自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

励ます。

2022年06月30日 14時59分42秒 | おしごと日記



週末はロケだったので
出発前にがっつりトレーニングしておいた



筋肉痛の脚を揉みながら 飛行機で移動



空の風景を眺めながらぼんやりと考える
自分は強くなって どうするのだろうか?
もう少しだけ強くなれたら
もう少し楽しくなるのだろうか?



悶々と考えても 結局答えは出ない
そんなことは強くなってから考えよう と
考えることをやめて寝た







励まし方というのは難しいと
最近よく考える



その人が一番言ってほしい言葉が正解なのだが
心に届かなければ意味がない
例えばケガをした人に
「お大事になさってください」
とは言わない
その言葉は大勢から言われるだろうから
心に届かないし 言われて嬉しい言葉でもない





五郎さんが 最近ずっと落ち込んでいたので
何か言おうと考えたが
これがまた難しい




五郎さんが落ち込む理由は
「将来を考えて暗い気持ちになる」か
「目標を失っている」かの どちらかが多い


ブログの文面からすると
将来を考えてブルーになっているのではないかと
ヤマを張る


そして五郎さんは わずかな逆風に燃えるところがあるので
(強風ではダメ)
五郎さんがすごい人であると 正直に伝えることと
褒めるばかりではなく 微妙なスパイスを加えるのが良さそうだ

あれこれと 1時間ぐらい
メッセージを書いては消し 書いては消し

「五郎さんの立場でも どん底に入り込むってことが
 人々に勇気を与えていると思うので、
 安心してどん底を楽しんでください」

と送った


「すごい励まし方だなあ でも嬉しいかも」
と返ってきた


落ち込んでいるときは 返事まで時間がかかるが
すぐに返事があったので少しは元気が出てきたようだと
少し安心した






それからすぐに 五郎さんが落車で大ケガをしたのだが
五郎さんから落車したと連絡がきた時
自分の励ましが遠因になってはいないかと
しばらく考えていた


チェーンが切れてバランスを崩し落車したことと 自分の励ましとは
関係ないように思えるが
心を少しでも動かしていたなら 全く関係無いとも言えない



それに もう少し面白い 笑えるような励まし方が
あったかもしれないとも思う



何を言ったら良かったのかと あれこれと悩んで
行き詰まってまた 考えるのをやめる
そんな繰り返しです

阿蘇。

2022年06月21日 10時44分04秒 | チャリダー★



阿蘇ヒルクライムをご覧いただき
ありがとうございました



雨でしたが それでも阿蘇の絶景はインパクトがあるのか
いろんな方から連絡をいただきました






前日は晴れてたのに(笑)









坂バカ部のディレクターは ずっと
木下くん(上の写真 左から2人目)が担当してくれている



木下くんは 私の自転車初作品「男自転車ふたり旅 東北編」からのチームメートで
自転車探検部のポルトガル旅にも一緒に行ってくれた仲


優秀なので演出の大枠以外はほぼ任せられるため
私はほとんど現場に行かない
なので坂バカ部のメンバーは私を
ただの撮影チャリダーだと思っているっぽい(笑)








景色は最高だけど
体調は最悪だった
200Wを出すのもしんどい
私はイノッチの撮影担当だったのだが
置いて行かれたらどうしようかと恐怖だった



さらに難しかったのは
階段王の2日目のテーマをどうするか
初日のテーマをパワーの数字にしたら 他のことが全部抜けてしまったので
どうしたものかと半日ぐらい 五郎さんと頭を悩ませていた



悩んだ末に出したテーマが「ギヤチェンジを丁寧に」
これがうまく行って ホッとした






この景色を見ると
南米のアンデス山脈を思い出す




↑アンデス山脈(アルゼンチン・標高4000m)




本番は気合で乗り切って
なんとか映像も使ってもらえた
久々の「Dさんを探せ」をお楽しみいただけると思います







レース中 イノッチに
「利用されてるぞ! 後ろについて!」
と言い続けてたのに
他人を利用するのが性に合わないんでしょうね
後ろの人が「脚ないっす」というのを真に受けて
ずっと前を曳き続けてた(笑)



イノッチにとってレースは きっと「勝つ」ことが目的ではないのだ
撮影しながらそう思って ニコニコしてしまった
イノッチの正直さが滲み出ていて
これでいいのだ と思ってしまったのだ



イノッチが表彰台に乗る日は
まだまだ遠いのかもしれない(笑)



ZIPP353 NSW

2022年06月19日 21時58分20秒 | 自転車
スーパーへ買い物に行ったら
三温糖が278円と いつもより20円安いので
3つ買い溜めした


ホクホク顔で帰宅すると
郵便屋さんが海外からの届け物を持って来た






ZIPP353 NSWというホイールだ
重さは前後で1255g
クジラのヒレを参考にしたとかいうギザギザした形は
空気抵抗がものすごく少ないとかで
まさに最新鋭のホイールである


値段は並み居る高級ホイールの中でもずば抜けて高い



さっきまで砂糖を20円安く買ったとホクホクしていた自分は
何だったのだろうか(笑)



↑実測は前後リムテープ込みで1292g
 リムテープ無しだと1270gぐらいか



ホイールを買ったのには経緯がある
長らく愛用していたROVAL CL50が
先日のロケでご臨終と相成ったため
ディープリムのホイールが1本欲しかったのだ


CL50(19万円ほど)は優秀なホイールで
目をつぶったらおそらく CLX50(30万円ほど)との違いは分からないだろう
でも レースのたびに「CLXを買うんだった」と後悔した


次にディープリムホイールを買うなら
BORA ULTRAかなあ…と思っていたが
決め手に欠けた
そこに五郎さんからのフックレス絶賛の嵐がやって来て
買うならZIPPのフックレスにしようと決めたのである




↑フックがない




ホイールが届いたので
仕事そっちのけで組み上げる




たまたま近くに電子スケールがあったので
ブレーキ板を測ってみたら




SHIMANO MT900(デュラエース ) 89g
思ったより軽い




SRAM RED  82g
超軽量じゃないか




SWISS STOP  121g
こんなに重かったのか…
これを見てしまったら 2度と出番は無いかもしれない



ちなみに353にはデュラエースを取り付けた
初めて使うので楽しみだ







珍しく日曜日にロング練ができたので
江戸川CRで 353の走り初め



しかし
100kmど平坦で コーナーが5回ぐらいしかないコースでは
353の良さはイマイチ分からなかった(笑)
しかし ちょっとした下りやコーナーでの安定感は素晴らしく
五郎さんが時速86kmでも「安心して」下れたのが分かる気がした





空力に関しては かなり気持ちよくて
特に横風に強い印象
だが ビターボが強烈に横風に強いので そこまでの印象はなし


超軽量ホイールという点についても
ビターボの方が前後で100g軽いので
驚く軽さではなかった



↑関宿城で折り返し
 チャリダーがたくさんいた


だがこのホイールの性能の真髄は
脚を止めた時にチャラチャラ言う ラチェットの抵抗を
半分に抑えたというフリーボティにあると思う


走行時 脚を止めると「ジャラジャラ」という不思議な音がするのだが
とにかく良く転がっていく
これはGOKISOを超えているかもしれない…と思った






結論


これでロードレースを走ってみたい
…なぜ先週のレースに間に合ってくれなかったのか(笑)

ひさびさのロードレース。

2022年06月13日 10時11分51秒 | 自転車

コンディション絶好調とは行かないまでも
少しでも帳尻を合わせてレースに臨みたい私






レース2日前に このエリアのロング(広い絵)を撮影するため
スキー場に上ったら 激坂&砂利道で
1時間歩いたら脚ガクガク(笑)
バリバリの筋肉痛になってしまった


仕方ない
これが仕事だから仕方ない
そして仕事じゃないとレースに参戦する時間が取れないのだから
なおさら仕方がない(笑)






今回は ムービーカメラマンとして
「世界の辻啓」に来てもらった


写真カメラマンにムービーを頼むと 大抵
動画の尺(時間)が短くなる
普段1000分の1秒を撮ってる人にとって
1カット20秒以上撮り続けるのは 生理的に難しいらしい

なので 写真カメラマンの辻君に頼むのは冒険だったが
「動画撮ってるから大丈夫っすよ」というので
信用することにした


素晴らしいのは 打ち合わせが具体的で細かいこと
しかし「こういう場合はどうする?」という話をしばらくしたら
自分の中でルールができたのだろう サクッと打ち合わせは終わった


なんて仕事がやりやすいんだ(笑)
こんな優秀な人と仕事したいものだ







辻君が短パンじゃない姿を初めて見た(笑)






長々とカメラ談義


五郎さんがパシャパシャ写真を撮ってくれた








今回のレース仕様
ホイールはBITURBO タイヤはPIRELLI TLR 5.1気圧
ギヤフロント48-32 リヤ10-33
チェーン KMC DLC





レース前日 五郎さんが洗車をしてくれた


チェーンオイルも 普段はワックスなのだが
他の出演者と同じワコーズのオイルにしてもらった


スタッフのミーティングや準備が終わったのが22時
きょうは頭を使って疲れさせておいたので
うまいこと23時には眠れた







レース当日
3時に起床 朝食を1000kcalほど食べる



短い時間でたくさんの取材や撮影をこなすため
スタッフを5チームに分けて それぞれが自分の判断で動く


私は出演者の様子を撮影し
インタビュー


レース1時間前に終わらせ 軽くアップ


脚は回る 筋肉痛もほぼ引いてくれた
思いのほか疲れが取れている




このために難しい調整を続けて来たのだ
なんとか行けるところまで集団に食らいついて
仲間たちをカメラに収めたい



参加者は600名ほど
スタートはそれぞれ年代別クラスごとにスタートし
パレード区間内に前のクラスと合体
1つの大集団になってから リアルスタート



ここで大誤算が



パレード走行なのに
大急ぎで前に上っている選手たちがいて
大変危なかったのだが
その意味がよくわかった


リアルスタートと同時に ペースが爆上げになって
大集団は一気に粉砕され バラバラに
スタートから1分で 自分の周りは第10集団ぐらいになった



5倍強(300Wほど)でスルスルと前に上っていく
10分ほど頑張って ようやく大きな集団に追いついたが
聞けば 先頭集団は遙か前で
ここは2つ目か3つ目ぐらいの集団だという


1分以上前を行く先頭集団に
単独で追いつけたとしても
そのあと使い物にならないだろう


なんてこった(笑)
一度も出演者の背中を見ることなく
仕事が終わってしまった……




呆然としたが
諦めなければ ひょっとしたら
何かが起こるかもしれない
気持ちを切り替えて スタート後の8km近い上りを行く





ふと見ると 前から六本木ジャージが降って来た
トレーナーの福田マサヒフさんだ

「林さん乗れてますね」

と言ってくれたのだが
呼吸がそこまで荒れてないのが気になった


「上りで抑えて 下りと平坦でしっかり漕ぐ」


ということを以前言われたのを思い出す
しかしマサヒフさんがいかに下りが速くても
さすがにこれだけ差をつければ 追いついてこないだろう





最初の8kmの上り基調を終えて 下り坂



凄まじいスピードで追い越していく選手がいた


まじか
マサヒフさんだった


あれだけ上りで差をつけたのに?



20分5倍で走ったのが
バカみたいだ
よし 今日はマサヒフさんの走りを研究しようと決めて
ご一緒させてもらった



走りながら いろんなことを教わった
ローテーションの上手なやり方から
集団の位置どり
上げるべきところと 抑えるところ


上りがあまりに遅いので(3.5倍ほど)
抜け出して行く選手もいたが
そのあとの下りと平坦で 全員吸収した
「これがロードレースの面白さですよ」と
マサヒフさんがニコニコしていた





脚はかなり調子良かった
いつもは100km地点で攣り始める内転筋が
135km地点までもってくれたし
攣った脚をガマンして240Wほどで回していたら 回復した
確実に長距離への耐性がついていると感じた


あとでコーチのおかげだとメッセージを送ったら
「林さんの実力ですよ!」と返って来た
コーチの名前を出せないのが本当に惜しい




残り30kmの上り坂で ペースアップがあって
60人ほどいた集団は6人に絞られた
ここでマサヒフさんとはおさらばとなった

その直前
マサヒフさんが私の背中に ぽんと手を置いて
「僕ができるのはここまでです
 あとは林さん頑張ってください」
と笑って言った

素敵すぎるぜマサヒフさん…


そこからは 6人の我慢比べ
みんな強かった
そして明るくて楽しかった
沖縄でも一緒だったんです とか
いつもブログ見てます とか
いろいろと声かけてくれて ありがとうございました
またどこかでご一緒しましょう




その後1人増えて 集団は7人
ほとんどが私と同じ45〜49歳クラス
なんとか食らいついてゴール前勝負に備えようと思ったら
甘くはなかった
ラスト2kmの看板で突然気分が悪くなり
目の前が白くなって 力が入らなくなってしまった


やっちまった…
ハンガーノックだ
補給は十分していたつもりだったが
足りてなかった


ここでさらに私は 最大の失敗をしてしまった
ハンガーノックで視界がチカチカしてしまい
あるものを見つけることができなかった
これが今回の私の大失敗
これは放送後に書きますね





最後のゴール前の激坂
気が遠くなって行くのを気力でなんとか踏ん張って
ヘロヘロで這いつくばるように なんとかゴールラインを越えた


4時間28分38秒(トップから37分遅れ)
平均223W 最大689W
TSS 341
総合順位 140位ぐらい
年代別 25位




真っ青な顔して座りこんだ私に
五郎さんが急いでスポーツドリンクを持って来てくれた
ありがとう 命を救われました







終わってしみじみ思った
ロードレースは いくつもの才能が必要とされるハードルが高い競技だ

心肺機能
筋力
回復力
器用さ
度胸
バイクコントロール力
ずるさ
誠実さ



こんなに才能を必要とする競技が
お金にならないというのが
選手が生まれにくい土壌になっている



モヤモヤと そんなことや あんなことを考えながら
羽田に帰って来たら
自分の車をどの駐車場に停めたか思い出せず
大変な思いをした(笑)







さて ひとまず目標としていたレースは終わりました
誰の撮影だったのかは 言えませんが
意義のあるレースでした
これから編集を頑張りますね







レース後に恒例化しつつある
森本師匠のガッカリ顔(笑)
今回の成績はかなりショックだったらしい★

なんてこった。

2022年06月09日 12時42分40秒 | 自転車
出発の前日
飛行機輪行のためのパッキングをしていたら
自転車のハンドルがビクともしないではないか


まじか!
このタイミングで!





ヘッドを開けたら
ベアリングはビクとも動かなくなっていた
おとといチェックした時に
ハンドルの動きが少しゴリゴリするとは思っていたが
こんなに急に固まるとは(笑)


急いで日比谷メカに連絡
ベアリング交換はできるようだが
10km走っていかねばならない





ベアリングを外して
とりあえず10km走れるようにと
ラスペネ(強力な潤滑油)をぶかっける


シールドベアリングとは見事な防水機能なもので
全くラズペネが浸透していかない



ラスペネに浸して30分
ハンドルにはめたら ゴリゴリだけど動くようにはなった



日比谷メカが ヘッドのベアリング交換だけではなく
ギヤの調子も見てくれた







体調との戦いだったが 5月は久々の1000km走れたし
入部チャンプとの練習が効いたのか
パワーの数値はとても良い


目標値ほどではないけれど
過去最高の自分ではある気がする




で 現地入りからの試走ロケハン






寒い…




シーズン前のリゾート地は
お店がほとんどやってない
やっと見つけた店で食事をしたら
お腹を壊した(笑)



朝起きたら とんでもなく体調が悪い(笑)



で ただいま
急いで電解質水を飲んで
大人しく回復を待っているところ


なんてこった(笑)

ふんばる。

2022年06月05日 23時04分40秒 | 自転車
とにかく寝ようと思って
1日6時間たっぷり寝たのに
体に力が入らない



これはただの疲れではないなと
一生懸命考えていると
入部選手の「内臓を疲労させない」という言葉が思い浮かんだ


試しに入部選手がやっている
「プチ断食」をしてみたら
なんと次の日 自転車に乗りたくなるくらいまで
体調が復活していた



これだ!



それからというもの
必死に内臓を休ませた
食べるものに さらに気をつけ
夜8時以降は食べないようにした



※深夜2時まで仕事している私にとって
 夜8時以降食べないことはとてもツラいことなんす(笑)



さらに 階段ズッコケで痛めた胸をかばうために
左半身が凝ってしまい
呼吸が浅くなっていることに気づいた


痛いけど 呼吸が深くなるように
毎日ストレッチを続けたら
だいぶ呼吸が深くなってきた







レースまで1週間
最後の日曜日
ダメ元で走りに行った



体感的には8割ほどまでは戻って来ているが
果たしてどうか…
自分の調子が一発でわかる 栃木の太平山へ







到着して いつものメニューをやろうかと思ったら
男子部メンバーからメッセージが来た


五郎さんだけじゃなく
シュガーも伊織くんも
ものすごい記録を出したというではないか




なんか 自分もやらなきゃいけない気がして来た(笑)
太平山は二之瀬のちょうど半分なので
4本連続で走ってみることにした



目標はキリよく300W
体重の5.2倍
これを4本か…
やれるのか?(笑)




1本目

この1本目の感触で
本当に4本行けるのかが分かる
このコースの自己ベストは7分55秒 324W
それよりは少し抑え気味で

8分22秒 304W

感覚的には3本が限界かな…
でも今日は自分を追い込む日だ
4本目にタイムトライアルするつもりで行こう
そのままゆるゆると下って 休まず2本目へ



2本目
8分27秒 300W

思いのほか脚に来てた(笑)
7分経過時点で平均290W
最後に慌てて平均300Wまで持ち上げた

休まず3本目に行くため スパッと下りたいが
どうしても下りのスピードがゆ〜るゆるになってしまった(笑)



3本目
8分33秒 300W

こういうのって 3本目が一番きつい…
最速ラインを一瞬外しただけで
パワーは同じでも6秒遅くなった
ドリンクがなくなったので 補給しようか迷ったが
重くなるのが嫌だし
あと1本ぐらい大丈夫そうなのでやめた



4本目
全部出し切ってやる!
ここでベストが出たら最高だ!
…と思ったが
そんなに上手くはいかなかった(笑)





8分15秒 308W



よだれを撒き散らして
涙ちょちょ切れて
これ以上ないぐらい激しく息をして
人目をはばからず走る
そんな贅沢な時間をいただきました





ご褒美♪




久々に
本当に久しぶりに 決めたメニューを完遂できて
嬉しかった





帰りの下り坂
木漏れ日が美しかった

なぜ木漏れ日は心を奪うのだろうか?
なぜ美しいと感じるのだろうか?
走りながら 1分ぐらい考えていたが 諦めた


だが 1つだけ分かったことがある
私は たくさんたくさん
心を奪われながら生きていたい
そのために 無駄なことも全力でやっているのだ


焦り。

2022年06月02日 09時58分21秒 | 自転車



五郎さんと朝練へ



見るからに調子良さそうなペダリングの五郎さん



その後ろには 調子が最悪な私(笑)



レース前に 20分4倍で走りたいという


今の体重は58kgなので
4倍というと230Wほど
今の私にはかなり厳しい気がする


「これを走れば調子が戻りますよ」
と五郎さんは笑うが
はっきり言って そんなことあった試しがない(笑)


午後の仕事に差し支えない範囲で
行けるところまでついて行くことにする






五郎さんのサドルは 常にお尻に突き刺さっている



サドルをこの位置まで前に出した方が
腰が安定するに決まっているのだが
これじゃなきゃダメらしい


別な快感があるのではないか…と ついつい疑ってしまう(笑)




220Wで行くと言ってくれるが
調子の良い五郎さんが最後まで220Wで行くはずがない(笑)


10分経過したところで ほんのりとパワーが上がり始める
そして15分経過
五郎さんがサイコンをチラチラ見ているので
あー 平均パワーを上げに行くな…と覚悟する
案の定 数字はみるみる上がって260Wほどに
五郎さんは楽そうだが 私は風前の灯火だ


上り初めから21分でフィニッシュ
20分だって言ったのに(笑)






午後の仕事はなんとか気合いで乗り切ったが
燃え尽きて灰になり 新幹線では東京駅の清掃員に起こされた






気持ちは焦るばかりだ



あと2週間で 今年最初の決戦なのに
体調がまったく良くならない


スペインロケから帰国した際 体調を崩して
2ヶ月まともに走れなかったが
あの感覚に近い
また2ヶ月かかるのかと思うと 絶望的な気持ちになる



まあね 体調が戻らなければ
レースに出ずに 大人しくしてれば良いだけの話なのだが







スタートできない可能も考えつつ
レースの準備は始めておく


ちょっと前から こっそりと
チェーンとスプロケのテストを続けていて
12速のデュラエースと
12速のスラムの組み合わせを試している


一番変速性能が高いのは やはりチェーンもスプロケもデュラエースなのだが
デュラのチェーンでスラムのスプロケは遜色ない程度にOKだった
逆にスラムのチェーンでデュラのスプロケはかなりダメ


で 今日から
KMCの12速チェーンとの組み合わせをテスト
どうなるか楽しみだ






スピードプレイのクリートが
そろそろ寿命(走行1万キロ)なので
新品に交換





エアロな枠が付いたぐらいで
ほとんど変更箇所がない
そもそもの完成度が高かった証拠だ






クリートのネジには 必ずグリスを塗る
錆びやすい場所なので ネジが取れずに苦労した経験があるからだ(笑)



苦労した経験があると
グリスを塗ることを絶対に忘れない
これがマニュアルだけだったら
塗るのを忘れたりするのである
経験とは尊いものだ(笑)






クリートの遊び角度を調整しようとしたら
調整ネジが固すぎて回らず ネジを舐めてしまった…


代理店にメールを投げても音沙汰なし
(もともと期待してないけど)


この個体が不良品なだけですかね?






とまあ準備をしつつ
どうやったら体調が戻るのかを考えているのであります(笑)