ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

ヘリコプターペアレント

2013年03月10日 | こころの子育て
「ヘリコプター・ペアレント」って
聞いたことありますか?

子離れできない過保護な親をアメリカでは、
「ヘリコプター・ペアレント」と呼ぶ。

最近、日本でも、モンスターペアレントよりもすごい親たちのことを
ヘリコプターペアレントと呼ぶらしいです。

「ヘリコプター・ペアレント」と呼ばれる過保護な親たちが、
アメリカで社会問題化しているという記事が、2年ほど前に出ています。

過保護は、日本の特権かと思っていたので、驚き!

この呼び名の由来は、
もう大人にならなければいけない年頃の大学生の子どもに、
頭上を旋回するヘリコプターのように寄り添い、
トラブルが起きたら“介入”してくる親を表現しているそう。

日本のお母さんに聞いた話では、
ヘリコプターのようにいつでも、どこにでも、
すぐに飛んで来る所から…らしい。

モンスターペアレントを超える
「ヘリコプター・ペアレント」。

専門家は「大学生が自分で考え、決断する力が衰えるなど、
悪影響が出ている」と言う。

「ヘリコプター・ペアレント」という言葉を初めて使ったのは、
1990年アメリカのフォスター・クライン医師。
教育書「愛情とロジックのペアレンティング-子供に責任を教える」の中に書いてあるそう。

教育問題に詳しい大阪大学大学院の小野田正利教授は、
アメリカでは、子どもの大学の講義の内容に抗議させる親のケースなど、
さまざまな問題行動が報告されているそうです。

日本では、ヘリコプター・ペアレントという視点で行われた
統計や調査は見あたりませんが、
日本の大学でも

講義を休んだ子どもに代わって、
大学生のふりをして
補講を行うようファクスで依頼する親や
大学の選択科目を子どもに代わって
問い合わせる母親も居るらしい。

私たち、親もこうならないように
自覚しておこう。
コメント (2)
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