夜の7時という時間は
予定が入らないことがほとんどない
だいたいが打ち合わせ
次のロケのこと 今度のスタジオ収録のこと 新企画のこと
それがたまたまポッカリ空いた!
私は急いで日本橋へと向かった
やってきたのは 坂バカ女子部の大宅さんがやってる
ヨガ教室
自転車を置く場所はないので 雨で自転車通勤でなかったことも幸いした
ヨガ という単語に良い思い出はない
うちは母親が健康志向の強い人で
小さい頃 いろんな教室に連れ回された
その中にヨガ教室もあった
電車で1時間も揺られて行った先では
おじさん おばさんたちがヨガのポーズをしながら
バッタンバッタン暴れていた
「ヨガのポーズをとっていると 内なるものが出てきて
自然と暴れ出す」とのことだったが
私はいくらやっても「バッタンバッタン」にはならなかった
今思えば あれは空中浮遊を目指していたのかもしれない
ヨガ というとそんな思い出しかなかったので
実に30年ぶりに行ったわけである
教室に入ると 生徒の皆さんは既にスタンバイしていた
大宅さんには知り合いであることを伏せて接してくれ と言っておいたので
普通の初めての生徒さんとして振る舞う
大宅さんの指導は慣れたもので
言われるがままに体を動かしていれば何の心配もない
自分の体の硬さに辟易したり
「〜しましょう」という大宅さんの語尾が気になって
たまには「〜します」と語尾を変えてくれないかなあ と思ったり
ヨガはとても良かった
1時間 様々なポーズをとって 呼吸が深くなっていった
呼吸が深くなると体は楽になる
2時間ぐらいやっていたかった
恒例という お茶タイム
私はこういう場が苦手なので
参加者の皆さんの話をボンヤリ聞いていた
レース志向の人ではなく 健康のために自転車に乗っているという人が多かった
土曜日
打ち合わせのために那須へ
番組の「坂バカ号」が修理中だったので
自分の車で180km
土井ちゃんとか アップ中の何人かのプロと話す
1周2キロを30周ぐらい走るクリテリウム
先日のレースで私たちを苦しめたアマチュアトップの選手たちが
3周目ぐらいでポロポロと遅れていく…
プロとアマチュアとは これほどまでに差があるのか
その先頭には 土井ちゃん
やっぱこの人は別格だ
100人ぐらい出走して 完走16人とか
サバイバルレースだった
完走したメンバーの顔ぶれをチェックした
実業団E3クラスに 男子部の伊織くんが出ていた
「集団落車が怖いので 2周目ぐらいで飛び出して逃げます」と
最後尾スタートだったのが みるみるポジションを上げて
本当に2周目でアタック
そのまま10周ぐらい逃げていた
最後は訳あって集団でゴールしたが
この人は平坦ならめちゃくちゃ強い
だって2分450W出るっていうんだもん バケモノだ
せっかく那須まで来たので 軽くトレーニング
落車の傷のところが 実はヒビが入っていて まだ痛むけど
ペダリングはできるので助かっている
美味しい空気の中でサイクリングでも…のつもりが
レースを見た後でテンション上がっていたらしく
那須岳に向かって全力走に
あのレースを走るにはこれぐらい必要だ と
2分320W 10分290W 20分270W ひたすら何本も
ちょっとハードに追い込みすぎて 両脚の太腿が攣った
昔 ここにロケで来た時は
ツツミンがいたなあと 感傷にふける
2時間ちょっとで60kmほど
次の日は 攣ったところが激痛で
全く走れませんでしたとさ…