ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

明るく元気で友だちが多い方が良い??

2014年03月29日 | こころの子育て

明るく元気で楽しく友だちが多い方が良いのでしょうか?

この所、毎週の様に、
子どものタイプに合わせた
コミュニケーション講座をしています。

明るく元気で楽しく友だちが多い方が良い。

私たちは、いつそう思うようになったのでしょうか?

これは、一つの価値観です。

人格適応論研修をしていて、
こうした価値観を押し付けることで傷つき、自尊感情が低くなってしまっている方が多いと分かります。

私たちには、生まれつきのキャラと育った環境に適応したキャラが6つあると言われています。

生まれつきのキャラと育った環境に適応したキャラを上手く使って
私たちは生きています。

小さい頃、大人しかった私は、明るく元気で楽しく友だちが沢山いる方が良いと思い
自分を否定してきました。

だから、小学校高学年くらいから、
だんだん明るく元気なキャラを多く使うようになったようです。

もちろん、学校や世の中の
「明るく元気で友だちが沢山いた方が良い」
という価値観、
環境に適応するためです。


学校の教室に掲げらる「明るく元気に」という標語は、
生まれつき「大人しく穏やか」な人を否定することになるのです。

逆を想像してください。
明るいキャラの人たちが「大人しく穏やかに友だちは少なく」
と教室に標語を掲げららたと。
おしゃべりが好きで、つい騒いでしまう子どもは、
毎日、この標語を見る度に自分を否定しまうでしょう。

「明るく元気」でも「大人しく穏やか」でも
本が好きでも、嫌いでも。
繰り返し書いて漢字を書くのが好きでも嫌いでも。
自己主張できても、できなくても。
騒がしくても、大人しくても。
愛想が良くても、悪くても。
群れていても一人でも。

どんな個性もそれぞれ違って、それで良いと教えて、
ありのままの自分を受け容れられるように育てましょう。

「みんな違ってみんな良い」




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