自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

今年も。

2017年12月30日 20時26分19秒 | チャリダー★



後輩ディレクターがやって来て、
青木崇高さんを知ってますか、と聞いて来た。
ある現場でご一緒したら、
「Dくんによろしく」と。


ムネとタンザニアに行ったのは、ちょうど4年前。
ムネといると、常に「お前、全力だよな?」と聞かれている気がする。
つまらん作品を作りでもしたら
2度とチャンスはないぞ、というオーラ。
あいつは命を無駄にしない男なのだ。



そのタンザニアの旅で、ある目標ができた。
言葉のできない通訳のお兄ちゃん(!)と
「5年後にまた仕事しましょう。それまで、お互いに腕を磨きましょう」
と誓い合った。
ムネの話で、その5年後がもうすぐだと
思い出したのだ。


本当にまたタンザニアに行けるかどうかなんて、
運次第だけど。
2度と来ないだろうと思った中国の長坂にある趙雲像を
6回も通りがかって見たぐらいだから、
何が起こるかわからない。
逆に死ぬまで実現できなかったとしても、
目標を持っているのといないのとでは、全く違う。


というわけで、来年の目標。
無理だ、と笑っていただいて結構です。
目標、夢を持つのはタダですからね。



月間1000キロ走る
ロードレースに出場して勝つ
乗鞍1時間05分を切る
体脂肪を4%にする
トゥールマレー峠でロケをする
タンザニアでロケをする
ロードレース全日本選手権を2時間特番でやる
茂山宗彦くんと何かやる
加藤虎ノ介くんとメシを食う
気仙沼「炎(ほむら)」のラーメンを食べに行く
会津のトップスピード、香川のドM組合の人たちとサイクリングする
チャリダーを来年度も楽しく続ける
そしてよく笑う。



今年もありがとうございました!



3日ぶり。

2017年12月27日 02時35分39秒 | チャリダー★



通りがかった駅の風景が心に刺さった。
栃木の下小代駅という。
駅近くの「Baum」というレストランで
絶品のランチをいただき、帰京。
風呂に入って、22時に会社へ向かう。


試写まで13時間。
しかし全く編集の手が進まない。
1ヶ月近く編集を続けていたので
頭が逃げたがってしまうのだ。
こんなに頭がイヤイヤするのは久しぶりで、
気がつくと、他のことを考えている。




こりゃ無理なので、
試写は1週間遅らせてもらい
(それはそれで来週が地獄になるのだけど)
存分に考え事に没頭。



◯◯のデザイン7種類をイラストレーターで作る。
先の放送分の出演者案。
▲▲の大会で使用するバイクを考える。
●●で行うローラー台を使ったゲームを考える。
ある地方大会の出場条件と撮影条件について調べる。
五郎さんとラインで色々相談。
宮澤さんとやる撮影内容を考える。
□□県にある山岳コースをしらみ潰しに調べる。
…そして編集。


そんなこんなで悶々としていたら、
3日経っていた。
(その3日の間にボー年会があった)




突然、いないと思っていたスタッフの一人が
編集室にやってきた。
「手伝うことはありませんか」と。
止まった頭のエンジンをかけて、
今考えていることを整理しながら話し始める。


すると!


アイデアが一気に溢れ出てきた。
自分でも、なんでそれを思いついたのか不思議なくらい
いろんなことが頭から出てきた。


そして一気にカタがついた。


…編集以外は。




終電で1時に帰宅。
ZWIFTのメニューでローラー40分漕いで、
プロテイン飲んで、
汗だくで3日ぶりの風呂に入る。
幸せ。


イマココ。



しかし人と話すというのは大事ですな。
どなたか秘書か専属アシスタントになってくれないかしら…
いやマジで☆

ボー年会。

2017年12月25日 22時24分17秒 | おしごと日記



番組のボー年会があった。

レギュラー出演者はもちろん、全スタッフ、
そして土井ちゃんや宮澤さんなどプロ選手たちまで
わざわざ集まってくれた。

チャリダーを始めたころは、すべてが手探りで、
自転車メーカーに連絡しても門前払いだったこともあるし、
プロ選手に声をかけても「なんだそりゃ」という反応だった。
でも今はそんなことはもう無い。

楽しそうに笑い合っているスタッフと出演者を見ていたら、
ああ、5年続けて来たのだな、と思った。
続くということは、こんなに素晴らしいものかと。


うじきさんが話してくれた。
5年前、初めて私がご挨拶に行ったとき
「こんな若いのが担当で大丈夫なの?」
と思ったという。
当時私は35歳。レギュラー番組の総合演出というには若造だった。



今をピークにしてはいけない。
勢いが落ちて来たら、潔くやめようと思うけど、
それまでは頑張らなくちゃ。


私、皆さんの応援がなくちゃ進めない人です。
どうかこの先もアシストしてやってください。
よろしくお願いします☆



組合員。

2017年12月24日 10時42分19秒 | チャリダー★



小豆島でイノッチと激闘?を繰り広げた
香川のチーム「ドM組合」。
バツグンのネーミングですね。
これ以上のチーム名は、ちょっと思いつきません。
名付け親は天才だと思います。


写真左から、組合長さん、リーダーさん、パンチャーさん。
キャラの濃さとチーム名に感動して、私も組合員にしてもらいました。


取材でお会いしたチームに入れてもらったのは
これで2回目。
会津のチーム「トップスピード」と
この香川の「ドM組合」。
全くお会いできてないのが残念。
番組が終わってヒマになったら会いに行けるかな。


さあ、組合員の名に恥じないよう
もっと速くなりたいぞ!




LEOMO TYPE-R で実践練習。

2017年12月17日 19時05分32秒 | 自転車



5つの計測用チップでペダリングを解析するTYPE-R。
体に取り付ける位置によって
5つのチップはLEDが5色に光るのですが、
毎朝『あれ?ピンクは左足だっけ?」
となるので、シールを作って貼りました。


通勤では何度か測ったのですが、
たまたま五郎さんの練習会に参加させてもらえたので
そこで計測。
果たしてどんな数値が出るのか…





走ったのは、長良川の河川敷。
2チームに分かれての模擬レース。
距離は30キロ。


まず、その地図とグラフ。





そして各データごとのグラフ。





上から、
DSS(ペダリング効率的なもの)
Foot Angular Range(Q1)(ペダリングの12時〜3時での足の可動範囲)
Foot Angular Range(ペダリング中の足の可動範囲)
Leg Angular Range(太ももの可動範囲)
Pelvic Angle(腰の角度)
Pelvic Rotation(腰の回転運動範囲)
Pelvic Rock(腰の上下運動範囲)

となってます。


やっぱり一番目が行くのは
ペダリング効率ですね。
これはロスの大きさを数値でが表しています。
0はロスなし、10でまずまず、20は効率悪い、
という感じだそうです。

今回の私は…
右平均0.2、左平均0.1。
ほとんどロスがないことになります。
ほんまかいな。



面白かったのが、
ペダリング中の足の可動範囲(いわゆるアンクリング)が
右足の方が圧倒的に大きかったこと。





平均値で左右が7度も違います。
右ふくらはぎがツりがちなのは
ここに原因があるのかしら。

さらにこのデータをもとに考えると、
面白いことが見えてきた。

足先に左右差があるのに
太ももの動きは左右で全く同じ。
ということは、足先で生まれた左右差は、
腰で吸収している可能性があります。
これが私の腰痛の原因なのかもしれません。


これは早速、右足のアンクリングを左と同等に抑えるための
何かをしてみたいところです。
このハイテク機器で取ったデータをどう活かして行くかが
最大の問題ですからね。


そこで!LEOMOの講習会に行ってきました。
結論から申し上げると、
計測装置はできたけど、それをどう活かして行くかは
これから経験を積み上げて行く、のだそうです。


私はこれを聞いた時、
めちゃくちゃワクワクしてしまった。
ここに未来がある気がしたから。
マニュアルが無いことほど楽しいことはないでしょう?


とりあえず私は、右足のアンクリングを減らすことを色々試して行くことになりそうです。
それによって他の数値がどう変わるか、体の他の部位がどう変化するか、
そして私は速くなったのかどうか。
そんなことを見ながら走ることになってゆく。


今度この数値を持ってハムスタースピンの福田さんとこにでも
行ってみようかしら。



てな訳で、初めてのTYPE-R分析。
練習に参加させてくれた五郎さん、ありがとうございました★


LEOMO TYPE-R。

2017年12月11日 16時45分32秒 | 自転車



ロケをしてたら、サイコンが壊れてしまった。
落車したり、特別何かをしたわけではないのに、
気がついたら画面が割れていた。
よく漫画で、大事な人が死んだ時に
ガラスに「ピキッ」とヒビが入ったりするアレかと思い
ちょっとドキドキしたが、何事もなかった。



しばらくは心のサイコンで行こうかとも思ったが、
やはりデータを管理したいので、サイコンを買わねばなるまい。
GARMINの安心感は捨てがたい。
再び520を買おうか、それとも1030にしようか。


悩んでいたら、あるニュースが飛び込んできた。

「TYPE-R 国内発売開始」



モーションキャプチャー、と聞けば
ご存知の方もいると思います。
体にセンサーをつけて、
体の動きをデータとして取り込めるやつですね。
取り込んだ体の動きを元に
CGを動かしたりできます。


そのモーションキャプチャーを使った
サイクルコンピュータが、LEOMO TYPE-R。
これが「タイミング」というやつか。
決断は早い方が良い。速攻で購入。






番組で何かに使えないかと思っていたので、
まあ良しでしょう。
やはり自分で買って、実際に使って見て良いもの、使えるものを
番組では使っていきたい。





TYPE-Rは、5つのセンサーを体に付けて、
その動きからペダリングを分析します。
センサーをつけるのは、右足と左足の甲、左右前腿、そして仙骨。
これがリアルタイムに計測・表示される、とのこと。





もちろん通常のGPS機能やサイクルコンピュータ機能も付いています。
お値段は税込10万円弱。
機能からすれば破壊的な価格ですが、
(モーションキャプチャーは数百万からの世界)
個人の小遣いからすれば高嶺の花。
ちょうど使ってたサイコン(GARMINの520)が壊れなければ
もっと先送りにしていたと思います。
タイミング、タイミング…





さて。
重量はバッテリー込みで90gほど。
ただしこの小型バッテリーでは90分しか持たないので、
短距離レースでない限りドックチャージャー(予備バッテリー)をつける必要があるでしょう。
これらコミコミだと175g。
ハンドルに取り付けると、ちょっと重さを感じるけど
普通に道を走るだけなら気にならない。


ちなみに腕にも付けられますが…





デカすぎ。
慣れれば何とかなるのかしら?








通勤で走って見た感想は、

「これは楽しい」。

今までのように、パワーや勾配データだけでも十分楽しいけど、
フォームの変化によって体の動きがどう影響を受け、
変わっていくのかが数値で分かるのが楽しい。
詳しい使い方とその結果は、これから講習会を受けてくるので、
また後日。

ただ、個人的にアウトだったことも多々。
まず、STRAVAとリンクできないこと。
ライドのデータ管理をSTRAVAでやってる身としては
かなりアウト。

それから走る前にGPSやパワー計などとリンクさせるのに時間がかかる。
GARMINは家から出て10秒ほどで衛星を捕まえられるが、
TYPE-Rは2分ぐらいかかった(たまたまかもしれないが)。
さらにGARMINではパワーメーターとリンクしないまま走り出しても、
走行中に自動的にリンクしてくれるのだが、
TYPE-Rはリンクしないまま走り出したら、
ライド終了までリンクしなかった。

大きさはサイコンの中でも大きめの部類。
ハンドル前のスペースをかなり取るので
手持ちのライトが付けられなくなってしまった。
新しくライトやアダプターを買わなくてはいけない。



てなわけで、一日使って感じたのは、
面白いデータを取るためには、多少の利便性やお楽しみは犠牲にせざるを得ない、ということ。
トレーニング前に15分ぐらいかけてデータを取るためのセッティングをして、
しっかりデータを取るために走る。
通勤がトレーニングの私には、そのセットアップする15分は厳しい。
しばらくやってみて、慣れれば5分ぐらいには短縮できるかしら。


ただ、いずれはソフトのアップデートで対応できることも多そうなので、
ヘタレチャリダーとしては、それを心待ちにしましょう。




ロングライドや本格トレーニングについては
追い追いアップします(たぶん…)★

LSDやりたい。

2017年12月06日 22時12分07秒 | 自転車



乗鞍とともに終わった禁欲生活。
今じゃすっかりスイーツ男子。
体重も5kgアップの62kgと来たもんだ。


2月には走れなきゃいけない場面が増えるので、
そろそろ絞り始めなければいけない。
脂肪を摂りすぎない。
夜9時以降は食べない。
目標1000km/月。
(※いつもは300km/月)


オフシーズンにしかできない走りといえば、
LSD(ロング・スロー・ディスタンス)。
ゆっくり長距離を乗るやつですね。
私は長距離を乗る機会が年に5回もないので
是非ともこれをやっておきたい。
のんびり、できるだけノンストップで
はるか遠くまで。



この写真ぐらい遠いところまで……




しばらくは、走る時間が取れるのは土曜日になります。
12月から2月ぐらいまでの間、
土曜日に走ってくれる人募集。
長距離のコツを教えて欲しい。
200kmを10時間とか。
できれば250km。
ぜひ!

融通無碍。

2017年12月05日 03時09分27秒 | おしごと日記



中国で見た、岳飛(南宋時代の武将)の書。
諸葛亮の「出師表」の拓本なのだが、見事の一言。
書に詳しくない私にだって分かる
融通無碍の境地。

ものすごくカッコつけてるんだけど、
カッコ良すぎてぐうの音も出ない。
一文字目を書いている時、すでに
文章の最後が見えているかのような。
でも、書いている途中で起こった変化を
美しく受け止めているような。


私は、現場で起こったことに
割と自由に対処できる方だと思うけど、
ここまでの仕事ができるようになりたい。


と、新しいジャージのデザインに
1ヶ月以上悩み続けながら、思う冬の夜…。