ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

短所と長所

2012年09月23日 | メッセージ
「どうせ、あなたが、やったんでしょ!」
子どもが傷ついた言葉として、
出てくることが、時々、あります。



親や学校の先生が、何故、子どもを
レッテルを貼った見方をしてしまうのでしょうか?
悪い事をする子は、成績の悪い子、生活態度の悪い子だと。

後光効果も原因の一つに考えられます。

後光効果とは、ハロー効果(halo effect)のことで、心理的効果の一つです。
ある対象を評価をする時に
好ましい、もしくは好ましくないという、
顕著な特徴に引きずられて、
他の特徴についての評価が歪められる現象のことです。

一般的にポジティブな方向への歪みを指すことが多いのですが、
ネガティブな方向へのハロー効果もあります。
ハローとは、「後光が差す」と言う時の後光、聖像の光背や光輪のことで、光背効果とも呼ばれます。

例えば、有名大学を卒業していたり、
スポーツが出来たり、
字が上手だったりする場合、
その人が学力や体力や字の上手さにおいてだけでなく、
営業が出来るとか、
人格的にも優れていると思い込んでしまうケースが挙げられます。
実際は、学力、運動能力、字のうまさと営業の能力や人格的に優れているかどうかは、
互いに関係のない事柄です。

サイコロの裏目と表目のようなもの。

また、有名人やタレントを起用しているCMや広告が、
その商品やサービスを実際に使ったりしたことがないにもかかわらず、
良いイメージを与えたりします。

それによって、その商品を好んだり、購入したりするわけです。

一方、CMに起用されたタレントが不祥事を起こしたりすると、
商品自体に何の不満も覚えていなかったにもかかわらず、
何だか買わなかったりします。

レッテルを貼るのを止めて、
人には、長所、短所があることを意識しましょう。

両方が一人の人の中に混在しているので、
一面的な見方をしないことが大事です。
他人も自分も。

そうすることで、その相手や自分の真の良さを
見出すことが、出来るんだと思います。

私たちが、良い人と思っている人にも、短所があり、
悪い人と思ってる人にも、長所があるのです。
コメント
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