母が亡くなって
親戚一同で
火葬場に行った帰り
バスの中で
「お母さん、けいこ、けいこ~って
ほんとによく抱っこしよったよ。」
私が小さい時、うちの隣りに住んでた
大好き叔母さんから言われた。
自分の赤ちゃんの時を覚えてない私は
母の姿を想像して
嬉しくなった。
母が亡くなってからよく考える。
不満ばかりぶつけてしまった母に
どれくらいの事をして貰ったのだろう…。
抱っこしてくれた
授乳してくれた
オムツ替えてくれた
歯磨きしてくれた
髪をといてくれた
着替えさせてくれた
洗濯してくれた
(二そう式のクルクル回す手動脱水機が懐かしい)
お風呂に入れてくれた
寝る前に日本やイソップの昔話や
素話、お母さんの話を聞かせてくれた
自分は遊ぶ事もせず
毎日、食事を作ってくれた
一緒にトランプして遊んでくれた
お花のお稽古によく連れていってくれた
頭を撫でてくれた
手を引いて歩いてくれた
出勤前に保育園への送迎をしてくれた
入学の時、ランドセルを買いに行ってくれた
お弁当作ってくれた
繕いもの、ゼッケンつけしてくれた
家庭科のスカート製作の手伝いしてくれた
夏休みの宿題も手伝ってくれた
家族のために30年以上仕事を続けてくれた
それから、コンサートやお芝居、
旅行にも良く連れて行ってくれた
そして、微笑みかけてくれた
成功したら、自分の事のようにどびっきり喜んでくれた
私が生まれた時、
父に「女の子生まれたよ」
って嬉しそうに笑ってくれた
してもらったことを
挙げていると
感謝と共に
愛された実感が私の中に広がり、
次第に自信が湧いてきた。
あなたが、親にしてもらったこと
書き出してみませんか?