自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

帰り道4

2010年09月30日 17時56分41秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
70キロちょい走って、甲府に到着。
これで今回のイベントも終わっちまったなあ。
来年は、富士山にも登って、八ヶ岳にも出たいね。
もっぴー、トレーニングがんばって
イノッチに追いつくぞ!


てなわけで、無事に終了したグランフォンド。
会社に戻ると、打合せラッシュ。
今日も自転車旅の打合せでNHKへ。
(どういうわけか話が復活して、
 出演者次第で年末にオンエアの可能性が…
 また消えるかも知れない話です)

そして明日から、「街道」のカナダロケへ。
帰国は10月中旬です。

帰り道3

2010年09月30日 17時45分49秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
国道20号を甲府方面へ。
韮崎の手前で「新府城跡」の看板を見つけ、急遽左折。

左折したとたんに、凄まじいつづら折りの山道。
でも、何事も無いように登って行ける。
昨日もらった「自分は山に強いのだ」という自信が、
エネルギーをくれるみたいだ。
根拠のない自信って、人には笑われるけど、
大事なのかも知れない。


新府城跡で城の縄張りを見て回り、
季節外れの蚊にさされ、
ふたたび甲府方面へと走ります。

帰り道2

2010年09月30日 17時34分33秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
白州というところを通る。
蕎麦を食って帰ろうと、地元の人に聞いた「ワンマイル」という店に向かう。
外観はペンションのようで、
これはハズレの匂いがするぞと覚悟して中に入る。

予想に反して、蕎麦はかなり美味だった。
喫茶店をする奥様の後ろで、職人気質な顔をしたおじさんが、
蕎麦をゆでていた。
おいしかった旨を伝えると、固いおじさんの顔がほっこり崩れた。


美しい田園風景と、重なる山々。
田んぼに干された稲穂たち。
その間を縫って走ると、どういうわけか泣きたくなった。

寂しかったのか、仕事が行き詰まっているのか、
人に言わない以前に、自分でも整理つかない感情が出て来たみたいだ。

帰り道1

2010年09月30日 17時28分06秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
もっぴーは車で京都へ。
マサは昨日のうちに電車で帰った。
私は…どうしようか。

昨日135km走って、
もう自転車はしばらくいい! と思っていたのに、
霧の中をしばらく走っていると、
もっともっと走りたくなって来てしまう。

雨が降り出した。
それすら、気持ちよく感じる。
とりあえず南へ向かうことにしよう。

グランフォンド八ヶ岳19

2010年09月29日 16時38分19秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
先にゴールしたマサに出迎えられ、
もっぴーは七五三さんと逸平くんに電話をかける。
七五三さんは「ワシも来年から自転車に乗る!」と喜び、
(速攻でキヨエさんから「アカンアカン」と突っ込まれてたけど)
逸平くんは「兄貴と自転車旅に行ってもいい」と。

なんだか、ご家族みんなが嬉しそうだった。


ホテルに帰って、
どうも腹が冷えて後半調子が悪かったな~、
と言いながらジャージを脱ぐと、
冷え防止のために忍ばせてた新聞紙が、
ぐっしょり湿った状態で出て来た。
「腹が冷えた原因はこれか!」と喜ぶもっぴー。
まあ、喜んでもらえりゃ、腹を冷やした甲斐もありましたかね。。


そして次の日。
またの再会を約束して、もっぴーは京都まで車で。
私は……どこまで自転車で帰ろうかな?

グランフォンド八ヶ岳18 ゴール!

2010年09月29日 16時20分08秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
100キロ地点を過ぎた所で、
やっぱり来ましたよ「雨」。
「俺たちが走って雨が降らないことはねえなあ」と喜ぶ2人。

このときすでに午後3時。
あと1時間半で時間切れ。
今までのように平均6キロとかで走っていたら、
ゴールできないことになります。

もう、エイドステーションで休んでる時間はありません。
もっぴーも、一度足を止めれば二度と回らなくなりそうだからと、
休憩なしでゴールに向かいます。


なんとか最後の勾配10%の激坂に突入したところで、
1位のままゴールしたイノッチのチームカーとすれ違う。
チーム全員が「がんばれ~!」「あと少し!」と応援して、手を振ってくれた。
これに押されるように、なんとか制限時間内にゴール!

もちろん、ゴールは乾杯しながらね。

グランフォンド八ヶ岳17 黄色い声。。

2010年09月29日 16時11分10秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
記念写真を撮った。
自転車を持ち上げてたら、選手たちが大喜びしてくれた。
「ありえね~!」
「でも最高~~!」
「面白れぇ~~!」
こんなことで喜び合える場面ってステキだ。


でも、もっぴーのテンションを最高に上げたのは、
やっぱり黄色い声でして。
見ず知らずの女性たちが応援してくれたとき、

「ありがとォォォォォォォォう! 超~~~~嬉しい!!!」

と叫んで、その後5キロくらいはスピードが倍速に!

応援する黄色い声を、5キロおきに配置したら、
トップでゴールできるかもね☆

グランフォンド八ヶ岳16 つながり。

2010年09月29日 15時51分02秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
たぶん、自分のペースで走っていれば、
5時間ちょっとで走って、皆に褒められることが出来ただろう。

でも、今回は、もっぴーとゆっくり走ることに決めていた。
何か、忘れてはいけないものがある気がしたから。


もっぴーは遅い。
だから、いちばんにスタートしたのに、どんどん抜かされて、
最終的には制限時間に間に合わないかも!? と思うくらいの時間になった。
自然、周りに走る人達も、遅い人ばかりだ。
しかしここで、奇跡的な状況が生まれていた。
美しいほどの連帯感が、走る人々をつなげていたのだ。

「がんばりましょう!」と声を掛け合ったり。
坂道を蛇行している人に「あたらしいダンシングですね」と言って爆笑したり。
足を引きずって歩く人に、全員が「大丈夫ですか?」「もう少しですよ!」と声をかけたり。

ひとり、足をひきずりながら歩く男性が泣いていたけど、
それは周りの選手たちの声援が引き起こした涙のような気がした。


それはそれは、美しい人間模様を見た気分だった。
ここにこそ、自転車で走る良さがあった。

グランフォンド八ヶ岳15 最大の難所。

2010年09月29日 15時34分32秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
走ってる間も、選手たちから何度も聞いた言葉。
「この先に、最大の激坂があるらしいぜ」

………

スタート地点から80キロ。
ついにその「最大の難所」にやってきた。
このへんからは上り基調になるので、
トボトボ歩いている選手も増えて来る。

この難所、傾斜はだいたい12%ほど。
このくらいになると、もっぴーに合わせてゆっくり走ると体力を消耗するので、
お先に一気に登って峠で待ち、
遅れて来るもっぴーに声をかける。

「もう少しだ! ここがピークだぞ~~!」
もっぴー、笑顔になる。
「アホ! オレのピークはとっくに過ぎとるわい!」

峠で休憩していた選手たちが、ゲラゲラ笑って喜んでくれた。

グランフォンド八ヶ岳14 エイドステーション。。

2010年09月29日 15時28分24秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
この大会の面白いところは、
エイドステーションが充実しているところ。

およそ15キロおきに置かれていて、
その土地土地で穫れた秋の実りが食べ放題だ。
サツマイモのパイ。
リンゴ。
とうもろこし。
きゅうり。
塩にぎり。
地味かも知れないけど、走った体にものすごくウマいのだ。

ペケの方を走っていた我々もありつけたのだから、
相当な数を用意してくれているのだと思う。
秋のおもてなしに感謝。

グランフォンド八ヶ岳13 寄り道開始。。

2010年09月29日 15時21分59秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
偶然もっぴーと合流できた私。
スイッチを切り替えて、遊びモードに突入です。

しかしまあ、もっぴーの遊びモードを見てびっくり。
「あっちの道を行こうぜ!」と向かえば、行き止まり。
「おおっ、ゲンゴロウか?」と、虫を見つけては立ち止まり。
そして、上り坂では時速5キロ。
遊びはいいけど、このペースで行ったらゴールできないぞ!?

グランフォンド八ヶ岳12 およ??

2010年09月29日 15時09分44秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
もっぴーは下りが得意だ。
美しいラインをとって、ノーブレーキでコーナーをクリアして行く。
だから、相当がんばらないと、
きっと第4エイドステーションで待たせることになる。

上り坂のたびに、追い抜き、追い抜き、
休みなしで突っ走る。


と。
50キロ地点くらいか。
赤信号で停まった際に、ふと左手を見ると、
コースとは違う方向から、赤いジャージの兄ちゃんが
よたよた走って来る。

モッピーじゃん!

何やってんのさ?
何でお花摘んでるのさ?

…あまりにお花が奇麗で、摘みたかったんだって。。
というわけで、無事合流☆

グランフォンド八ヶ岳11 1時間で40キロ。

2010年09月29日 14時54分08秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
最初の60キロのほとんどは下り坂。
下り部分は周囲に合わせて50km/hちょいで走り、
時々ある上り坂で一気に順位をあげる。
ああ、僕は上りが得意なんだなあと実感。

信号もないし、下り基調だし、
1時間で40キロ地点に到着。
すると、もっぴーからメールが来てた。
「第4エイドステーションで会おう!」
快調に進んでいるらしい。

…第4エイドまでに追いつけるかなあ??

グランフォンド八ヶ岳10 もっぴーとの差は30キロ?

2010年09月29日 14時40分44秒 | グランフォンド八ヶ岳2010
もっぴーやイノッチから1時間遅れでスタートした我々。
本気走りのイノッチに追いつくのは論外として、
遊び走りのもっぴーにも、相当がんばらないと追いつけません。
追いつくには、スピードに差のつきにくい下りではなく、
上りでがんばって差を詰める必要があります。

それにしても、思いのほか本気走りの人達が多いこと!
これは数年後には、完全なタイムレースになっていく気がする…。