曲えらび。

いやいやどうも〜。
元気に飲んでるかい？
何をって、紅茶に決まってるだろう。
アゼルバイジャンはイスラム教の国だ、酒なんか飲まないよ。
紅茶を片手に、ドミノで遊ぶのがアゼリー男子の流儀さ。


ところで、そろそろ「世界の街道をゆく」アゼルバイジャン編が放送なんだってな！
楽しみだ。俺たちも撮影されたからな！
なに？ １秒も映ってない可能性があるって？
そんなことあるわけないじゃんか。
見ろこの光る金歯！
このかっこよさを日本人だって分かるだろうからな。



そういや昨日、撮影班の日本人から
こんな写真が届いたよ。
番組の曲を選んでるけど、いい曲ないかって聞いてきたよ。





なんでもCDを１００枚ぐらい聞いて、
使える曲が１５曲しかなかったって嘆いてたよ。
出張先までCD持ってったってんだから、日本人は働きもんだよ。
もちろん俺の好きな曲をいっぱい教えといたさ。
もっと早く聞いてくれりゃ、そんな苦労しなくて済んだのにな。


おっと、母ちゃんが呼んでるよ。
庭にいるはずの牛がいなくなっちゃったって騒いでるよ。
そんなの放っておけば戻ってくるんだから、せっかちでいけねえや。
ちょっくら行ってくるから、次はテレビのブラウン管で会おうな！



「世界の街道をゆく」
歴史重なるコーカサスの道
テレビ朝日にて３月いっぱい放送です。

やっと放送にこぎつけた！！

ようやく放送にこぎつけました！


ずっと撮りためていた
男子ロードレースの日本代表監督、浅田顕（あさだ あきら）さんのVTRが、
今週末のチャリダーで放送です。




浅田監督は、元全日本チャンピオンであり、
欧州で活躍していた名選手でもあります。
引退後は、一貫して
「日本のチームでツールドフランスを走る」という目標をかかげ、
新城幸也選手や宮澤崇史さんなど
日本のトップ選手たちを育ててこられた。


「日本のチームでツールを走る」という目標は、
自転車界の実情を知っている人から言わせると、
１００年かかっても無理、と言えるほど無謀な夢なのだそうだ。
監督は夢を語るたびに、嘲笑われたという。


そんな逆風の中でも
見果てぬ夢を追いかけて突っ走る姿を見て、
私は応援せずにはいられなかった。
カメラ片手に、一人で監督のもとを訪ねた。

放送されるかどうか分からないものを撮りに来た若造を、
監督は快く受け入れてくださった。
なので、小さなVTRだけど、ようやく放送にこぎつけられたことは
本当に嬉しい。




「チャリダー列伝　日本代表監督・浅田顕」
１８日（土）１８時〜　
「チャリダー」内のコーナーVTRにて放送。




今回のVTRは、島根県益田市で行われた
ジュニアの全日本選手権の様子が中心です。
覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、
私が時速９０kmのモトバイクに乗って
「恐怖に震えながら」撮影させてもらったやつです。


ぜひ、迫力のレース映像をご覧いただき、
恐怖の中で必死こいてカメラのピントを合わせているDを
想像していただければと思います★




ちなみにこれは、監督の夢のほんの片鱗。
いつか監督をもっとしっかり取材して、
特番を作ってみせるんだ！

気にしていること。

小さいころは、体も小さくて泣き虫だった自分には、
バレンタインデーなんてまるで縁がなかった。
やっぱり男は強い奴がかっこいいんだと思う。
そんな私をかわいそうだと思ってくれるのか、
会社のデスクに素敵な贈り物が届いていました。
いつもすいませんねえ。みんなでおいしくいただきます。


さて、気にしているのは、チャリンコ通勤でのこと。
数えてみたら、たくさんのことを気にしながら走っている。



腕の力は抜けているか。
肩に力が入っていないか。
肩甲骨は緩んでいるか。
脚はまっすぐ上がっているか。
腸腰筋を使って脚が上がっているか。
体幹がきちっと使えているか。
ペダリングが１２時過ぎから入力できているか。
ペダルへの力点が拇指球のどこにあるか。
内転筋を使えているか。
ケツ筋は働いているか。
ハムストリングスは使えているか。
下死点で接線方向に力をフェードアウトできているか。
顎が上がっていないか。
頭がぶれていないか。
ケイデンスは８０以上をキープできているか。
左右の脚は一定ペースで動いているか。
背中は丸まっていないか。
呼吸は深くできているか。
ふくらはぎに無駄な力が入っていないか。
ギヤの選択は適正か。


後ろから車が来ていないか。
路面にあやしいものが落ちていないか。
何かが飛び出して来ないか。
次の信号が変わる前に通過するには何Wで漕げばいいか。
風向きはどっちか。


きょうの会議はなんだっけ。
次のロケで峠を走る時はどんな仕掛けを考えようか。
次のスタジオ収録は誰を呼ぼうか。
次のイベントではどんな撮影をしようか。
インドネシアのあのネタを撮影しに行きたいけど時間は作れるのか。



実に様々なことを考えながら、走っている。


ペダリングに関しては、気をつけないといけないこともあり、
試しに気をつけてみていることもあり。




仕事のことは、残念ながら酸欠で
あまり深くは考えられないです。
それよりも、嫌なことを思い出してブルーになっても
ペダルを漕ぐしかないので、
何かがふっきれてサッパリします。



さあ、深夜１時です。
きょうの帰り道は、何を考えながら走ろうかな★

つつみん。

初めてお仕事してから、もうすぐ４年。
この人はテレビでは悪態ばかりついてるから、
好きじゃない人も多いかもしれない。


最初のロケは、西伊豆を２８km走ったとき。
走ってるあいだずっと「なんでこんな大変なことやらされてるんだ」という顔をしていらした。
私はその気持ちが分からなかったし、お互いに気持ちが疎遠な感じだったから、
頼んでも２度と出てくれないだろうと思っていた。


でも、気づけば丸４年。
今では最も信頼できる人のうちの一人だ。



今日、スタジオ収録だったのだが、
途中で牧野ステテコさんがボケた際、こんなことを言った。

「へっへっへ。ステテコそれ全カットだから。ダイスケさんはナチュラルが好きだから」

ドキッとした。
そのボケは面白いボケだったから、活かせるかなあ、でもやっぱりカットかなあ、
と思いながら聞いていたところに言われたから。


この人は自分と関わるすべての人の「欲しいもの」を探り当てて、
その助けをすることを目指しているのかもしれない。
人のことをなかなか好きにならないし、
けっこう孤独に努力しているし、
実は相当なシャイボーイなんだけど、
誰よりも人のことを考えているのかもしれない。


そういえば、人ががんばってるVTRを見ると、
いちばん涙目になってるのがこの人かもなあ。



趣味も好みもまったく合わないから、
同級生になっても絶対友達にはならないと思うんだけど（笑）、
心から敬愛している人。
同い年の同志として、ジジイになっても仕事したいなあ。

アゼルバイジャン。

ご無沙汰いたしました。
ちょっと忙しくて…
今も台本をガリガリ書いてますが、
仕事に飽きたので、ここに逃げ込みました。

きょうはお知らせがひとつございます。




Photo:Kei Taniguchi


ようやく放送！
３月の月〜金は、テレビ朝日「世界の街道をゆく」で
アゼルバイジャン編が放送です！

カスピ海の西。トルコの東。南にはイラン。
言われてもよく場所がわからない国、アゼルバイジャン。
コーカサス山脈の奥地に辿り着いた時、世界の果てに来た、と思った。
その「最果ての地」で、写真家の谷口さんが撮ってくれた記念写真は宝物です。


関東限定ですが、ぜひお楽しみください。






どうでもいいことですが、
アゼルバイジャンの王宮（↑）って、
ブータンの建物と似てるんですよね。






どうですか？


文化がどうやって世界を漂い、伝わってきたのか、
考えるだけでワクワクします。



さあ、そろそろ逃避はおしまい。
台本書きにもどります…★