ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

いじめ

2012年11月22日 | カウンセリング
いじめ:半年で14万件 昨年度の倍 文科省全国調査です。



グラフは、中学校におけるいじめの態様。

文部科学省は22日、
全国の小中高校などで、
今年4月から約半年間に認知したいじめが
14万4054件に達したと発表しました。
このうち、鹿児島県で、約3万件。
この数を多いとみるか、
福岡県の約500件を少ないと見るか。
どう思いますか?

昨年度1年間の7万231件の2倍で、
過去最高だった1985年度の15万5066件に半年で迫る数字。
子どもの生命や安全が脅かされる可能性のある「重大ないじめ」は
278件だった。
都道府県で件数に大きな開きがあり、 いじめの捉え方など実態把握の方法に課題が残る調査になった。
同省は「重大ないじめ」は把握次第、報告することをルール化する。
大津市立中2年の男子生徒(当時13歳)の自殺問題を受け、
8~9月に全国の国公私立の小中高校と特別支援学校に緊急調査した。
認知件数は小学校8万8132件(11年度3万3124件)
▽中学校4万2751件(同3万749件)
▽高校1万2574件(同6020件)
▽特別支援学校597件(同338件)。
全体の8割にあたる計11万3701件が既に解決したとされる。

急増について、同省児童生徒課の担当者は
「教員の意識が高まり、仲たがいやけんかの後の意地悪もいじめと捉えたり、
学校が生徒アンケートを無記名式にするなど、
いじめを見つける工夫をしたため」
と分析している。

国公立の小中高と特別支援学校3万5968校を対象に、
初めて「重大ないじめ」の報告を求めたところ、
小学校62件
▽中学校170件
▽高校41件
▽特別支援学校5件があり、
同省は全件の状況を確認。

暴力を受け自殺をほのめかした小学生男子
▽繰り返し暴言を受け手首を切った中学生--などで、
約4割が傷害など警察に通報すべき事案だったという。
文科省は「子どもに与える影響が大きい」として
都道府県ごとの件数を出していないが、
最多県で約30件、
14県はゼロとばらつきがある。
278件の大半が対応が済んでいるとしている。

都道府県別では、
鹿児島県が3万877件で
昨年度の395件から半年で
約78倍に激増。

1000人当たりの件数は、
最少が福岡県の1件で、
最多は鹿児島県の159.5件と大きな開きがある。

◇いじめ緊急調査の1000人あたり件数の多い府県と少ない県
都道府県 1000人あたり件数    総数 増加率(倍)
<1>鹿児島  159.5  30,877  78.2
<2>奈 良  43.0    6,781  23.6
<3>宮 城  37.6    9,579   5.6
<4>京 都  31.0    8,748  18.9
<5>山 梨  25.5    2,547   4.3
<6>千 葉  24.2   15,793   2.1
<7>熊 本  17.8    3,649   0.5
<42>埼 玉   1.7   1,330   0.9
<43>福 島   1.5     324   1.9
<43>滋 賀   1.5     260   1.1
<43>香 川   1.5     168   0.5
<46>佐 賀   1.3     132   1.9
<47>福 岡   1.0     540   0.8
   (平均)  10.4           2.1
※増加率は11年度(1年間)との比較

いじめは、認知して、初めて対処できます。
認知しないと、対処できない。

オススメの本です。
「大勢でやってたのよ。ひとりではとめられなかった。 わたしのせいじゃないわ」
淡々と繰り返される
「わたしのせいじゃないわ」から、深い思索の海へ誘う、薄いけど内容の濃い絵本。



わたしのせいじゃない―せきにんについて

レイフ クリスチャンソン, ディック ステンベリ

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