ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

子育てママ応援!子どもが泣いたら怒る?抱っこする?親は子どもの安全基地

2020年05月19日 | こころの子育て
子育てママ応援!子どもが泣いたら怒る?抱っこする?親は子どもの安全基地

皆さんこんにちは。ひまわり先生こと、心理カウンセラーの米倉けいこです。

私たちは心理のお勉強を子育てに生かしてもらおうと、若いお母さん達と勉強会をしています。

緊急事態宣言が出てからは動画を使ったり、ZOOMでお勉強会をしています。

先日はあるお母さんがこんなふうにおっしゃいました。

『3歳の子どもが転んで「あいたー」って泣いた時に、私はつい怒ってしまいました。

今日のお勉強で「子どもが泣いたら抱っこして」って言われたんですけど

私は怒ってしまったのでつい自分を責めます。いけなかったんだなぁと思って。』

そんなふうにおっしゃっいました。

わかります、私もそうです。

ついつい怒ってしまった後に、あんな風にしなきゃよかったって反省します。

ですけど出来れば、この心理のお勉強というのは、自分を責めるために使って欲しくないんです。

もし、うまくいかなかったら「今度はこんなふうにしてみよう」と取り入れてもらいたいと思うんです。

完璧な親はいません。

失敗してしまうこともあります。

ただし、正しいことを学んでいって、

より良い子育て、親にとっても怒らなくて済む子育て

子どもさんにとっても心が安定するための子育て

をしていければと思っていますので

一緒に心理のお勉強をしていきましょう。


今日は「子どもが泣いたらどうしよう?」という話をします。

子どもさんが泣いた時に自分に余裕があったら優しくしてあげられるのに

急いでご飯を作っている時とか、
これから出かけるぞーという時に泣かれると
ついつい怒ってしまうことがあります。

いい子にしなさいとか、
あなたがこうしたから悪いんでしょうとか、
子どもを責めてしまうお母さんの気持ちはよくわかります。

だから、心に余裕がある時には
怒るんじゃなくて抱っこしてもらいたいんです。

お母さんがつい子どもを怒る理由はいろいろあります。

小さい頃、自分がいい子にして育った場合には、
いい子にしなきゃいけないって思って、自分が我慢してきたので、

子ども育ててる時に子どもが泣いてると
「あなたも我慢しなさい」と
自分が育てられたように言ってしまうということもあるんです。

ですから、怒るのを自分でなかなかコントロールできないこともあるんです。

余裕がある時には、怒るのではなく
抱っこしてみて欲しいんです。

実は、この「抱っこ」というのは2つ意味合いがあるんですね。

愛着という言葉を聞かれたことあるかも知れませんけれども

お母さんと目に見えないあったかい絆、

これには抱っこがとても大切だと言われています。

抱っこには2つ意味合いがあります。

①生きるための抱っこ

②心を安定させるための抱っこ

赤ちゃんが泣いた時に
お母さんが来てくれてあったかい抱っこしてくれる、守ってくれる

「いつでもお母さんが来てくれるんだー」というふうに思うと

赤ちゃんはお母さんを信頼できるわけです。

これが「基本的信頼感」となります。

お母さんは来てくれるんだって信頼する人になるわけですね。

そして、さっきの3歳のお子さんの話、

転んで泣いた時に「お母さん助けて」って。

そんな時にお母さんが来てくれたら、心が安定していくんです。

「基本的安心感」となっていきます。

自分が辛いとき、苦しい時には、

お母さんが味方になってくれるし、励ましてくれるんだ、

助けてくれるんだという安心感になるんです。

親が子どもを守ること、そして、子どもの気持ちや欲求に応えてあげることがとても大切なんです。

これらのことを「心の安全基地」といいます。

親が子どもの心の安全基地になってあげましょう。

心の安全基地という言葉、聞いたことある方も多いと思うんですけれども

今日はこの「そして親になる」という本から

心の安全基地についてご紹介したいと思います。

安全基地とは

その基地から子どもは外の世界に入ることができる
そして基地に戻ってくるときに子どもは次の確信を持って戻ってくることができる。

①基地にたどり着いたときには自分は歓迎される

ママとちょっと離れてママと会えなかった後に

「ママー」と行った時に笑顔で抱っこされたら

子どもは、自分が歓迎されると思いますよね。

②体と心に栄養を与えられる

皆さん方は、体の栄養を与えていると思うんですけど

さっきのお母さんが笑顔で迎えてくれるのも「心の栄養」になりますね。

それから、頭を撫でてくれるとか抱っこしてくれるとか

褒めてくれるとか受け容れてくれるような態度、

それが「心の栄養」になります。

③もし苦しんでいたら安らぎを与えられる

子ども:「苦しいよー」
お母さん:「誰だって我慢してるんだから」

っていうふうに言われると安らぎをもらえないんですね。

お母さん:「苦しいねー」っと抱っこしてもらえたら

苦しい気持ちは安らぎへと変わっていくんです。

④恐怖心があるなら安心感を与えられる

子どもが怖いことはいっぱいあります。

例えば犬にワンと吠えられた

それを笑われたら、それは安心感にはなっていかないですよね。

「オバケがいる」って夜起きてしまったと子どもに

「お化けなんかいない」って怒ったら子どもは安心感は得られません。

「怖いんだね」って言って抱っこしてあげたら
安心感が与えられます。

⑤役割としては本質的にあるべきところに居てくれる

子どもが「ただいまー」って帰ったら

そこにお母さんが居てくれるんだと思えれば子どもは安心です。

幼稚園や保育園や学校に行った時に帰ってきて、安心だと思えるわけなんです。

⑥励まし支援を求めたときにはすぐにそれに応答してくれる

さっきの3歳のお子さんが転んで「助けて」と励ましを求めてきている時には

それに親が応答してくれるというのが大切なんです。

⑦明らかに必要だという時にしか積極的に介入しない

明らかに必要だという時にしか介入しないというのは

例えば、子どもさんが1人で遊んでるとか、勉強してるとか、

今日は料理に挑戦してみるんだという時に

「あーそうじゃなくてこっちから順番に」というふうに色々と介入する

そういうふうにすると、子どもは安全じゃないんです。

自分の安全じゃなくなっていくということだから

過干渉もよくないってことなんですね。

親が安全基地であることが子どもにとって大事なこと。

親が子どもの心の安全基地になってあげませんか?

このような7つのポイント、確信を持てると

子どもたちは親が心の安全基地になり、気持ちが安定していくんです。

ですから、親が子どもさんの心の安全基地になってあげるために

子どもが泣いたら怒るんじゃなくて

無視するんじゃなくて

抱っこしてあげてください。

今回のYouTubeでは、「子どもが泣いたら、抱っこしてあげましょう」という話をしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする