自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

ディレクターは速くなければならない…

2014年04月30日 06時20分43秒 | チャリダー★



「私、チャリダーという番組を作っておりますが、ロードバイクは持っていません」

と言うのと、

「私、チャリダーという番組を作っております。もちろん坂バカです」

というのでは、ちょっとした差がある…と思っています。



自転車番組を作っている人が太っちょだったら、
私ならガッカリします。

なので、ディレクターは、そこそこ走れないといけない。
なので、スタッフ全員にロードバイクを持たせている。
走らないと分からないことがいっぱいある。



希望をいえば、富士国際ヒルを50分で走っちゃったり、
200kmを6時間で走れるくらいになりたいトコロですが。


年間360日、1日18時間働いていると、
がんばって乗っても200~300km/月。
どうやったら速くなれますかね?
会議室のイスにペダルつけて
くるくる回しながら会議するしかないな。


ああ、いつの間にか春が来て、
富士あざみラインが開通したらしい。
行きてえなあ…




新年度1発目のチャリダー★は…5月3日深夜12時です。

2014年04月27日 06時43分25秒 | チャリダー★



GWに入ったそうですね。
知人たちからのメールに踊る「11連休」の文字を
ウラヤマシく思いながら…たのしく編集室に籠っています★

でもね! もうすぐですよ!
今年度一回目の「チャリダー★」は
色んな意味でパワーアップさせたつもり!

今回のテーマは「箱根」。
スタジオを飛び出し全員で箱根ヒルクライムをやりました!
温泉宿でいろいろやったりして…楽しかった!





ひさびさ復活の「ドラマ」。
「コント」ともいいます。
お題は「部長と行く接待ライド」。脚本、演出は私です。
そこにはサラリーマンチャリダーのアホな哀愁がてんこ盛りです☆




そして新コーナーの「ふたり旅」。
そう、伝説の番組のミニバージョンですね。
旅人はこちら。





なんだこのヘルメットは!?


てな具合に、
気合い入り過ぎて、ものすごい濃ゆ~い感じになっちゃいました。
お楽しみ頂けることを念じつつ…
放送は5月3日深夜12時@NHK BS1でございます☆☆☆


ペダリング効率のナゾ。

2014年04月22日 21時19分41秒 | チャリダー★


自転車の番組をやらなければ、
こんなにマニアックになることもなかったと思いながら、
きょうもマニアックなことばかり考えています。


最近のナゾは、ペダリング効率。
一般サイクリストで50%前後、プロなら70%前後、と言われる
ペダリング効率。
「チャリダー★」の中で猪野坂さんが
「ペダリング効率39%」というすさまじい数字を叩き出し
撃沈&超ブルーになってたやつですね。
この効率というものが、未だに良くわからないんです。


私も最初測った時は40%台で
「半分以上ロス状態」と言われ撃沈。
その後半年かけてペダリングを改め、
この前測ったら60%~65%になっていた。

「おお、上手くなってますね!」
なんて言われて嬉しかったのですが、
さてここで問題。
私、箱根の坂を走ったタイムは
半年前と全然変わってないのです。


体調管理の問題もあるとは思いますが。
どこへ消えた? 私の「上がった効率」。

ひさびさ。

2014年04月20日 14時00分05秒 | 自転車



5月3日深夜放送のチャリダー★の編集が一段落!
ツールド草津に参戦している坂バカ猪野っちについて行きたかったけど、
ロケは後輩たちにまかせてお留守番。
というか、体力回復。。


てなわけで、きょうは溜まった家事&ひさびさの都内ライド。
しばらく乗れなかったので、体重が……ベスト時より5キロオーバー★
(上の写真のおっちゃんくらい体が大きくなってる…気がする)


6月15日の富士国際ヒルクライムまでに、せめて3kgは落とさねば。
いつも月間300kmくらいしか走れないので、
これから2ヶ月はせめて800km/月くらい走りたいぞ。
手始めに通勤途中の皇居周りを走ったのですが、
体が重ったるい!
働いている筋肉もバラバラ、ペダリングがうまくいかず
36km/h巡行がやっと。
こりゃいかんですわ。


帰り道も…皇居行き決定だなこりゃ。
ちなみにツールド草津のもようは5月17日放送。
そう、5月は2本放送があるんですね。
明日からまた編集三昧です★

チャリダー★ジャージ!

2014年04月18日 17時47分27秒 | チャリダー★



つくりました!
「チャリダー★」ジャージ!

番組では「坂バカ」猪野っちが着るので、
ツール・ド・フランスの「山岳賞」ジャージ
(上り坂で一番速い選手だけがもらえるジャージ)のデザインをベースに
ロゴをまぶした感じに。


デザインオーダーで少数だけ作っても、
いつも買ってるジャージよりはるかに安いのにビックリ。
この生地のジャージは初めてなので、着心地が楽しみ。


でも、これ着て走るのって
ちょいと恥ずかしいかも!?
(山で速くないと…)

ブルーな日もあったりする。

2014年04月15日 01時40分01秒 | おしごと日記



またもや3日目の徹夜に突入します。
私の場合、とにかく編集時間が人一倍かかるのですね。
とにかく編集マンならぜったいやらないような
細か~いことをいろいろやっている。


それは視聴者に伝わるのか?
ムダなことに命かけてたりするんじゃないか?
ただの自己満足?


そんな疑問に支配されてる、3日目の夜。
結局自分じゃよくわからないのよね。
誰か「そんなことムダ」と烙印押してくれないかしら。

ショック…。

2014年04月11日 20時24分50秒 | 自転車


編集室にこもって3日になります。

昨晩、あまりのショックな出来事に
仕事が進まなくなっちゃった。


写真を見ればわかるのですが。
はい。自転車のフレームが割れてしまったのですね。


昨晩深夜、いつもの警備員さんが巡回に来たときに、
壁に立てかけてあった自転車を倒し、
うまいこと机のカドがフレームにヒット★ して
ヒビが入ったのでした。


これ、その場を見たわけでなく、
コンビニから帰ったらヒビが入っていたので
防犯カメラをチェックしたら、警備員さんが倒したのだと判明。
そのまま立ち去る警備員さんには腹立ちますが、
起こっちまったことはしょうがない。
もう半泣きです。



部分塗装の直し(3万円くらい)で済むのか、
フレーム補修(10万円くらい)になるのか、
新フレームを買う(60万円)ことになるのか……(買えないわい)



泣きべそだけど、新たな世界が開けそう、と思って楽しみに変えるしかないですね。
とりあえず、どんな補修が必要なのか、
フレームを送って検査してもらうことにします。


傷を直したうえに全塗装し直して、超ハデなフレームにしたりして!?



…まずはパーツ全部バラす作業からですな★


ふたり旅。

2014年04月07日 23時50分00秒 | チャリダー★


むかし、「男自転車ふたり旅」という番組をやってまして、
日本、イタリア、チェコと旅をしました。
その最後の作品(チェコ編)から5年が経とうとしています。
(女ふたり旅、という作品は私のじゃありません…念のため)


ありがたいことに、今でも「ふたり旅の続編はやらないのですか」
というメッセージを頂きます。
でも、やりたいとは思っていても、
なかなかチャンスを作れませんでした。


が!


今回、小さいけれどもチャンス到来!
「チャリダー★」のなかの1コーナーとして、
たった1泊2日の旅ですが。
むふふ、ひさびさの「ふたり旅」に
腕をふるいました!
これを名物コーナーに仕立て上げて、
ゆくゆくは特番にできたらいいなあ。


放送は5月4日0時(=3日深夜12時)から!
旅人は男女ペア。
あっと驚く旅人が登場しますよ~。

どうぞお楽しみに☆

番組には出て来ない話。

2014年04月03日 00時58分21秒 | おしごと日記



ある谷あいの小さな町。
そこは何とも美しい畑がひろがる町でした。


暴風雨のなか、急峻な峠を越えてやってきた我々の目に、その町は楽園に見えた。
おだやかな陽に輝く緑の木々。
4000m級の山々を遠くにのぞむ斜面に点々と並ぶ
白い壁の家々。
ここで何か出会いが撮れればいいな、と思ったわけです。


八田くん(写真右)も私も、その意見が一致。
せっかくディレクター修行のために連れてきた八田くんに
このシーンでディレクターをさせることにした。
私はカメラマンに徹する。


ディレクターとなった八田くんはまず、最初に見つけた大きな農場に下調べに行った。
自転車探検部ではほとんどやりませんが、
普通の番組では、撮影の前にまず「下調べ」があります。
「ロケハン=ロケーション・ハンティング」というやつですね。
そこで撮影させてもらえるか?
そこは撮影したい場所か?
そこにいる人は素敵か?
そんなことを調べて、良さそうなら撮影に踏み切るわけです。


これは大切なことです。
なぜなら、撮影させてもらったのに番組ではカットされる、という事態を
防ぐためでもあるからです。
何時間もかけて撮影したのにカットになったら、
撮影させてもらった人たちに申し訳ない。
だから、下見をして、番組になるかどうかを判断するわけですね。



八田くんの下調べは、2時間近くにおよんだ。
八田くんは、そこで撮影をするつもりだったようだ。
でも、私はその工場のような農場は、どう頑張って撮ってもカットになる気がしていたので、
自転車で走り回って、ある小さな畑のある家を見つけた。


そこが農家かどうかも分からないし、
きょうは留守かもしれない。
でも私は、「ここがいい!」と思ったのです。
なぜその小さな畑のある家を「ここだ!」と思ったのか?
それは、そこに「匂い」を感じたから。
これは言葉ではなかなか説明できません。
古いけれども手入れの行き届いた家。
小さいけれども愛されて育っているように見える畑。
ステキな出会いのある場所には「匂い」があるのです。



2時間の下見の末に、八田くんは戻って来た。
自信なさげに「ここで撮影しようと思うのですが…」と言う。
これで決まり。
「ここで撮りたいです!」と胸を張って言われれば、そこで撮ったと思うけど、
ディレクターが不安なのに撮ったところで、良いシーンは絶対撮れない。
私は強制的に、その小さい畑で撮影することに決めた。



ぶっつけ本番。
その家にはどんな人が住んでいるのか、
撮影させてくれるかどうかも分からない。
でも、きっとあの畑でならステキなシーンが撮れるはずだと
私の心が言ってくる。




結局、その畑では、予想以上にステキなシーンが撮れた。
八田くんは「嗅覚」というものがあるのだと感じてくれたかしら。


もちろんその嗅覚は、ハズレることも多い。
今回、シーンとしては最高の出会いが撮れたけど、
そこでごちそうしてくれた「ある物」を食べた我々3人は、
みんな仲良くお腹をこわした。


そんな「おなかグルグル」な3人を撮ったのが、
いちばん上の写真。


しょんぼりだけど、嬉しさ満面。
そんなシーンの裏話★