ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

結(ゆい)の制度

2008年01月13日 | よもやまばなし
父から聴いた話です。

農家の多い田舎(長崎県諌早市)に育った父の小学校では、

家三軒くらいで結(ゆい)を結び、お互いの田植えを手伝っていました。(これを結(ゆい)の制度というらしい)

この地域の小学校では、農繁期は二週間くらい休みになっていたそうです。

父の家は農家でなかったけれど、おじさんの家とおじさんの

結、合わせて三軒の田植えを順番に手伝っていたそうです。

私:「自分の家でもないのにどうして手伝っていたの?」

父:「白いご飯やおはぎをたらふく食べられるし、褒めてもらえるから」

昔の小学生は働き者で、子どもにして働いた報酬(ギンシャリ)をゲットしていたんだ!

普段麦ご飯が多かったそうなので、手伝いたくもなりますよね。

「よう手伝うよか子ね」と大人たちに頭をなでられ、ご飯を頬張る少年は、

結コミュニティーの中でたくましく育ったんだなあ☆
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
★☆結コミュニティー☆★ (yorippe)
2008-01-13 23:57:09
た! たくましいー!



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褒めて育てる (mich.katz)
2008-01-15 08:00:59
そんな子育ての知恵が“結”には普通にあったのだと思いました。そう言う意味では、農作物も子どもも一緒ってことですかネ。
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