おもてなし。

シルクロードの国を走ると、すぐに声をかけられる。
「どこから来たんだ？」
「ちょっとお茶でも飲んで行かないか！」


お邪魔した家では、ご近所集まっての
おしゃべり大会が開催される。
いちばんの話題は「年齢」と「結婚」。
中村さんが２９歳だと言えば、
「信じられない」「ショックだ」
「どうやって肌をキレイにしているんだ!?」
とまた大騒ぎ。
そしてお腹いっぱいの食事と、
お別れの切なさを提供してくれる。


ちなみに、私は「どこから来たんだ」とは聞かれない。
私も日本人だと言うと、
「…あれ、ウズベク人じゃなかったの？」
私の顔、この国によくある顔らしい。

自分のルーツが、だんだんと分かって来た……かも？



※写真はご本人サイドの承諾をいただいて掲載してます☆

旅報告のまえに…

帰国しました！
空の上では爆睡かと思ってましたが、
ファイライド６月号の原稿を書いたりしているうちに
日本についちゃった。

さて。
旅の報告の前に、このご報告。
ずっと明日の春狂言での発売に向けて作っていたDVD、
発売延期です。すみません。

震災の影響のため、いつ発売できるのか
まだ見通しが立たないようです。

あとはプレスするだけなんだけど。。


もはや一言もなし。
寝ます！

すばらしい！

毎日が感動。
中村さんはそう言って、素敵な旅をしてくれました。
そして本日、無事にゴールしました。

素敵ではありましたが、過酷でした。
中村さんにとって初めての自転車旅なのはもちろん、
晴天に恵まれたあまり、気温は３５度（平年は２５度前後）。
私は撮影のため背筋＆腹筋＆腕がメチャクチャ筋肉痛。
…おかげでベスト体重（５６kg）になれましたが…。

今回の旅は、ウズベキスタン観光局の方や現地の通訳さんも
辿ったことの無いコースだったので、
町並や特産品なども全く分からない、
まさに何がおこるか分からないものでした。
その点を考えると、超ラッキー＆ハッピーな旅だったでしょう。

果たしてどんな出会いがあったのか。
ゴールは当初の予定通りサマルカンドだったのか!?
お楽しみに！

帰国したらまた旅のご報告をします！

タシケント自転車店。

誰だ！
ウズベキスタンは貧しい国で、
国民全員が民族衣装を着ていて、
米ドルが普通に流通しているなんて知恵を
私に吹き込んだのは！？

首都タシケントはめちゃくちゃキレイな大都市で、
８割の人は洋服だし、
米ドルはまったく使えないぞ！


しかし、これぞぶっつけ本番の旅の醍醐味。
こんなささいなトラブルは旅のスパイスであります。
そして街で何かを見つけるたびに、
旅人の中村ゆりさん（女優）と
「これは深追いするべきか？ それともスカか？」
と頭を悩ませるのも最高ですな。


さあこれから、自転車旅恒例の自転車整備。
すべてのネジの締め具合、タイヤ空気圧、ギアとブレーキの調子。
自転車の旅に「万が一」はあり得ないので、
ホテルの部屋はさながら自転車店のよう。


そして明日は１２０キロ先の街まで行かないと
後がつらくなる。
中村さん、どこまで走れるかな…。

ファンライド５月号！

発売日になりました！
６ページの大特集にしてくださった
新しい編集長と編集部の方々に感謝！

カンボジア編の写真は、
できるだけ番組で使ったものとは違う写真にしました。
そして、番組の短いコーナーでは明かされなかった
旅の秘話もバッチリ書きました。

もうすこし楽しい文章にできれば良かったという
反省もありますが……
ぜひ！
見てやってください！


※この記事を見た番組スタッフは、
　私が副収入を得てると思っている様子。
　…宣伝なんだからノーギャラだよ！

探検準備。

今日は探検部員ナンバー2の出演者さんと
最終打合せ。
旅に向けて毎日走ってくれているみたい。
すばらしい。
普通の女優さんでは、なかなかそこまでのやる気は
出してもらえないと思います。


打合せの後は自転車２台の梱包作業。
次の国は、自転車がほとんど無い所らしい。
もちろん自転車屋さんなんて無いので、
車体からメンテナンス道具まで自前。
どこまでの故障に対応した道具を持って行けば良いのか…。

そして、この自転車空輸のためのダンボール、
出発地に預かってくれる所あるかなあ。
それよりも、直行便じゃないので（ペキン経由）
ちゃんと現地に届くか心配。
自転車だけ３日後に届いたりして。。

さあ、もう次の旅だよ！

早いなあ。
来週には次のロケへ出発します。
行き先と旅人は、２０日発売の自転車雑誌
「ファンライド」誌上で発表します。
私は「買ってくれ」なんて言いませんよ。
立ち読みでOKですから、ぜひご覧ください！


出演者や行き先は、本当は
放送前週くらいにならないと公表できないんです。
だけど、番組宣伝をかねた雑誌記事に載せちゃえば、
上層部のみなさんも文句は言えません。
そして皆さんに早くお伝えできる、というわけ。
そんな訳で「雑誌で発表」なんです。
決して買ってほしいから企画した訳じゃないんですよ。


…で、その５月放送予定のロケまであと数日！
そこで使う撮影用の自転車を、昨日組み立てました。

写真の自転車が、私が乗ってカメラをまわすバイク。
あまりお金をかけられないから、
中古パーツ屋さんで使えそうなパーツをかき集めて組み立てました。
新車なら３０万円くらいでしょうか。
自分で組み立てたら９万円でできました☆
次はこれに乗ってウ○○○○○ンを走ります！


それにしても、撮影車までコルナゴとは。
どんだけ。。

ごほうび。

テレビの前の皆さんの反応は分からないけれども、
放送中のスタジオは大盛り上がりだった。
スタッフが熱い気持ちでひとつになっている時は、
きっと良い放送ができたのだと思う。

打ち上げの席では、
オンジェイ・コールが鳴り止まなかった。
みんなオンジェイの話を聞きたがり、
オンジェイが話すたびに歓喜した。
月曜日の段階では
「なぜ自転車旅？」「だれこの変なチェコ人？」
という反応だったのに、
スタッフも５日間オンジェイと一緒に旅をして、
オンジェイと友人になったような気分になってくれていた。


これぞ最高のご褒美。
私は、すみっこでビールを飲みながら、
嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
オンジェイの生出演が成功するまで気が抜けなくて、
凝り固まった肩も、ようやく下ろせる。


その打ち上げの席で突然、
上司の村田氏が私の過去の失敗談を暴露しだした。
「こいつ、本当にどうしようもなくて、早く辞めてくれと思ってた」
あたしゃもう、笑うしかありません。
しかし続けて村田氏はこう言った。
「でもね、俺が口うるさく言ってる時はダメだったけど、
　こいつに全て任せると、すごく良い物をつくるんだ」

となりに座っていた、あの天才ぷにょおじさんも、
ほんのり笑いながらウンウンと頷いてくれた。

これも、ご褒美かな！

旅が終わるよ！

いよいよ今日の放送で、
自転車探検部カンボジア編が終わります。
ついにアンコールワットへ到着するのですが、
無事に到着できなかったのが我々のすごいところ。
でも、最後のシーンはとても素敵ですよ。


最初は「なんで突然自転車部？」と言ってたスタッフや出演者も、
今ではずいぶん認めてくれるようになって、
なんと！　冬までは続けることになりそうです。

嬉しいような、そうでもないような。
だって、撮影があまりに大変なため、
３回で廃部しようと思っていたので…

とにかく！
放送終わったら飲むぞ、オンジェイ！

木曜日は禁断の！

私は番組の中に、
決して私の存在を出さないようにして来ました。
作品にとっては、スタッフの存在なんて
無ければ無いほど良いものだから。

でもね、木曜日の第４回放送分では、
ちょっと遊ばせてもらいました。
ほんの少～しだけ、私の存在を主張してみたんです。

へへ。
ほんとうは必要ない事なんだけど。
やってみたら、上層部も文句言わなかったので生き残りました。
みなさん、気付くかな？
（いえいえ、気付かなくてOKですし、その程度の露出です）


※旅の方は、いよいよ地図に載ってない道＆村へと突入。
　出会いの嬉しさはもちろん、おもしろシーンも満載です！

旅も３日目。

月、火とご覧頂いたみなさん、ありがとうございます！

今日は３日目。
旅の中でいちばん長距離を走った日です。
そして、オンジェイと私にとっては
最大の出来事が多かった日かもしれません。
いや、４日目、５日目のほうがすごかったかな？？
とにかく、３日目からがこの旅の真骨頂です。


…しかし、オンジェイはどえらい人物でした。
冒険心とイタズラ心がずば抜けているのもそうですが、
他に類を見ないのは、その深い優しさ。

茂山もっぴーも、すばらしい優しさを持っていますが、
オンジェイはそれとはちょっと種類が違う。
「弱さをはらんだ優しさ」とでも言いましょうか。

時に非情な決断をしないと
「成果」や「出世」は得られないもの。
でも、彼がその「非情な決断」を選んだのを見たことがない。
彼が選ぶのは、常に温かい決断なのです。

オンジェイはこの優しさゆえに
苦労しているだろうなあ、と思う。
君の将来が心配だよ、親友。

…嫌でなければ、また自転車で旅に出ようか！

オンジェイのかんばん。

ご覧頂いたみなさん、ありがとうございます。
短いコーナーにもかかわらず、楽しんでくださって
嬉しい限りです。
このコーナーが好評いただければ、また
大きな番組につながるかもしれません。
しばらくはがんばって続けて行きますよ！


スタジオに登場したオンジェイ等身大パネル。
これが金曜日になると…。
おっと、これ以上はまだ言えない。
バカバカしいけど素敵なことって、いいですな☆

今日から放送！

「地球テレビ エル・ムンド」のアジアコーナー、
今日からオンジェイ登場です！
第１回目はプノンペンから出発するところなのですが、
街を歩くとビックリな商売がオンジェイの心をわしづかみ…。

放送はNHK BS1で、夜１１時～１１時５０分。
番組あてに皆さんからのメッセージもお願いします！
さあ、私は生放送スタジオに向かいます！

大学時代の！

突然の呼び出し。
大学時代の同窓生たちから
「新宿ゴールデン街のいつもの店に来い」と。

行ってみると驚いた！
大学で映画を撮っていたチームの主要メンバーが
揃っているじゃありませんか！

左から、NHKの報道記者をしている安永。来週から防護服を着て原発取材に向かう。
２人目は中澤。ウィットにとんだ会話はさすが電通マン、できる男は違うなあ。
３人目の秋浜。足立区のケーブルテレビで町のお店紹介番組を作っている。
紅一点の久川はTBSで番組を作っている。レポーターとしてもたまに登場するらしい。
そして恩師であり、映画監督の柳町光男。ひたすら原発の脅威と日本人の愚かさを熱弁してた。


１０年ぶりの再会。
みんな、映像や報道の仕事をしているのが嬉しくなった。
そして、みんなプロフェッショナルの顔になっていた。
みんなの話をにこにこ聞く私ひとり、アマチュアな気がした。

終わったよ！

無事に完成しました！
よくできたので、
上層部の方々も、制作の立川君も喜んでくれました！


今回の旅人、狂言の修行を続けているオンジェイ氏を選ぶのは、
とても大きな冒険でした。
だって、彼の出演者としての能力は未知数だったから。

それではなぜ選んだのか？


彼を応援したかったからです。

彼は外国人なので、残念ながら「狂言師」という肩書きをもらえません。
何年続けても、どんなに狂言が上手になっても
彼は「素人さん」でしかいられないのです。
この流れを変えるには、
彼をメチャクチャ有名にするか、
狂言界にめちゃくちゃ有益な存在にするか…
とにかく何かアクションをとらなければいけない。
それも彼自身がではなく、周囲が。

もちろん、日本人がやるからこその「美」も理解しているし、
こんな小さなコーナーで何かが変わるとも思えません。
でもこれは「イタリア人以外はオペラ歌手になれない」と
言われてる様なものでしょう。
それならば、私に出来る限りのことはしなければいけない。

というわけで旅立ったオンジェイ。
最高の旅人であった事は、番組をご覧頂ければ分かると思います。
がんばって上層部を説き伏せた甲斐がありました☆☆☆