自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

割れたC59フレーム再生への道 その5

2014年11月29日 12時42分58秒 | 自転車



バイクを組み上げるのも久しぶりです。

あたらしいパーツをとんと買わなかったし、
ようやく番組スタッフたちも
バイクの整備ができるようになってきたので、
軽い整備以外はやっていなかったわけです。






すべてのパーツを元に戻します。
でも、新車が届いたようなワクワクがあります。
久しぶりなので、組み上げる手順を間違ったり、
ワッシャーを入れ忘れたままガンガンにネジを締めちゃったり。。
5時間くらいかかってしまった。





フレームから白色を排除したかったのは、
GOKISOのハブを生かしたかったため。
ほかに色がごちゃごちゃしてると、
このハブのメタリックなピンクが生きないでしょ?


…と思い定めて組み上げたはずが。。











こんなんなりました。



なぜかバーテープが一番目立つ。
これじゃ~ぜったいハブに目が行きません。
しょうがないんです、このバーテープを買っちゃったんだから。
使わないでお蔵入りしたって、荷物が増えるだけです。
使って、そのうち黒にでも換えます。
あたしゃ千利休にゃなれませんな。



割れたフレームは、カーボンドライジャパンの補修段階では
かぶせたカーボンとの段差があった。
それをラディカルブラッツ(塗装屋さん)がならしてくれました。
なので、補修歴はまったくわかりません。

ただ、C59のリアブレーキワイヤーを通すフレームの穴が、
もともとは前後の穴がパイプでつながっていたため労せずワイヤーを通せたのが、
そのパイプが割れてなくなっていた。
IN穴からワイヤーを押し込めば、OUT穴から自然に出て来たものが、
普通に押し込むと、OUT穴を通り越えて、どこかへ行ってしまう。
これはめんどくさい。
時間経っちゃったけど、カーボンドライジャパンに言ってみようと思います。





さあ、無事完成したので、
福島県相馬市の常磐自動車道開通イベントに行って参りますよ~!!
……あれ、輪行バッグが見当たらない。
膨大な引っ越し荷物のどこにあるのか。
会社に置いて来たか。
電車があるうちに着くのかコリャ!?

明日はチャリダー★の日…そして来た!

2014年11月28日 08時30分02秒 | チャリダー★



待つこと6ヶ月。
フレームのクラックを補修し、
塗装を直し、
ようやく戻って参りました!


期待半分、不安半分で
フレームを取り出します。







んんんん~~~~?
ただの黒?


いえいえ、光の角度によって、
「COLNAGO」のロゴや「C59 ITALIA」の文字が
浮き出るようにしてもらったのです。





フォークの裏側などには、
シルバーでロゴを入れたりしています。


……でも、ちょっとだけ期待したのと違ったかな。
光が当たらなくても少しはロゴが見えるように
オーダーしたつもりだったのですが。
これじゃあパッと見は中華カーボンっぽい感じが…。


とはいえ、組み上げてみたら
この漆黒な感じが良いと思うかもしれないし。





とりあえず、組み上げますか!!





※あした(29日)の深夜はチャリダーの放送です。
 モッピーは琵琶湖へ、イノッチは最凶の山岳イベント「THE PEAKS」へ。
 抱腹絶倒まちがいなしですよ☆


おひっこし考察 その1。

2014年11月24日 10時35分55秒 | おしごと日記



家探しを始めて、何軒の家を見て回っただろうか。
新築、中古、いろいろ見て回った。
こだわりのデザイナーズハウス。
ご老人が1人寂しく暮らす家。
子だくさんの、わちゃわちゃした家。
いろんな人生を垣間みた。

「家」についても、いろいろ学んだ。
新築物件は、震災と五輪特需のため原材料が高騰、
2割ほど値段が上がっていること。
デザイナーズハウスは、中古として売りに出しても
なかなか売れないこと。
意外と平凡な普通の家の方が売れるらしい。
一軒家は20年で減価償却あつかいになるため
資産価値は20年でほぼゼロになること。



いろいろ学んだのはいいが、
いろいろ見過ぎて、どの家が良いか分からなくなっちゃった。
疲れたので、ほどほどに日当りが良い家に決めた。





そこでひとまず「引っ越し一斉見積もり」みたいなサイトに申し込んだら
1日50件くらい業者から電話があって辟易。
いちばんしつこくなかった「アリさんマークの引越社」に決めた。


余談だが、引っ越し屋さんと言えば、
学生時代に何度か誘われてバイトしたことがある。
私がバイトしたところは、基本的にチームのボスだけが社員で
あとは全員バイト君、という引っ越し屋さんだった。
バイト中、後ろで「ガッシャーン」とものすごい音がしたので振り向くと、
バイト君があやまってミシンを床に落とし、大破させていた。
(あちゃ~)と心の中で思いつつ駆け寄ると、
そのバイト君は私にこう言った。
「よかった~、足の上に落ちなくて」

………


ちなみにアリさんマークの引越社には、バイト君はいないそうです。
とても丁寧で、安かった。オススメ。





結局、学生時代からかぞえて14年、文京区に住んだ。
この土地に愛着があったわけではないけれど、
地獄のAD時代などの思い出が染み付いた家は、
離れるとなると、ちょっと寂しい。


ちなみにこの家は、売りに出して、3日で売れてしまった。
しかも買ったときと同じ値段で。
つまり、14年間、ほぼ管理費だけで住んだことになります。
売ることを考えて家を買うのって、大切なのね…。



てなわけで、引っ越しました。
近所に坂道はほとんどありません。
会社までの距離は7km→11kmにアップ。
少しは通勤トレーニング効果が上がるかしら!?

常磐自動車道開通イベント?

2014年11月18日 01時22分41秒 | チャリダー★



「高速道路を走る」と聞いて思い出すのは、
筒井さんと自転車探検部でベトナムに行った時、
地元チャリダーにさそわれて走りに行ったのが高速道路だったこと。
気がついたら大勢で高速道路を走っていて、
「いいのかな? 大丈夫かな?」と言ってたのを思い出す。

(政府の担当官に確認したところ、ぜ~んぜん問題ナシ、とのこと。
 たしかに、自転車が走っているどころか
 路上に円座でトランプしているおじさんたちもいたな…)



日本ではもちろん高速道路を走ることなどあり得ないのですが、
最近は、高速道路が新しく開通されるときに限り
走れるチャンスがあるようですね。


今回も、常磐自動車道のどこかの区間が開通になるらしく、
開通前に、高速道路貸し切り走行イベントが行われるとのこと。
気がついたら、チャリダーのスタッフ全員で走ることになっていた。


距離は100km。ほぼ平坦(おそらく)。
ノンストップ100キロkmは未知の領域!
平坦100kmも初体験!
しかもスタッフたちが撮影されるらしい。


修理に出してるジョカトーレ(C59)がそろそろ出来上がるころなので
ジョカトーレ×GOKISOで出場しようと思ったら……
修理屋さんにいくら連絡してもつながりません。。



おいらのジョカトーレ、直って戻って来るのだろうか???
撮影車(MASTER)で出場は確実だなこりゃ……

本日から!!

2014年11月12日 03時08分17秒 | 世界自転車探検部



長かった!!

ポルトガルの旅、ラストとなる15分版×2本がついに完成、
私のポルトガルの旅がようやくゴールを迎えました。
なんだか、ひとりで1万キロくらい走ってた気分です。



そんな最後の番組が、本日から2夜連続で放送!!


11月12日 夜11時20分~夜11時35分 「ポルトガルのおじさんたち」
11月13日 夜11時20分~夜11時35分 「ポルトガルの世界遺産」
@NHK BS1





ポルトガルを旅していちばん印象的だったのは、
実は「街でぶらぶらしているおっちゃんたち」でした。
昼間からカフェや街角でたむろして、
ずーっとおしゃべりしている。

仕事はしていないのか?
家族はいるのか?
景気の悪いポルトガルで、果たして楽しく暮らしているのか?

1本目は、そんな気になるおっちゃんたちの生態をご覧いただきます。



そして第2夜は、今回は豪華に4カ所も世界遺産に立ち寄ったので、
まとめてご覧いただきます。
とにかく景色が圧巻、その歴史も圧巻の世界遺産を
堪能して下さい。




ディレクターとしては、15分版というのは最もハードルが高いのですね。
なぜなら、50分版、5分版×5本をご覧になった方にも
新鮮に見て頂かなくてはいけないから。

視点を変えて、さらに太郎ちゃんがナレーションを読むことで、
ぜんぜん違うシーンに見えるようにする。
でも、視点を変えるのって、そうそうたやすい事ではありません。


はたして、うまく出来たのか?
それとも、飽きてチャンネルを変えられてしまうのか?



サクッとご覧いただける15分ですので、
ぜひぜひお楽しみ下さい☆


※11月15日 夜9時から、50分版も放送されるようです。
 15分版見てから見ると、またちょっと違うかも!?




モッピー走る!

2014年11月04日 02時04分21秒 | チャリダー★


モッピーこと、茂山宗彦氏。
5年前にチェコで「男自転車ふたり旅」をして以来、
ロードバイクに乗り始めた。
誰もが「はまる」とは思っていなかったのに、
モッピーはすっかり自転車に乗るようになって、
コンポを換え、ホイールを換え、
1日200キロを普通に(でもないか)乗るようになった。


自転車探検部員のなかでは「走れる」部員として、
スリランカの灼熱地獄(走り終えたらひからびてた)を走り抜き、
ペルーの高山病事件(高山病で引き返したので同じ標高4000mの峠を二度登るはめになった)をのりこえ、
あと一歩で坂バカになれるか!? というところまで来ていた。


ところが!
名誉なことに、文化交流使としてチェコに行っている間、
自転車はすっかりオヤスミ。
愛車のバンビーノ(デローザ)は京都の自宅の飾り物と化した。
あと一歩で洗濯物干しにされてしまうところだったに違いない。


こりゃいかん!
ということで、走っていただきました。
「チャリダー★」で、琵琶湖を一周サクッとね。



私はロケに行けないので、
若いディレクターがロケを担当。
「茂山さんって、やっぱり難しい方なんですか?」などと
相当緊張していた。
「経験値がすごいからね。シビアにディレクターのことを見とるで~」
と、脅かしておいた。
もちろん「実際はアホだけど」と付け加えておいたが、
ものすごく緊張してロケに出ていった。



あいつと私は最強コンビだ、という思いはあるけれど、
きっと新ディレクターとやっても、うまくいくだろう、と思っていた。
あいつの経験値は半端ではない。
でも、どんなロケになるのかは、見当がつかなかった。






そのVTRの編集第一段階を見た。
モッピーは、見たことのないほど緊張していた。
それは「良い具合の」緊張感だった。
甘えのない、神経が行き届いた緊張だった。


ああ、お互いに好みを分かり合って、
あうんの呼吸でロケが出来る関係も最高だが、
やはりこういう緊張は必要なのだ、と思った。


「自分を知らない人」に丁寧にコメントする。
「分からない相手」の狙いがどこにあるのか、探りながら動く。
そんな緊張感は、映像に丁寧な親切さを加えていた。
これって大事だなあ、と思った。



結論。
あいつはやっぱりすごかった。
だって旅の終わりに待っていたのは……最高の結末だったから!


放送は……今月30日!



※琵琶湖の写真は持ってないので、写真はすべて過去素材です★