自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

編集後記。

2021年09月27日 22時47分43秒 | チャリダー★



私が旅人を選ぶ基準は2つ

「感じたことをストレートに言えるか」
「愛情をもって人と接することができるか」


感じたことをストレートに言うことって
簡単に思うかもしれないが けっこう難しい
多くの人は ウケを狙ったり 気遣ったり
自分を良く見せようとする計算を入れてしまう


または 思ったことをストレートに言えても
そこには悪意や嫉妬だったり
感情の襞が小さかったり
人には聞かせられないものであることが多い




福井を旅して 改めて思ったのは
茂山宗彦という男(以下もっちゃん)は
ここがずば抜けて素敵だった





前川さんの家を訪ねた際に
その素敵さがわかるシーンがある


別れ際
前川さんがお祈りをしてくれた時

10分ほどの祈りが終わって
お辞儀をしたもっちゃんが顔を上げたあと
とてもよい表情で前川さんを眺めた
(番組では 前川さんとの記念写真の直前に出てきます)


溢れる優しさと 畏敬の念
そして「このおっちゃん 好きだ」という愛情
それらが混ざり合った とても良い表情だった


あんな表情ができる人は そうは居ない
自分第一で生きている人には 決してできない



名家の生まれという僥倖に甘えることのない姿勢
それが茂山家の素晴らしさだと
改めて感じたロケだった




↑木ノ芽峠の旧道は、あまりにひどい道だとメッセージが…
 もっとひどい道をさんざん走っているので 全く怖くなかったんです(笑)




作品の出来としては どうだったのだろうか?


撮影が私で
旅人がもっちゃんで
2人だけで旅しているから 作れるものがあると信じているけど
実はよく分からない





自分は 少しは成長しているのだろうか?



1年後ぐらいに見直したら
良かったのか ダメだったのか
少しは分かるかも知れない…







もっちゃん
また旅しような!

福井で歴史の旅。

2021年09月18日 22時53分22秒 | チャリダー★
佐渡金山ヒルクライム
ご覧いただき ありがとうございました


恒例の「Dさんを探せ」は
見つけられましたでしょうか(笑)






さて 次回(25日)のチャリダーは
チャリダー初の試み「歴史の旅」





旅人は ひさびさ登場のこの人!





私の数少ない親友のひとり
狂言師の茂山宗彦氏(以下もっちゃん)



ひとつ前の朝ドラ「おちょやん」に
天海天海役で出てた人ですね
(なんだかんだ最後の方まで出てきてよかった)



狂言師なので それなりに歴史には詳しいし
何よりもっちゃんの妻ゆうこりんが歴史マニアなので
その薫陶を受けている
まさに歴史の旅をする役に不足なし





新企画というのは 1発目が肝心で
これで「面白いね」となれば続くし
「別の企画でいいんじゃない」と言われたら終わってしまう



いろいろ悩んで
1発目に選んだのは 福井県



番組が完成して
この選択は間違っていなかったと思えた
まさに 戦国武将たちが見た景色を
追体験できた気分になれたから






2人旅というのは 何か収まりの良い空気感がある






朝練してたら 朝食の時間がなくなってしまい
急いで出発準備をしていたら
宿のご主人が おにぎりを握ってくれた


福井の方は どの方も優しかった





街道沿いに あまりにすごすぎる人や場所が
次々と出てくるので
裏をとるための調べ物は 総力戦でした(笑)



音楽も 編集も 全て私の歴史好きなところを注ぎ込んだ
「チャリダー歴史の旅 福井編」
9月25日(土)18時〜
@NHK BS1


私 めったに「見てください」とは言わないのですが
すみません これはぜひ見てください(笑)

今週・来週のチャリダーは。

2021年09月13日 00時20分27秒 | チャリダー★



今週 来週と
久々の放送があります★


今週(18日)は
「坂バカ部第2戦 佐渡金山ヒルクライム」


初戦でダメダメだった坂バカ部の3人
その眠れる才能を どうやったら引き出せるか?


一生懸命悩んだ結果が現れたかどうか…



お楽しみに(笑)







私にとっても 久々のレースを走れて
本当に嬉しかった
地元の熱い歓迎が身にしみました




そして来週(25日)は…





まだ詳しい内容は言えませんが
久々の「撮影&ディレクター」作品


テーマは「歴史」
番組は9年もやっているのに
実は扱ったことがなかったテーマ
やってみたら すごく良かった(笑)


旅した舞台が素晴らしかった
こんなに「歴史」というテーマを輝かせる場所は
他にないかもしれない


歴史好きは ピンコ立ち確定
「チャリダーで歴史を旅したらこうなる」
という感じを楽しんでいただけます


坂バカ部の放送が終わったら
改めて告知しますね







佐渡のロケは バタバタと帰ったので
夕飯はこのジュース一本
空腹との戦いでしたが ロケでは割とよくあることです





この前の五郎さんとのロケで
3000kcal消費したあとようやく手に入れた夕飯は
ちくわ1本だった(笑)


何度も言いますが よくあることです(笑)

ペダル変更。

2021年09月09日 22時33分05秒 | 自転車
ペダルを変えた







長年愛用してきたスピードプレイから
ワフーに変えた


スピードプレイが買収されて
ワフー名義で発表されたこのペダル
長年のスピードプレイファンからすると
興味津々だったのだ





ロードバイクを始めて10年以上
ペダルだけは一貫してスピードプレイだ
表裏がないため ペダルキャッチが圧倒的に楽だし
かかとを左右に動かせる「遊び」の幅を好きに調節できる



スピードプレイのペダルが気に入らない人の意見を聞くと
「ペダルが小さくて 足に遊びができるのが気に入らない」
という


確かに シマノやルックなど 他メーカーのペダルは
がっちりシューズと一体化して
ビクともしない印象だが
スピードプレイは足先を割と自由に動かせる「遊び」がある
バイクの上で上体を動かす際 この「遊び」があることで
かなり自由に上体を動かせるので
私はスピードプレイ派なのだ


これ以上ない完成度のペダルだと思うスピードプレイが
新進気鋭の企業・ワフーに吸収されてどう変わるのか?











まず上の写真を見てほしい
黒いのがワフー製(2021年)
ピンクがスピードプレイ製(2015年ごろ)
両方ともチタンモデルだが
ペダルの長さが長くなり
Qファクター(左右ペダル間の距離)が広がった


スピードプレイが生まれた頃は確か
速い選手ほどQファクターが狭いと言われていた
空気抵抗の低減が大きな理由の一つだったと思うが、それ以上の理由はよく分からない(笑)


あの頃は 上位機種ほどQファクターが狭く設計されていて
スピードプレイも チタンモデルだけ短い設計だった



それが しれっと 普通の長さになっていた



はっきり言って Qファクターは今の長さの方が乗りやすい
バイクコントロールが 圧倒的にしやすいのだ
Qファクターといい 「骨盤を立てる」走法といい
10年ぐらい前に雑誌記事で喧伝されてた「テクニック」は
一体何だったのか(笑)



とにかく 自分的には
ペダルが長くなって走りやすくなった




他に変わったのは
スピードプレイはスパナで取り外しだったのが
ワフーは六角になり 持ち歩く工具が1つ減った


デザインが変わって
カラフルな色展開がなくなったのは一見残念だが
どうせ買って1週間で写真のように汚れてしまうので(笑)
黒でも別にいいかと思う






ちなみに 乗った感触は
Qファクターが広がったこと以外は
何にも変わらなかった

クリートもそのままで使えるし
たぶん設計は変わっていない
変える必要がなかったということだろう






さて
珍しく 一つの製品にこれだけ長々と語って来たのは
訳がある

すっかり同じではなく
多少でも良くなっていたのことに救われたのだ
だって このマイナーチェンジに
55,000円を支払ったんだから(笑)

やっと回復…

2021年09月07日 22時22分06秒 | 自転車
ここ1週間
まったく走れなかった


どうにも体力が回復しなくて
自転車にまたがることすらできなかったのだ


そう
五郎さんと朝練&移動練をした
あの日からだ(笑)
最高に楽しかったが
体には強烈なダメージを食らっていたらしい





これは以前にも体験したことがあるぞ…







そうだ
バルベルデと走ったスペインロケの後も
1ヶ月間 謎の体調不良に悩まされた




共通するのは
カメラを回していることだ
やはりディレクションもして カメラも回すと
モーレツな負荷がかかるらしい



イメージ的には 体の中の何かが壊れてしまって
それが治るまで 体の回復がストップしてしまう感じ
ひょっとしたら 脳みそがオーバーワークで
イかれてしまうのかもしれない(笑)
毎日ダルすぎて 生きているのが辛かった







全然乗れてないなあと思い
ズイフトをやってみるが
250W10分がやっと
それも バイクから降りたら めまいがして
へたり込んで1時間 天井を見ていた



また今回も1ヶ月ダメ男になるのかと観念していたら
8日目にして 突然体調が復活した





今日は走っていて 突き抜けるように楽しかった
自分の体は こんなに動くものなのかと


昨日までは しぼんだ体
振り絞っても 何も出てこなかった
今日は どこまでも行ける気がした


2分 430W(自己ベスト)



皇居の周りをぐるぐる回って帰宅





明日起きたらまたダルかったらどうしよう(笑)

8月の走行距離。

2021年09月05日 00時08分40秒 | 自転車



8月は 娘が夏休みで
しかも学童が休止となったりして
自宅で仕事する日が多かった


通勤が少ないぶんロケで乗りまくろうと思ったが
五郎練は私にはオーバースペックで(笑)
帰って来たら疲れはて
4日間まったく乗れず…


てな訳で いろいろあって
8月は750kmでした(泣)


まあ生活の制限が多かった割には
楽しかったから良しとしよう






最近 とみに思うのは
40代を過ぎて大事なのは トレーニング内容ではなく
休養のタイミングではないか


身近な人で 40代〜50代の猛者たちが
次々とスランプに陥っていくのを 最近たくさん見た
おそらく回復力が下がっているのに
若い頃と同じように走ってしまい
オーバートレーニングになっているのではないかと
ふと思ったのだ



共通するのは
彼らはみんな「真面目な努力家」であることだ
レースに狙いを定めると 休むことへの恐怖が生まれる
「1日休んだら 目標に届かないのではないか」と
そしてローラーを漕ぎだすと ド根性が発動し(笑)
しっかり強度を上げてしまう


そして疲れが溜まっていき
まったく力が出なくなってしまう



例えば私の場合
コロナ禍以降 週に3日は乗れない日が出来たりして
走行距離は短くなっているが
パワーの数値的には僅かではあるが 上がっている
以前は週3日休むなんて 考えられなかったが
ひょっとしたら それぐらい休んで良いのではないか?





私はこの「休む」ということが本当に苦手で
こればっかりは 一度プロの目で見てもらおうと思い立ち
ついに! コーチについてもらうことにした


最近 コロちゃんと小林マリノ選手らが立ち上げた
「カメレオン」というコーチングサービス
ここに申し込んでみたのだ



ひょっとしたら 今まで決して番組で扱えなかった
「休む」というテーマを扱えるようになるかもしれない(笑)



・・・・・・


ちなみに 申し込みをして2日経ったが
今のところ なんの返事もない
果たしてこれからどうなってゆくのか⁉︎


続報はまた後日☆