ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

あなたはどんな子どもでしたか?

2008年01月27日 | こころの子育て
「あなたはどんな子どもでしたか?」

幼稚園の講演前、生後三ヶ月の赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。
いい匂い。でも、しばらく抱いてると5キロって、結構重たい。
重さは同じでもお米とはやっぱり違う。
「今のうち、トイレ行っていいですか?」
「どうぞ。」
ちっちゃい子のいるお母さんは、大変ですね。
トイレに行くのも大変なこと、思い出しました。

講演の帰り、お手洗いの前を通りかかると、パンツを脱いでうろうろする女の子に
赤ちゃんを抱いたお母さんが困り顔。
「赤ちゃん預かりましょうか?」
赤ちゃんを私に預け、二歳くらいの女の子とトイレに入って出てきたお母さん。
「助かりました。トイレのドアの色、黄色、みどり、青と色とりどりでしょう。
この子、オレンジが良いって言うんですが、そこは誰かが入っているらしくて。
私が他の所に入りなさいって言うんですけど、聞かなくて。」
でも、お母さんが一緒なら、ピンクでも良かったそうな、お疲れ様でした。

「オレンジがいい。」

自己主張が始まる二歳くらいは、お母さんも大変です。
特に、下の子がいると「どれでもいいでしょ!!!」と怒鳴りたくなります。

私は、子どもの頃「自分はこれがいい」と自己主張できませんでした。
なぜなら、お母さんが、働いていて大変そうだったからです。
大人になっても、レストランで他の人と違うメニューを頼むのが苦手で
「私もそれにする。」と言ってしまってました。

本当は、「自分が欲しい」と思ったものでないのに…。

大人に遠慮気兼ねなく「これがいい」って言えること、大事です。
そんな子どもに育てているお母さん、えらいなあ。

この女の子、お母さんがいつも赤ちゃんを抱っこしてるから、ダダこねてたところもあるのかなあ?
コメント
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