ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

愛する人が苦痛をもたらす

2014年04月02日 | 愛する
傷ついても生きていける

そう、私たちは、傷ついて生きてきました。

例えば、無関心。

無関心は、傷つきます。

でも、その相手によって、傷つき方が全然違います。

相手が隣のクラスの人なら、無関心もさして傷つかないかもしれません。

同じクラスの仲のいい友だちの無関心なら、かなり傷つくでしょう。

親の無関心なら、相当傷つきます。

パートナーの無関心も。

なぜなら、愛する人だからです。

あなたに苦痛をもたらすのは、愛する人なのです。

愛する人だから、苦痛を感じるのです。

子どもは、親の関心、愛情、承認を求めています。

パートナーも、関心、愛情、承認を求めています。

子どもの時代に関心、愛情、承認が、足りないと、
その後の人生においても
過剰に人の関心を引こうと、相手にすごく気を遣うことがあります。

相手への思いやりから親切にしているのではなく、
この場合、自分の不安から相手に気に入られようとして気を遣っているのです。

そうしたかと思えば、
突然、拒絶して攻撃的になり
好きだったハズの相手を振り回したりします。

また、相手をコントロールして、人間関係をメリットがあるかないかで見たり、

心理ゲームをしかけて
やっぱり自分は、一人ぼっちだという思い込みを証明するかのように
ついに、嫌われてしまったりします。

愛情をもらえないから、愛情なんてないと思いたい。

愛情を心地いいとは、感じられない。

そう、子ども時代に思って、自分を守ったのです。

愛する人に愛情をもらえないのは、苦痛。

大人になっても、続けていたその防衛、決断に気づき、
カウンセラーに寄り添ってもらいながら、その苦痛を受け入れる。

これは、自分の感じ方を人のせいにするのではなく、自律していくということ。

現実を自分の思い込みで歪ませるのでなく、
過去の決断から自由になり、
自由に反応出来るようになる。

愛情を感じない選択から自由になることが出来る。

傷つくことを避けるより
これからは、傷ついても、愛情をもらえる人に愛情を求めることを再決断する。
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