放送を終えて一段落すると、
いつものように自転車愛好週間に突入☆
ひさびさに自転車店めぐりをしてみると、
ぬおおお~~、すごいお宝をゲットしちゃったのだ!!
※私以外の方にはお宝でも何でもありませんのでご注意を
ずっと探していた「NOKON」のケーブル「PINK」。
廃番品なので、もう出会えないと思っていたら、
ワイズロード新宿カスタム館に眠っているのを発見☆
さらに。
泣く子も黙る「ax lightness」のシートポスト。
31.6mm × 290mmで、なんとたったの112g(実測)。
これ一本で自転車1台買えちゃうお値段なのが
激安セールになっていた!
他のメーカーでは到底追いつけない職人技。
ものすごい薄いカーボンで造形されています。
さらに他と違うのは、
シートポストの「ここまで入れなきゃダメ」というラインだけでなく、
「ここまでしか入れちゃダメ」ラインも設定されている。
どうやらその10センチ程度の範囲だけアラミド繊維が編み込まれていて、
締め付けに強く出来ているっぽい。
実物を見た事などほとんどないこのレアパーツ。
果たしてどんな乗り心地なのか?
乗ったとたんに割れて空中分解……ていうのもネタとしては面白い。
笑えないけど。
てなわけで、普通の人が見ても変化がまったく分からない「大改造」を決行~!
「NOKON」のケーブルは、アウターがアルミ製のビーズみたいになっていて、
これを数珠つなぎにしてケーブルにします。
アルミ製なので長さが変形しないため、ワイヤーを引いた時にロスがなく
軽い引き心地&コントロール製に優れると言われています。
買う時に店員さんが、
「ビーズみたいに繋ぐのにえらく手間がかかるため
挫折する人もいますので、がんばってください」
と優しく忠告してくれた。
…たしかに。こりゃあ大変だ。
合計で130cmくらいの長さを作るのに
5時間かかった。
しかし!
物事には必ず終わりがあります。
そこを目指して進めば良いというのは、どんなに大変でも楽しいことです。
完成!!
エクステンションキット(40cmの追加セット)×4箱しかなかったので、
リアブレーキワイヤーはNOKON化できませんでしたが……
ぜんぶNOKONにしちゃうと、ちょっとうるさいので
これはこれで良いでしょう。
重さも普通のワイヤーより3グラム(!)軽くなりました。
肝心のブレーキの引きは、感覚的には「10%軽くなった」感じ。
たった10%、されど大事な10%。
長い下りで延々とブレーキを掴んでいるときなど、握力温存に大きな力となるでしょう。
ワイヤーのマニアック改造はこれだけでは終わりません。
こちらをご覧ください。
店の目立たないところで発見した「SCS DELUXE」という名のナゾのワイヤー…。
デラックスという割にはデラックスじゃない雰囲気。
そもそも「デラックス」という単語を久々に聞いた。
…どこがデラックスなのかと申しますと、まず価格が1本3000円。
(自転車1台でワイヤーは4本あります)
ワイヤーにテフロン加工(焦げ付かないフライパンのやつ)がされていて
「抵抗値が12%(8分の1)になります」と書かれている。
特攻隊長のDさんとしては、
これは試さずにはいられません!
…試しました。
当然ですが8分の1にはなりません。
これもレバーの引きが10%軽くなった、くらいの感じ。
ブレーキの握力がなくなって危ない思いをした方は、
リアブレーキのワイヤーだけこれに替えるのはアリだと思う。
でも、アホな改造を黙々と続けていると、だんだん良くわからなくなってきて、
これに3000円出すなら千疋屋でワッフル食べた方がいいような気がしてきた……。
さてお待ちかね、泣く子も黙るぺらぺらシートポストの件。
さすがに100g軽くなると、ダンシングでの軽さが際立ちます。
そしてビックリだったのが、超級の剛性感!
きっと80トンとかいう最高レベルのカーボンを使用しているのでしょう。
コルナゴ純正シートポストも素晴らしかったですが、
こっちは完全に「カチンカチン」です。
これはよほどの事がない限り割れたりしないでしょう。
まったくドイツ人ってのは凄いものを作る。。
ああ、すっかりマニアックになってしまったジョカトーレ。
今回の改造で「114g」の軽量化に成功……。
普通なら「レース専用機」となるスペックなのですが、
これを普段の通勤に使うから素敵。
良い道具は、普段使ってナンボです。
ちなみに、これに乗ってプロトンに行ったけど
当然のごとく自転車仲間ですら誰も変化に気付かない。
ただ1人だけ「くおおおおおおお~~~~!」と言って食いついたのは
軽量化マニアの猪野学氏でありましたとさ。。