ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

心と身体と社会(家族を含む)は、どれも大事で、密接に関連している

2018年08月14日 | カウンセリング
【心と身体と社会(家族を含む)は、どれも大事で、密接に関連している】

お盆と言えば、幼い頃、父方の実家に行くと
おばちゃんが、精霊まんじゅうを蒸して食べさせてくれました。

米の粉、上新粉をぬるま湯で耳たぶくらいの柔らかさにして、丸めてあんこを包み、何かの葉っぱを敷いて蒸します。

私のいとこは30人くらい居て、盆や正月は、途切れなく多くの家族と交流しました。

さて、心理カウンセラーにとって、大切な考え方に、生物心理社会モデルの視点とウェルビーイングがあります。

生物心理社会モデル(biopsychosocial model)の視点とは、

効果的な介入を行うために、個人の発達や身体的・精神的健康に影響する要因を
「生物」「心理」「社会」という3つの側面からみるものです。

ウェルビーイング(well-being)とは、
身体的・精神的・社会的に良好な状態ということをさし、介入することによりウェルビーイングを高めることをめざします。

実は、約2000年前のインド医学でも既に同じようなことが言われていました。

インド医学であるアーユルヴェーダは、
心、体、行動や環境も含めた全体としての調和が、健康にとって重要と見ます。

このような心身のバランス・調和を重視する考え方を、全体観(英: holism)の医学と言います。

古代ギリシャの医師ヒポクラテスに始まったと言われるそうです。

病気になってからそれを治すことより、
病気になりにくい心身を作ることを重んじています。

病気を予防し健康を維持する「予防医学」の考え方に立っていて、
心身のより良いバランスを保つことで、健康が維持されると考えました。

1〜2世紀に編纂されたとされるアーユルヴェーダの医学書『チャラカ・サンヒター』には、
心理性の病気の治療について以下の内容が書かれています。

心理性の病気の治療は、法(ダルマ)・財(アルタ)・愛(カーマ)に留意し、心の病気の治療の知識を持つ人に仕え、自己・場所・家族・時間・力・能力に関する認識を深めることであるとされました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【百尺竿頭に一歩を進む】今いるところからもう一歩

2018年08月14日 | こころの子育て

毎日暑いですね。

暑さにめげないように、健康寿命伸ばすために、
そして、心の安定のために

可能な限り、ヨガに毎日の様に通っています。

まず、最初の安座の姿勢で、背筋を伸ばす時に、

座骨をまっすぐに立てて、背骨を一本一本積み上げ

天にに向かって背中を伸ばし、頭頂を突き上げます。

そして、少し胸を張ったら、呼吸が深くなり

とても気持ちがいいです。

ヨガのポーズをとる時に、先生たちがこう励ましてくれます。

「もう少し手を伸ばして」

「もう少し背中を平にして」

「もう少し足を伸ばして」

そうやっていくうちに

一昨年よりは去年、去年より今年の方が

背筋が伸びるようになり、

筋肉もついて、体が柔らかくなっています。


禅の言葉を思い出します。

【百尺竿頭に一歩を進む】

百尺の竿(さお)の先に達しているが、なおその上に一歩を進もうとする。

すでに努力や工夫を尽くした上、さらに尽力すること、

また、十分に言を尽くして説いた上、さらに一歩進めて説くことのたとえ。

「伝灯録」より

試験勉強もそう。

運動もそう。

人生もそう。

今いるところから、もう一歩手を伸ばして、足を伸ばして

あきらめないで…

あと一歩、前へ進みましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする