ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

違いに架ける橋

2013年05月29日 | カウンセリング
39人乗りのプロペラ機、
ボンバルディアに乗って五島列島の下五島福江島に来ました。

プロペラの向こうに広がる雲海
、読んで字のごとく、まるで海のよう。

福岡空港から福江空港までわずか40分。
小さい飛行機だけど、今日は、揺れることなく遊覧飛行の気分。



お昼ご飯は、「心誠」のお刺身定食1.000円。食後のコーヒー付き。
キビナゴを始めとして、お魚が新鮮でコリコリ!
五島市福江町10-5 1F
TEL:0959-74-3552


さて、こう本に書いてありました。

「誰かが自分とは全く違った別の仕方で生き、
別なふうに感じていることを喜ぶことが愛というものだろう。
愛は二人の違いに架ける目に見えない橋だからだ。
そしてまた、自分の中にある正反対のものに架ける橋は自愛だ。
これが、「人を愛すること」だ。」

ニーチェ「人間的、あまりに人間的」より

1878年 ニーチェ 若干34歳の時の作品からの引用。

佐世保での講演会にカップルで来てくれた結婚間近い二人に

「違うから良い。
でも、違うから、理解し合うことが困難。
でも、違うから補い合える。」

と話しました。矛盾してるようですが、
そう、ニーチェが言ったような違いに架ける橋を架けようとか、洒落たことが言いたかったのです。
伝わってれば良いな。

どうして違いに惹かれあって恋愛した二人が、
長くお付き合いするのが難しいのかというと、
私たちは、相手に
自分の感じ方、考え方、反応パターンを押し付けて考えるから。

「どうして、夫は、大丈夫?と優しい言葉をかけてくれないの?」

「なんで、この人は、もっと気を使わないの?」
というように。

こうした相手への不満は、
自分のバターんを押し付けて考えてしまっているために
相手の良さは見ないようにする目隠しになってしまいます。
相手なりの愛情すら、感じれないフィルターになってしまうこともあり、
お別れに至るケースもあります。

また、過剰に反応している場合は、
案外自分の問題であることが多いもの。

先ほどの例でいうと、
この妻は、人に過剰に気をつかっているという問題があり、
それを夫にも求めている事になるのです。

人格適応論に見る人格タイプの見方も、
やはりどのタイプもOKというのが大前提にあり、
誤解をなくし、理解し合い、
仲良くして行くために使います。


コメント (2)
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