ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

子育てに彩りを

2014年11月19日 | こころの子育て
《子育てに彩りを 》

昨日は、福岡市立箱崎中学校にお邪魔しました。
4年ぶりにお邪魔しました。何度も呼んでいただき、恐縮します。

さて、子育て講演会、夜に開かれても、来られるのはお母さんがほとんど。

おとうさんが忙しく、《母子カプセル》になりがちな子育て。

子育てって、昔は地域社会で育てていた。歴史を紐解いて見ても、明治の終わりまでは共同体があり、
地域の若者、お年寄りが叱ったり、
お祭りで一緒に騒いだり、
縦社会で、自分なりのポジションを学んだり、
社会性を身につけたり、
躾の役割も果たした。


子育てって、支援が必要❗️
お母さんだけでは、躾もできない。

なのに…。

お母さんが専業主婦で仕事を持たず、いいお母さんしなきゃと頑張り過ぎると、
仕事をしているお母さんより育児不安が大きい。

子どもの評価がお母さんの評価になりがち。

子育ては、私的なものと思いがちです。

明治以前には当たり前だった地域、社会が子育てを担い、子どもを自律させ、社会に貢献する人を育てましょう。


子どもは、社会からの預かりもので、
社会に戻すのだと言うふうに考えると、
たくさんの人に頼ったら良いのです。

親や親戚が遠くに住んでいるなら、
近所のおばさん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、町内会の人、長老…。

「夫の母には子どもを頼みたくないんです。
母の色がつくから。」

なるほど。
自分の色だけにする方が、子どものため、正解だと思いがち。

でも、違う。

子どもには、沢山の人が関わり、沢山の人の影響を受け、色んな色を付けてあげて、
彩り豊かなバランスの良い人間に育てるのが一番!

日本交流分析協会の元理事長、杉田峰康先生は、勉強会で
人生で一番大切なのは、自分を理解することだとお話しされました。

自分の中の患者に気づき、治すことだと。

怒りんぼ。
落ち込み屋さん。
心配性。
など…。

親が自分の中の患者に気づくのは、つらい。

それでも、
それに向き合っていくことが
楽しい子育ての1番の近道になるのだと思っています。

コメント
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