ロケをしてたら、サイコンが壊れてしまった。
落車したり、特別何かをしたわけではないのに、
気がついたら画面が割れていた。
よく漫画で、大事な人が死んだ時に
ガラスに「ピキッ」とヒビが入ったりするアレかと思い
ちょっとドキドキしたが、何事もなかった。
しばらくは心のサイコンで行こうかとも思ったが、
やはりデータを管理したいので、サイコンを買わねばなるまい。
GARMINの安心感は捨てがたい。
再び520を買おうか、それとも1030にしようか。
悩んでいたら、あるニュースが飛び込んできた。
「TYPE-R 国内発売開始」
モーションキャプチャー、と聞けば
ご存知の方もいると思います。
体にセンサーをつけて、
体の動きをデータとして取り込めるやつですね。
取り込んだ体の動きを元に
CGを動かしたりできます。
そのモーションキャプチャーを使った
サイクルコンピュータが、LEOMO TYPE-R。
これが「タイミング」というやつか。
決断は早い方が良い。速攻で購入。
番組で何かに使えないかと思っていたので、
まあ良しでしょう。
やはり自分で買って、実際に使って見て良いもの、使えるものを
番組では使っていきたい。
TYPE-Rは、5つのセンサーを体に付けて、
その動きからペダリングを分析します。
センサーをつけるのは、右足と左足の甲、左右前腿、そして仙骨。
これがリアルタイムに計測・表示される、とのこと。
もちろん通常のGPS機能やサイクルコンピュータ機能も付いています。
お値段は税込10万円弱。
機能からすれば破壊的な価格ですが、
(モーションキャプチャーは数百万からの世界)
個人の小遣いからすれば高嶺の花。
ちょうど使ってたサイコン(GARMINの520)が壊れなければ
もっと先送りにしていたと思います。
タイミング、タイミング…
さて。
重量はバッテリー込みで90gほど。
ただしこの小型バッテリーでは90分しか持たないので、
短距離レースでない限りドックチャージャー(予備バッテリー)をつける必要があるでしょう。
これらコミコミだと175g。
ハンドルに取り付けると、ちょっと重さを感じるけど
普通に道を走るだけなら気にならない。
ちなみに腕にも付けられますが…
デカすぎ。
慣れれば何とかなるのかしら?
通勤で走って見た感想は、
「これは楽しい」。
今までのように、パワーや勾配データだけでも十分楽しいけど、
フォームの変化によって体の動きがどう影響を受け、
変わっていくのかが数値で分かるのが楽しい。
詳しい使い方とその結果は、これから講習会を受けてくるので、
また後日。
ただ、個人的にアウトだったことも多々。
まず、STRAVAとリンクできないこと。
ライドのデータ管理をSTRAVAでやってる身としては
かなりアウト。
それから走る前にGPSやパワー計などとリンクさせるのに時間がかかる。
GARMINは家から出て10秒ほどで衛星を捕まえられるが、
TYPE-Rは2分ぐらいかかった(たまたまかもしれないが)。
さらにGARMINではパワーメーターとリンクしないまま走り出しても、
走行中に自動的にリンクしてくれるのだが、
TYPE-Rはリンクしないまま走り出したら、
ライド終了までリンクしなかった。
大きさはサイコンの中でも大きめの部類。
ハンドル前のスペースをかなり取るので
手持ちのライトが付けられなくなってしまった。
新しくライトやアダプターを買わなくてはいけない。
てなわけで、一日使って感じたのは、
面白いデータを取るためには、多少の利便性やお楽しみは犠牲にせざるを得ない、ということ。
トレーニング前に15分ぐらいかけてデータを取るためのセッティングをして、
しっかりデータを取るために走る。
通勤がトレーニングの私には、そのセットアップする15分は厳しい。
しばらくやってみて、慣れれば5分ぐらいには短縮できるかしら。
ただ、いずれはソフトのアップデートで対応できることも多そうなので、
ヘタレチャリダーとしては、それを心待ちにしましょう。
ロングライドや本格トレーニングについては
追い追いアップします(たぶん…)★