いじめ:半年で14万件 昨年度の倍 文科省全国調査です。
グラフは、中学校におけるいじめの態様。
文部科学省は22日、
全国の小中高校などで、
今年4月から約半年間に認知したいじめが
14万4054件に達したと発表しました。
このうち、鹿児島県で、約3万件。
この数を多いとみるか、
福岡県の約500件を少ないと見るか。
どう思いますか?
昨年度1年間の7万231件の2倍で、
過去最高だった1985年度の15万5066件に半年で迫る数字。
子どもの生命や安全が脅かされる可能性のある「重大ないじめ」は
278件だった。
都道府県で件数に大きな開きがあり、 いじめの捉え方など実態把握の方法に課題が残る調査になった。
同省は「重大ないじめ」は把握次第、報告することをルール化する。
大津市立中2年の男子生徒(当時13歳)の自殺問題を受け、
8~9月に全国の国公私立の小中高校と特別支援学校に緊急調査した。
認知件数は小学校8万8132件(11年度3万3124件)
▽中学校4万2751件(同3万749件)
▽高校1万2574件(同6020件)
▽特別支援学校597件(同338件)。
全体の8割にあたる計11万3701件が既に解決したとされる。
急増について、同省児童生徒課の担当者は
「教員の意識が高まり、仲たがいやけんかの後の意地悪もいじめと捉えたり、
学校が生徒アンケートを無記名式にするなど、
いじめを見つける工夫をしたため」
と分析している。
国公立の小中高と特別支援学校3万5968校を対象に、
初めて「重大ないじめ」の報告を求めたところ、
小学校62件
▽中学校170件
▽高校41件
▽特別支援学校5件があり、
同省は全件の状況を確認。
暴力を受け自殺をほのめかした小学生男子
▽繰り返し暴言を受け手首を切った中学生--などで、
約4割が傷害など警察に通報すべき事案だったという。
文科省は「子どもに与える影響が大きい」として
都道府県ごとの件数を出していないが、
最多県で約30件、
14県はゼロとばらつきがある。
278件の大半が対応が済んでいるとしている。
都道府県別では、
鹿児島県が3万877件で
昨年度の395件から半年で
約78倍に激増。
1000人当たりの件数は、
最少が福岡県の1件で、
最多は鹿児島県の159.5件と大きな開きがある。
◇いじめ緊急調査の1000人あたり件数の多い府県と少ない県
都道府県 1000人あたり件数 総数 増加率(倍)
<1>鹿児島 159.5 30,877 78.2
<2>奈 良 43.0 6,781 23.6
<3>宮 城 37.6 9,579 5.6
<4>京 都 31.0 8,748 18.9
<5>山 梨 25.5 2,547 4.3
<6>千 葉 24.2 15,793 2.1
<7>熊 本 17.8 3,649 0.5
<42>埼 玉 1.7 1,330 0.9
<43>福 島 1.5 324 1.9
<43>滋 賀 1.5 260 1.1
<43>香 川 1.5 168 0.5
<46>佐 賀 1.3 132 1.9
<47>福 岡 1.0 540 0.8
(平均) 10.4 2.1
※増加率は11年度(1年間)との比較
いじめは、認知して、初めて対処できます。
認知しないと、対処できない。
オススメの本です。
「大勢でやってたのよ。ひとりではとめられなかった。 わたしのせいじゃないわ」
淡々と繰り返される
「わたしのせいじゃないわ」から、深い思索の海へ誘う、薄いけど内容の濃い絵本。
わたしのせいじゃない―せきにんについて
レイフ クリスチャンソン, ディック ステンベリ
グラフは、中学校におけるいじめの態様。
文部科学省は22日、
全国の小中高校などで、
今年4月から約半年間に認知したいじめが
14万4054件に達したと発表しました。
このうち、鹿児島県で、約3万件。
この数を多いとみるか、
福岡県の約500件を少ないと見るか。
どう思いますか?
昨年度1年間の7万231件の2倍で、
過去最高だった1985年度の15万5066件に半年で迫る数字。
子どもの生命や安全が脅かされる可能性のある「重大ないじめ」は
278件だった。
都道府県で件数に大きな開きがあり、 いじめの捉え方など実態把握の方法に課題が残る調査になった。
同省は「重大ないじめ」は把握次第、報告することをルール化する。
大津市立中2年の男子生徒(当時13歳)の自殺問題を受け、
8~9月に全国の国公私立の小中高校と特別支援学校に緊急調査した。
認知件数は小学校8万8132件(11年度3万3124件)
▽中学校4万2751件(同3万749件)
▽高校1万2574件(同6020件)
▽特別支援学校597件(同338件)。
全体の8割にあたる計11万3701件が既に解決したとされる。
急増について、同省児童生徒課の担当者は
「教員の意識が高まり、仲たがいやけんかの後の意地悪もいじめと捉えたり、
学校が生徒アンケートを無記名式にするなど、
いじめを見つける工夫をしたため」
と分析している。
国公立の小中高と特別支援学校3万5968校を対象に、
初めて「重大ないじめ」の報告を求めたところ、
小学校62件
▽中学校170件
▽高校41件
▽特別支援学校5件があり、
同省は全件の状況を確認。
暴力を受け自殺をほのめかした小学生男子
▽繰り返し暴言を受け手首を切った中学生--などで、
約4割が傷害など警察に通報すべき事案だったという。
文科省は「子どもに与える影響が大きい」として
都道府県ごとの件数を出していないが、
最多県で約30件、
14県はゼロとばらつきがある。
278件の大半が対応が済んでいるとしている。
都道府県別では、
鹿児島県が3万877件で
昨年度の395件から半年で
約78倍に激増。
1000人当たりの件数は、
最少が福岡県の1件で、
最多は鹿児島県の159.5件と大きな開きがある。
◇いじめ緊急調査の1000人あたり件数の多い府県と少ない県
都道府県 1000人あたり件数 総数 増加率(倍)
<1>鹿児島 159.5 30,877 78.2
<2>奈 良 43.0 6,781 23.6
<3>宮 城 37.6 9,579 5.6
<4>京 都 31.0 8,748 18.9
<5>山 梨 25.5 2,547 4.3
<6>千 葉 24.2 15,793 2.1
<7>熊 本 17.8 3,649 0.5
<42>埼 玉 1.7 1,330 0.9
<43>福 島 1.5 324 1.9
<43>滋 賀 1.5 260 1.1
<43>香 川 1.5 168 0.5
<46>佐 賀 1.3 132 1.9
<47>福 岡 1.0 540 0.8
(平均) 10.4 2.1
※増加率は11年度(1年間)との比較
いじめは、認知して、初めて対処できます。
認知しないと、対処できない。
オススメの本です。
「大勢でやってたのよ。ひとりではとめられなかった。 わたしのせいじゃないわ」
淡々と繰り返される
「わたしのせいじゃないわ」から、深い思索の海へ誘う、薄いけど内容の濃い絵本。
わたしのせいじゃない―せきにんについて
レイフ クリスチャンソン, ディック ステンベリ