のぷにぷに!)

 可愛い肉球たちの行進に
 肩の力がふっとぬけたら、
 暑すぎた8月に別れを告げ、
 9月に立ち向かう勇気も湧いてきましたね!
 では、活字マニア&肉球マニアの皆さま、
 楽しい9月の幕開けを~♪

「だいじにィ、しようッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:すべてのぷにぷにを!)
 
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食いしん坊のための、プチ《食》事典♪

2010-08-30 23:27:36 | ブックス
 ええっ?『ワンピース』が4週間休載ですって!?!
 ちょっと、いえ、大いに悲しいネーさです……。
 タヌキチくんと4週も会えないなんて……。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!ゾロさんのファンです!)
「テディちゃはァ、さんじさんッ、すきでスゥ!」

 衝撃に肩を落としつつ、本日ご紹介いたしますのは……
 『ワンピ』とは全く無関係?
 シブすぎる?
 いえいえ、渋~い中にもキラリと楽しさが光る御本ですよ!
 こちらを、どうぞ~!


 
                 ―― ほろにが菜時記 ――


 
 著者は塚本邦雄さん、’10年4月に発行されました。
 月刊誌『味覚春秋』に連載されたお話を、
 一冊の御本に編んだものです♪
 『菜時記』の『菜』が目立ちますね!

「ふァいッ!
 きッとォ、おやさいにィ、ついてのォ、おはなしィ!」
「がるぐるるーる!」(←訳:野菜の観察記録かも!)

 そうね、野菜さんたちの出番、
 とっても多い御本であることは否定できません。
 でも、著者・塚本さんの視野は
 野菜畑の彼方をもとらえます。

 新年には『屠蘇』『小豆』『餅』を。

 春には『つくし』『百合根』『蜆』『鮒鮨』。

 夏には『茗荷』『蓼(たで)』『ローズマリー』。

 秋には『石榴』『無花果』『落花生』『柿』。

 冬には『蒟蒻』『鱈』『豆腐』『味噌』。

 という具合に、
 《菜》を超えて、
 四季おりおりの《食》についての、
 濃密な思いが綴られているんですよ。

「しょくへのォ、こだわりィでスかッ」
「がるぐるがるる!」(←訳:短歌や俳句もあるね!)

 食いしん坊の私たち
 読んでみて共感したり、
 感心したり、
 びっくりしたり、
 非常に堪能いたしました♪
 『落花生』の文章では、思わずクスクスと笑ってしまいます。
 塚本さん、落花生の苗を植えてみましたら……
 あーあ、地中に実った莢は痩せていて、
 とても食べられるモノではありません。
 期待していたのになぁ……。
 けれど、実とは別の『収穫』がありました。
 葉が繁り、
 金色の花が咲くさま、
 落花生独特の実の育ち方。
 それを目にした塚本さんは、
 『ヴィヴァ・落花生』
 と絶賛します。

「うんうんッ!
 テディちゃもォ、らッかせいィ、そだてたくゥなッたでス!」
「ぐるるぐるー!」(←訳:面白そうだよねー!)

 ゆっくりページを捲ってゆけば、
 待っているのは、豊かな読後感……
 エッセイのジャンルに属する御本、なのでしょうが、
 野菜好き&食材好きさんの新バイブル!としても
 ひろーくおすすめしたい《食》事典です。

「くいしんぼうッ、ひつどくゥ!」
「ぐるがるーぐるる!」(←訳:お腹がぐぐーっと鳴っちゃう!)

 食マニアさんは、ぜひ!
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ふたりはマブダチ。

2010-08-29 23:27:40 | ブックス
 秋よ来い!雨乞いならぬ秋乞いをしなくちゃ!
 と考え中のネーさです、こんにちは。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
「みんなでェ、おどッてェ、いのりましょゥッ!」
「がるがるぐーる!」(←訳:秋よカモーン!)

 秋の訪れを待つ本日は、
 お手紙を待つ友人たちの記録――書簡集の御紹介をいたしましょう。
 活字マニアの皆さま、こちらを、どうぞ~!


 
                  ―― 若き日の友情 ――


 
 著者は辻邦生さん&北杜夫さん、’10年7月に発行されました。
 『辻邦生・北杜夫往復書簡』と副題にありますように、
 若き日の辻さんと北さんが送り合ったお手紙多数によって
 構成された書簡集です。

「うむッ!
 おふたかたともォ、ふでまめさんッ、でスねッ♪」
「がるぐるがるるる!」(←訳:しかも海を越えての!)

 この御本に収録されているお手紙は、
 1948年(昭和23年)から、
 1961年(昭和36年)までのもの。

 1948年は、おふたりにとって
 『別れのとき』でもありました。
 旧制松本高校でともに学んでいた辻さんと北さんでしたが、
 北さんは医師になるため東北大学医学部へ。
 辻さんは、松本に留まったのち、
 東京大学文学部仏蘭西文学科へ……。
 
 が、この距離こそが、お手紙を書くきっかけになったようです。
 
 それぞれの代表作――
 辻邦生さん『廻廊にて』『背教者ユリアヌス』『西行花伝』、
 北杜夫さん『楡家の人びと』『どくとるマンボウ航海記』――
 等は影も形もない、無名の、若き日々でした。
 ふたりは互いに励ましあい、
 文学への情熱を燃やします。

「がんばれッ!ふァいとォ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:書くのを止めないで!)

 辻さんは、やがてフランスへ赴き、
 医師になった北さんは突如マグロ調査船の船医さんになったり、
 文通は世界スケールに拡大いたしました。
 リスボン、ロッテルダム、
 アレクサンドリアからパリへ、手紙を書き送る北さん。
 フランスで北さんを迎える辻さんと奥さま。

 この航海を記録した作品『どくとるマンボウ航海記』が
 ベストセラーになったことから、
 北杜夫さんの名は日本中に知れ渡りました。
 辻さんもまた、文学誌に作品を発表し始めます。
 
「わほゥ! すごいィのでス!」
「がるがるー!」(←訳:おめでたいねー!)

 若き日――落ち込むことも傷つくこともたくさんあって、
 あれもこれも、ままならぬ日々でもあったはずですが、
 或るお手紙に、辻さんはこう書いています。

  《宗吉の手紙は暖炉のようにあたたかい》

 (注:北杜夫さんの本名は斉藤宗吉さんです)
 友からの手紙を『あたたかい』と讃える辻さんの心根、
 冬のパリの寒気をも『あたたか』くしてしまう北さんの筆。
 パリと日本を往復するお手紙には、
 たしかに、紙切れ以上の《なにか》であったのでした。

 さらに、この書簡集のそこここには、
 『若き日』の三島由紀夫さんや、
 北さんのお父さま・斎藤茂吉さん、
 編集者の埴谷雄高さん他、
 昭和の日本文学史の巨人さんたちも登場いたします。
 文学マニアさんは、もう絶対読まなくちゃ!な一冊ですよ~!

「ほんわりィ、あッたかなァ、おてがみィ!」
「がるぐるーるる!」(←訳:ユーモアもたっぷり!)

 近年に出版された書簡集の中でも
 ベストな作品!と言い切ってしまいましょ! 
 ネーさ激おすすめ!ですよ~♪
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毛玉たちの叛乱?

2010-08-28 23:10:29 | 美味
 皆さま、こんにちは、ネーさです。
 今日も8月末とな思えない暑さの一日でし……ん?
 何かしら?
 遠くから聞こえてくるあれは……シュプレヒコール?

「えいッ、えいッ、おォー!
 れッつゥ、しゅぷれひィこーるゥ!」
「がるがるぐるー!」(←訳:えいえいおー!)
「われわれはァ、ようきゅうゥするゥ!」
「がるるー!」(←訳:要求するー!)
「ぐみィもォ、ちょこれーともォ、いいけどォー!」
「ぐるがるぐるるー!」(←訳:グミもチョコも好きだけどー!)
「たまにはァ、しょッぱいィものォ、たべたいィぞォ!!」
「がるぐるるー!」(←訳:求む塩分ー!)

 おーや、テディちゃに虎くん、
 小生意気なことを言ってくれるじゃありませんか。
 甘いお菓子よりも、
 塩辛いお菓子を寄越せ、ですって?
 
「そうッ! しょッぱいィ、おかしィ!」
「ぐるるーがる!」(←訳:チョコはひと休み!)

 ま、よござんしょ。
 熱中症予防には塩分の摂取が有効だそうですからね。
 ちょうどここに、
 お友達からいただいた塩味系のお菓子があります。
 
 『岩塚製菓㈱』さんの、
 《新潟ひとつまみ海老黒胡椒》と、
 《新潟ひとつまみ柚子こしょう》。
 いわゆる揚げピーナツ煎餅に、
 スパイスを加味した米お菓子ですね。
 さあ、召し上がれ~!

「いただきまスゥ! ぱくッ! おおッ♪」
「がるるるー!がるっ♪」(←訳:いただきますー!わあっ♪)

 スパイスの効かせ加減がステキなのが、
 画像中央、ライムグリーンのパッケージの
 《柚子こしょう》!
 お口にパクっとした瞬間、
 ホントに柚子こしょうのお味がしているので
 驚いちゃいます。
 
 甘いものを食べた後の気分転換や、
 お酒好きな御方にはビールのお友としても
 おすすめのお菓子なんですよ。

「もぐもぐゥ!
 ぽてとちッぷすもォ、おいしィけどッ」
「ぐるるぐるがる!」(←訳:お煎餅菓子もいいね!)

 怪しいシュプレヒコールも止んだようです。
 では、皆さまも、美味しいおやつタイムを!
 
「もふッ♪」 
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週末は空を飛び飛び!

2010-08-27 23:09:04 | ブックス
 8月最後の週末がやってきましたね。
 まだ宿題が終わってないよ~という少年&少女さんたち、
 そろそろ年貢の納め時ですよ~!
 宿題なんてもう済んじゃったもんね♪という賢明なキッズは
 残り少ないお休みをエンジョイいたしましょ。
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわァ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)

 本日は、画像で既にお分かりでしょうか、
 DVD作品の登場です。
 活字マニアさんもコミック&アニメ好きさんも、
 こちらを、どうぞ~!


 
           ―― STRONG WORLD  ONE PIECE FILM ――


 
 監督は境宗久さん、’10年8月に発行されました。
 原作・映画ストーリー・コスチューム&クリーチャーデザインと
 製作総指揮は尾田栄一郎さん!

「あはッ♪
 ちょッぱーくんがァ、いるでスよゥ!」
「がるぐるるーる!」(←訳:ルフィくん目立ってるー!)

 原作のコミックでは描かれていない、
 いうなれば『スピンオフ』か『外伝』的なこの物語、
 えーと、
 まだ御覧になっていない方々のために、
 ストーリーは……ナイショ、にしておきますね。
 
「ふふんッ!
 わるいィやつがァ、だれなのかはァ、すぐゥわかりまスゥ!」
「がるぐるぐるるー!」(←訳:一目瞭然だよー!)

 そ、そうですね。
 でも……悪玉との闘いももちろんですが、
 この作品で注目していただきたいのは、
 コスチューム!
 ルフィくんを筆頭とする麦わらの一味さんたちの
 衣装がとっても素敵です!
 
 通常、アニメーションでは衣装のバリエーションの豊かさは
 二の次以下の扱いになっちゃっているんですけど、
 ここでは皆さん、ガンバってます!
 ……まあその、チョッパーくんの衣装は……
 衣装というより着グルミのような……
 最近は『タヌキチ』とか呼ばれちゃってますから
 しょうがないのかしら……。

「きゃわゆいィぞッ、たぬきちくんッ!」
「がるがるがるる……」(←訳:トナカイなのに二頭身……)

 暑くて外出もままならない週末には、
 麦わら一党の冒険物語で楽しいひとときを!
 8月の締め括りにふさわしいエンタ作品は
 キッズにも大人にもおすすめですよ♪
 あ、宿題山積みのお子ちゃまは、
 ドリルや自由研究や読書感想文や図工の課題や、
 とにかくぜーんぶ終わらせてから
 冒険を愉しみましょうね。

「あうゥ~、そんなァ~」
「ぐるる~がるる~…」(←訳:つらい~辛すぎる~…)

 皆さまの貴重な週末が
 どうか楽しいお休みになりますように!
   
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古ぼけた壜の中には。

2010-08-26 23:22:26 | ブックス
「ひゃァッ! たいへんッ!たいへんでスよゥ、ネーさッ!」
「がるるるー!」(←訳:緊急事態かもー!)

 はあ? どうしたんです、テディちゃに虎くん?
 緊急事態ですって??

「なッ、なつやすみィがァッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:もう一週間も残ってないよ!)

 んまあっ! それは大変!
 では本日は、夏休みの読書感想文には全く役に立ちそうもない
 摩訶不思議な物語を御紹介いたしましょうか。

「ぶゥー! いじわるゥ!」
「がるがるる!」(←訳:ひねくれ者!)

 おほほほっ、何とでもお言いなさ~い♪
 いざ! ひねくれ読書タ~イム!というわけで、
 こちらを、どうぞ~!


 
                  ―― 壜の中の手記 ――



 著者はジェラルド・カーシュさん、
 画像の日本語文庫版は2006年に発行されました。
 英原題は『THE OXOXOCO BOTTLE and Other Stories』……はい?
 OXOXOCOって、ミスプリントじゃないか、ですって?
 いいえ、ちゃあんと読み方があるんですよ。
 『オショコショ』とお読み下さいな。

「おしょこしょッ?? はやくちィことばァ、でスかッ?」
「がるがるー!」(←訳:暗号かもー!)

 オショコショとは、地名なんです。
 メキシコの、とある火山の麓の、小さな村。
 絵のように美しい村の名がつけられた壜は、
 語り手の『私』が、
 メキシコ旅行の折に買い入れた物でした。

 長らく忘れていた土産の壜は、
 数年の後、ようやく思い出されたのですが……
 あらら、
 友人にお披露目すると同時に、割れてしまいました!

「えッ! ざんねんッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:もったいない!)

 しかし……
 壜の中から出てきたのは、
 文字が書かれた薄い紙片。
 『私』と友人は、
 文書と壜を大英博物館へ持ち込みます。
 いったい、紙片には何が記されていたのでしょう……?

「どきどきィでスねッ!」
「ぐるぐるがるる?」(←訳:世紀の大発見とか?)

 エドガー賞を受賞した表題作『壜の中の手記』、
 悲しくも怖ろしい『豚の島の女王』、
 レイ・ブラッドベリさんの名作を彷彿とさせる『ブライトンの怪物』他、
 摩訶不思議にして奇っ怪、
 妖艶にして寂寥とした、
 一筋縄ではゆかない物語たちで編み上げられた一冊です。

 著者カーシュさん(1911~1968)は、
 こちらも一筋縄ではくくれない不思議な御仁。
 パン屋さん、ナイトクラブの用心棒、レスラー、
 映画館の支配人や銀行の事務員、
 ボディガードにセールスマン、バーテンダー……と、
 職を転々とした末に、
 念願の作家さんとなりました。
 
「うむゥ!
 ものがたりィとォ、おなじくらいィ、へんてこッ!」
「がるーるがるる!」(←訳:良い意味でへんてこ!)

 キッズには理解できそうもない?カーシュさんの不思議奇想譚、
 オトナな活字マニアさんに、ぜひ!
 きっと、記憶に残る御本になることでしょう!

「みなさまッ、おみやげのォ、びんはァ」
「がるる!」(←訳:大切にね!) 
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納涼?グミまつり♪

2010-08-25 23:09:51 | 美味
「まつりィだァ! わッしょいィ! ぐみのォ、おまつりィッ!」
「ぐるるがるる~る…」(←訳:って言うのは大げさだけど~…)

 えへん、グミLOVE!な皆さま、こんにちは。
 グミハンター・ネーさの出番でございます。
 
「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
「たべちゃるッ! ぐみィ!」

 は~い、まずは本日のグミを御紹介いたしましょう。
 画像左から順に、
 
 『モントワール』さんの《桃さくらんぼグミ》、
 山形県産の白桃・さくらんぼ果汁を使用したグミですね。
 お次は、
 『カンロ』さんの《ピュレグミ 青りんご味》、
 そのお隣が、
 同じく『カンロ』さんの《ピュレグミ 期間限定 ライムソーダ味》です。

「えいやッ!とォ、じッしょくゥ!
 いッただきまァ~スゥ!」
「がるるー!」(←訳:いただきますー!)

 ネーさも負けじと、いっただきまーす!
 ぱっくん! ……ふむふむ。
 《桃さくらんぼ》のグミは、
 日本のグミの良さが凝縮された感じだわね。
 やわらかくて、ほんのりとした上品な甘さと果汁のコク、
 優しい香り、控えめな色合い……。
 箱買いしたくなっちゃうネーさ好みのお味です。
 では《ピュレグミ》2品は……
 和製グミの良さと、
 ドイツ系グミの良さを持ったグミ、かしら。
 注目すべきは期間限定の《ライムソーダ味》ですが……。

「ふァいッ!
 おあじがァ、らいむゥ、してるでスよッ!」
「がるがるるるーる!」(←訳:レモンソーダとは違ーう!)

 ですね。
 もっとライム風味が強くてもいいし、
 ソーダのシュワシュワ感を盛りまくってもいいのでは、
 とも思いますが、
 3品とも、それぞれに美味しいグミです♪
 
「にほんのォおかしはァ、おいしィのでス!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:世界中に輸出しよう!)

 暑気払い&雨乞いを兼ねてのプチ《グミ》まつり、
 八大龍王さまに祈願しつつ、
 パクッとひとくち!
 どうぞ天候をつかさどる龍王さま、
 炎暑をお鎮め下さいませ~!

「ぱくぱくッ! おねがいたてまつるゥ~!」
「がるがるがるっ!」(←訳:なにとぞなにとぞっ!)

 龍王さまが願いを聞き届けてくださるまで、
 皆さま、体調には充分注意してくださいね!
  
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お金持ちのための?美術お買い物ガイド!

2010-08-24 23:31:02 | ブックス
「びじゅつひんがァ、ほしいィなァ~♪」
「ぐるるーがるる!」(←訳:予算はた~っぷり!)

 という活字マニアの皆さま、
 お待たせいたしました!
 アートは好きだけれど買うんなら美術品よりも本かな~?派のネーさです。
 こんにちは。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるる!」(←訳:虎です!)

 では、私ネーさと違って、アート買うぞ~派の方々、
 こちらを、どうぞ~!


 
              ―― 見た、訊いた、買った 古美術 ――


 
 著者は小山登美夫さん、’10年6月に発行されました。
 古美術……なんだか敷居が高そうな言葉ですが、
 著者・小山さんは、なんと美術ギャラリーのオーナーさん!

「わほッ!
 せんもんかッ、でスねッ!」
「ぐるるがるるー!」(←訳:じゃあ古美術にも詳しいんだー!)

 もちろん、小山さん、アートの専門家さんです。
 ただし、現代アートの。

「げんだいィ???」
「がるるっる?」(←訳:ってことは?)

 今や世界中で大人気の現代アートの旗手、
 奈良美知さん、村上隆さんをはじめとする
 アーティストのプロデュースを手掛けたことで知られる
 小山登美夫ギャラリーのオーナー・小山さん。
 その小山さんが、雑誌の企画で
 古美術の購入を実践することになりました。
 え? 購入資金の出所ですか?
 んまあ、決まっているじゃありませんか。
 小山さんのポケットマネーですよ。

「わおゥ!おかねもちィ!」
「ぐるる!」(←訳:リッチだ!)

 というのは半分冗談でして、
 でも半分はホントです。
 
 身銭を切って美術品を買おう!
 あんまり高いものには手が出ませんけれど、
 安物買いに走ることはせず、
 投資のためでもなく、
 気に入ったものだけを探して、買ってみようじゃないか!

 古美術を、
 《観る》については長年やってきた小山さん、
 数年前から《買う》にも染まりはじめました。
 
 仏教版画、
 古写経、
 中国の古陶、
 琉球紅型の古布……
 どれも、現代アートの分野ではない御品ばかり、ですね。

「おかどォちがいィ、でスかッ」
「ぐるがる~…」(←訳:難しそう~…)

 いざ《買う》となると、
 知っているようで知らないことがいっぱい?
 欲しい物の探し方は?
 相場は?
 手に入りやすいものとか入りにくいものとか、
 お買い物の基礎知識は
 ややこしくもあり、
 当たって砕けろ!のようでもあり……。

「くだけちゃでめでスゥ~!」
「がるがるぐる!」(←訳:お買い物は健全に!)

 多彩な分野のアート売買のプロさんによる
 今までなかった?タイプの
 ユニークなお買い物ガイドは、
 つまりアート研究書の変種とも言えましょうか。
 アート取り引きの裏側、
 お買い物のコツ、
 信頼できるギャラリーさんの御紹介まで
 掲載されています。

「あすにもォ、かえちゃうゥ、びじゅつひんッ!」
「ぐるるぐるー!」(←訳:お財布の準備をー!)

 視点大転換の美術ガイド、
 アートコレクターさんもそうでない御方も、
 ニヤリ!くすっ!としつつ、
 楽しい紙上アートハンティングを! 
  
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笑いとエンタがお江戸で両立~♪

2010-08-23 23:14:58 | ブックス
 お腹の底から、ずずぃっと力を込めて……
 残暑お見舞い申し上げます!
 こんにちは、もう暑いの飽きちゃったネーさです。ふー。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるー!ぐるがるるっ」(←訳:虎ですー!僕たちからもっ)
「ざんしょッおみまいィもうしあげェまスゥ~♪」

 灼熱の日の読書タイムには、
 はいっ、明朗快活♪右往左往♪勧善懲悪♪な
 エンタストーリーを、どうぞ~!


 
                 ―― 天狗小僧 ――



 著者は幡大介さん、’10年4月に発行されました。
 副題に『大富豪同心』とありますように、
 第一作『八巻卯之吉 放蕩記 大富豪同心』に次ぐ
 『大富豪同心』シリーズの第二作です。

「あはッ♪
 へんてこォどうしんのォ、うのきちさんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:異色の同心さんだよね!)

 色男、金と力はなかりけり――
 いえいえ、南町奉行所の見習い同心さん、
 八巻卯之吉(やまき・うのきち)さんは、
 優男ですが、
 腕力なんぞもありませんが、
 財力ならばお任せ下さい!
 何故というに、
 卯之吉さん、生まれはお武家さんではなくて、
 ちゃきちゃきの江戸の町っ子ちゃん――町人さんです。
 そう、江戸っ子にはよ~く知られた、
 お江戸随一の札差『三国屋』の若旦那といやぁ、
 卯之吉さんのことよっ!てな具合なんですね。

「いよッ! あそびにんッ!」
「がるがるっ!」(←訳:ドラ息子っ!)

 『三国屋』の主である祖父の策により、
 はからずも奉行所の同心さんになっちゃった卯之吉さん、
 今日も今日とて、
 盗賊追跡に忙しい同僚さんたちの輪から外れ、
 お茶など啜っておりますと……
 あらら、上役さんから任務を命じられてしまいました。

  町を騒がしてる天狗小僧ってぇ奴を何とかしろ!

 いまお江戸の町は、
 高尾山の天狗さまによって神隠しに遭ったという
 油問屋『白滝屋』の一人息子・七之助の噂で
 もちきりなのでございますよ。

「ふァ~?
 てんぐさまがァ、かみかくしィ??」
「がるぐるるー?」(←訳:聞いたことないよー?)

 八王子っ子の私たちにも
 初耳なんですけれど……ホントかしら?
 天狗さまが神隠しなんて~??

 本当なのか、嘘なのか――
 嘘であるとしたら、どうしてまたそんな虚言を?
 
 卯之吉さん、
 悠然と探索に乗り出します。
 別に手柄を立てたいわけじゃあないけどさ、
 気になるじゃあないか、と。

「うそをォついたらァ、てんぐさまがァ、おこりまスよゥ!」
「がるるーぐるがる!」(←訳:天罰が下っちゃうからね!)

 トンチンカンであるような、
 意外にしぶといような、
 規格外同心の卯之吉さん。
 事件を解決……できるんでしょうか?

「あまりィ、きたいィしないでおこうッ!」
「……ぐるる~がるる?」(←訳:……でも~もしかしたら?)

 猛暑の憂さも笑い飛ばす、
 卯之吉さんの快進撃、いえ、怪進撃!!
 ひと味違う江戸エンタをお探しの活字マニアさんに
 おすすめのシリーズです。
 ぜひ~!
 
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本日の、一菜?

2010-08-22 23:03:26 | ブックス
 ♪タララッタ・タッタッタ・タララッタッタ~♪(←BGMは料理番組風に)

 皆さま、こんにちは、
 生姜大好き!いわゆるジンジャラー(ただし超初級)のネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はちみつゥ、だいすきィ!」
「がるる!がるるるるぐる…」(←訳:虎です!僕は何がいいかなあ…)

 蜂蜜が好きな御方も
 好き嫌いなんて皆無さ!という御方も、
 さあ、今日はみんなでジンジャラー!
 こちらのメニューを、おっと失礼、こちらの一冊を、どうぞ~!


 
                 ―― 生姜力 ――



 著者は石原結實さん、’09年6月に発行されました。
 『病気が治る!ヤセる!きれいになる!』と副題が付されていますが、
 真のジンジャラーたるもの、
 欲張り過ぎてはいけません。
 生姜ひとかけらがあれば、それで充分!

「ふァいッ!
 こうちゃにィ、いれてェ、しょうがこうちゃッ!」
「がるぐるがるーる?」(←訳:シンプルに生姜湯はどう?)
「しょうがいりィにほんしゅッ!」
「ぐるがるぐるるる!」(←訳:生姜酢ハチミツドリンク!)
「それッ! おいしそゥ!!」

 この御本には、
 生姜の持つ様々な効能についての解説、
 冷え性改善のためのヒントなどが著述されています。
 また、後半部分では、
 生姜を使ったドリンクの作り方も掲載されていて、
 長初級ジンジャラーにとっては
 とても嬉しいレシピブックでもあります。

 いちばん簡単なのは、
 すりおろした生姜の絞り汁を紅茶に加えた『生姜紅茶』でしょうか。
 応用がききそうな『生姜のハチミツ漬け』、
 『生姜ジャム』、
 変わったメニューとしては
 『生姜湿布』や、
 『生姜風呂』なんてのもありますよ♪

「……テディちゃ、しょうがはちみつゥがァ、よいのでス!」
「がるるるぐる!」(←訳:僕ジャムにする!)

 初心者にも分かり易い生姜の参考書やレシピブックは……と
 あれこれ読み比べてみた結果、
 この御本が最終ステージに残りました!
 初級ジンジャラーさん、
 中級や上級ジンジャラーさんにも、
 おすすめの生姜ガイドです。
 
「しょうがでェ、にくきゅうもォ、ぴかぴかッ♪」
「がるがるーる♪」(←訳:生姜で美人にー♪)
 
 では、用法・用量を守って、
 生姜効果を御実感くださ~い!
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