自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

アホな友がいる喜び。

2015年11月26日 18時28分01秒 | 茂山家


京都で親友の大事な舞台があるので、
1日の自由時間をもらった。
(ただし往復移動の4時間は仕事にあてるのが条件)

始発で行けば、舞台まで4時間ある。
花背峠までの往復が50キロ。
これは輪行して峠を攻めるべし!
とワクワク寝るが、起きたら朝7時だった。
夢の花背峠を断念し、けっきょく体ひとつで新幹線。





京都って、大好きな街なんだけど、
だからって行きたいところがあるわけじゃない。
てなわけで、いつも行くのが京都駅近くのラーメン屋さん
「第一旭」(となりの新福菜館ではなく)。


全国のラーメン屋さんで
私のベスト3に入るお店です。
しか~し。





ああ、秋の京都は行楽シーズン。
行列100m。
「行列は3人まで」と決めてるので、断念して能楽堂へ。



親友の舞台とは、
狂言師茂山宗彦の40歳記念舞台。
この日のビックリな演出の良し悪しは置いといて、
この男、非常に型破りで、
「伝統芸能」「能楽師狂言方」というイメージとは
だいぶ遠い趣向なのは気味良かった。


舞台を見て、強烈に思ったことがある。
茂山の狂言師たちは代々「家族」で狂言をやっている。
親が師匠であり、共演者も親戚親兄弟。
そのあうんの呼吸の見事なこと!
舞台上の3人の呼吸の中に、
しっかり客の呼吸まで紛れ込ませてしまう。
これは唸るほどすごかった。


気心知れたプロフェッショナル。
これがガッチリ組んだ時は最強だ。
そういうプロフェッショナルを自分の周りに作れるかどうかが
私にとっても大きな課題だなあ。







夜は、ご家族の宴にお招きいただき。
「また面白いことやろうぜ」と話が弾んだ。

「また面白い舞台イベントをやるためには」
「カツラを楽しく落とす方法」
「自転車で楽しく道に迷う方法と、それを番組上でカットされない方法」


…お互いの「面白いこと(=アホ)」の方向性が似ていることが
私にとって、たいへんな幸せでなのでありました。

台本執筆中。

2015年11月21日 06時03分25秒 | チャリダー★



スタジオ収録目前。
日曜日に京都へ行く時間を捻出すべく、
台本執筆中であります(ただいま朝6時)。



スタジオの演出で一番苦労するのが、
番組オープニング。
ここで面白いことをやることに決めているからです。



たとえば、イノッチが夏油高原ヒルクライムに出場した回では、
「表彰台にいちばん近いレース」ということで
スタジオで「表彰台遊び」から始めました。


誰もいないクリニックで、イノッチが
「おめでとうございます!」「いや~、ありがとう!」とか独り言を言いながら
勢いよく表彰台に乗ると、
表彰台がぶっ壊れる、というやつ。


表彰台を印象付けたかったし、
人が見てないところで、妄想して遊ぶことって
良くあることなので
(しかもそれを良く人に目撃される…)
そんな感じで番組が始まればいいなあ、と。


ああいうのを考えるのって、
めちゃくちゃ楽しいんですけど、
意外と時間がかかるんです。


さあ、今回書くのは3本分。
何して遊ぼうかなあ…
と考え始めてすでに10時間経ってたりして★

イノッチとのたのしい撮影の話。

2015年11月17日 21時47分06秒 | チャリダー★



いちばん楽しみなロケは何か?
と聞かれれば、
迷いなく答えるのがこれ。


「猪野学氏とのコントロケ」


年に一回ぐらいやらせてもらっている、
「ゆけ! 平チャリダー」とか、
「わらじの神様との遭遇」ロケとか、
ああいう「ドラマ」というか「コント」のロケですね。


基本的には、私が台本を書いて、
それを覚えてもらうのですが、
まずこれがすごい。

台本が上がるのって、なぜか当日の朝とかになっちゃうのですが、
移動中のロケバスの中で見ただけなのに、
現場ではセリフが完璧に頭に入っている(!)。


俳優としては当たり前なのかと思いきや、
意外とセリフを覚えない俳優さんは少なくないようです。
この時点で、我々はスペシャルな感動をもらえます。



さて、現場に到着すると、まずリハーサルで一回
セリフと動きを確認します。
ここでさらなる(というか一番の)楽しみがあります。


それは、アドリブ合戦。


たとえば、わらじの神様とのシーンでは、
現場では私が神様の声を担当して撮影します。
(私の声を消して、あとで竹谷さんの声を入れます)
私がセリフ担当になると、ぜったい悪い癖が発動して
台本と全然違うセリフを言ったりするんですね。
なぜなら、イノッチはアドリブさせると超絶に面白いから。



たとえば、台本に書いてあるシーンは、

「わらじ様の前に坂バカが体育座りをして
 神様に対して馴れ馴れしく話をする。
 神様が不愉快だと怒り、坂バカは謝る」

という流れなのに、
こんな会話を発生させてみる。

私「おい坂バカ。さっきからずいぶん馴れ馴れしいじゃないか」
猪「いやあ、なんか親近感わいちゃって」
私「不愉快だ」
猪「いや、あの、すいません! でもわらじ様…」
私「私は神様だぞ」
猪「ははー。すいません!」
私「プランク見せてくれたら許してやろう」
猪「プランクって、あの体幹鍛える……って、ここでですか?
  ここ、砂利ですよ?」(注:プランクはひじで体重を支えるトレーニング)
私「ひじの下に手袋しいていいからさ」
猪「仕方ないなあ…」
(ブツブツ言いながらプランクをはじめる)
私「あのさ、体幹ってどこだっけ? 言葉じゃ分かりにくいから、手で場所を教えてくれないかな」
猪「片手でプランクって辛いんですけど…だからここですよ、体幹」
私「ごめん、見てなかった」
猪「ちょ、だから! ここですよここ!」

そこへちょうど観光客がいらしたので、
「どうぞ遠慮なく」とカメラ前を通っていただいた。
プランクするイノッチを怪訝そうにチラ見してた。


こういうシーンは、だいたい私が
笑いをこらえきれなくなって終わる。
でも、実はただ遊んでるだけじゃなくて、
「坂バカがここでプランクしてたら面白いなあ」
と思いついたので、プランクを持ち出してみたわけです。
その結果は、番組をごらんになった方はお分かりになる…かな?



どんなにセリフを変えても、イノッチは切り返してくるから安心。
ああ、次はいつ、あの楽しいロケができるかなあ…☆

できたよ!

2015年11月13日 18時56分49秒 | チャリダー★




明日放送の「チャリダー教習所@渋谷NHK」
完成です!


先日募集告知した
NHKイベントでの公開収録したやつですね。

イベントとしても盛り上げながら、
番組としても仕上げなきゃいけなかったので
大変でした。

たとえば、収録時間が合計2時間しかないのに、
会場の皆さんに番組をたのしく説明する時間を作らなきゃいけなかったり。
(通常は1本作るために半日はかかります)
ステージでやった◯◯選手権の「女性・こども」のハンデ設定に
と~っても悩んだり。
(結果的には大成功でしたが)


そもそもこの回を難しくしているのは、
「イベントをそのままダラダラ放送したくない」
という思いがあったから。
「チャリダーらしさ」は必要ですからね。
大丈夫、面白くなったと思います!


24日(土)夕方6時30分~(20分)
「チャリダー教習所 in Nスポ!」
ぜひごらんください。


さあ、今日もフルもがきで帰りますよ☆

忙しい人の通勤トレ その3。

2015年11月10日 17時51分59秒 | 自転車



さて、フルもがきと引き足トレーニングをしながら
帰宅。
風呂に入ると、いつのまにか寝てしまい
気がつくとお湯が水になってたりする。


そんな時にも、毎日やりたいトレーニングがあります。



ずばり、ケツ筋スクワット!
風呂場でやるのがまた開放感あふれててグッドです。



ケツ筋スクワットのコツは、
ヒザがつま先より前に出ないこと。
かかとの下に3センチぐらいの板をはさんだりすると楽にできます。
私は風呂用ヒノキ椅子の板にかかとを乗せてます。


ケツ筋スクワット×100回。


時間にして、だいたい5分程度。
お尻と腰にキュンキュン効きます。
忙しいあなたにピッタリのトレーニングですね。
そして風呂場から「んっ! んっ!」と漏れる吐息は
なかなかマニアックだと思います。


トレーニング中の写真をお見せしたいのですが、
いろいろ写っちゃうので、残念ながらお見せできません。
自分で言うのもなんですが、鏡に映る自分の足は、けっこうキレイです。



風呂から出ると、さらに膝裏にラクロスボールをはさんで
腸腰筋トレーニングを片足50回。
ここまで来たら、いろいろ疲れ果てて
よく眠れます。




フルもがき。
踏まない引き足ペダリング。
ケツ筋スクワット。
腸腰筋トレーニング。
この地味~なトレーニングの成果やいかに!?
来年6月、富士山国際ヒルクライムの
結果をお楽しみに☆

忙しい人の通勤トレ その2。

2015年11月09日 14時02分35秒 | 自転車


※本日も中国の写真をお楽しみいただきながら、
 つまんないトレーニングの話でもひとつ…



さて、通勤にフルもがきを加える話の続きです。


フルもがき以外の時間はどうやって走れば
効率的なトレーニングになるのかを考える。
基本的には、フルもがき以外の時間は
休んでいて良い(というか休まないとモガけない)ことに
なっているのですが、
フルもがき4発の効果が無かった時には
何にも変わらないことになってしまう。



そこで思いついたのが、
ひたすら「踏まないで走る」こと。


意外と意識しないとできないのが「引き脚」。
みんな踏むことばかりに気を取られて、
引き足がちゃんとできず、
足の重さがペダルにかかりっぱなしになっている、
とは宮澤さんやドクター竹谷が口を酸っぱくして
言い続けていること。


実際にパワーメーターで効率を見てみると、
私の平均は87%。
(ローター社製の数値なので、パイオニアとは違う尺度です)
13%のネガティブパワーが引き足で発生していた。


それならば!
踏まないで、足を「上げる」練習をいたしましょう。
これがけっこう、精神的にツラくて面白い。



信号待ち後のスタート。
チャリ通おじさんに抜かされる。
踏まないと置いていかれる。
でも、がまん。
踏まない。



坂道で、チャリ通のお兄さんにぶち抜かれる。
これ見よがしにガン漕ぎで抜いていく。
踏めば軽く追い越せるのだが、
がまん。
踏まない。
踏みたくてしょうがないけど、踏まない。
脚を上げることにだけ、エネルギーを注力する。



すると、股関節あたりがけっこう疲れる。
ふだん足を上げられていなかった証拠である。
さらに言えば、大腿四頭筋を使わず、
腸腰筋で脚を上げる。
腰から脚を引っ張り上げるイメージ。
太ももはひたすら休憩。



さて、この地味な練習。
どんな効果があるのか。わかるのは半年後か。





※中国の子ども服は、おしりが全出しになってます。
 おむつをしないで済むためだと推測されます。


忙しい人の通勤トレ その1。

2015年11月06日 12時58分21秒 | 自転車



私にとって、毎日の自転車通勤は
大切なトレーニング時間です。


「忙しいから」というのはタダの言い訳だ、
とはよく言いますが、
毎日2~3時間しかない睡眠時間を削って
トレーニングしてもしょうがありません。



なので、電車通勤と変わらない時間でできる
自転車通勤トレーニングが、唯一のトレーニング時間となるわけです。



しかし!
いくら自転車通勤を続けても、
まったく速くならなかった。
だって、4年前に初めて出場した
富士山国際ヒルクライムの記録から
3分しか速くなってないんだもん。



メキメキ速くなった人に聞くと、
とりあえず月間走行距離は
800キロ~1000キロぐらいは走っているようだ。
私の月間の走行距離は300キロ~400キロ。
これ以上増やせないとなると、
やっぱりレースの結果を求めるのを諦めるべきなのだろうか?




乗鞍の取材のとき、56さんに相談してみた。
通勤しか走れず、距離も1日24キロ、
これで速くなれないものかと。
すると答えは明快。
「モガくことです」
通勤サイクリングをしてもダメだと。


ああ、イノッチがスタジオでやってた
フルもがきで最大酸素摂取量を増やす
あれですね。




私にこの先の選択肢はなし。
やってみるしかありませんな。



通勤ルートは片道12キロ。
都心なので基本は平地です。
たまにある路肩の広い陸橋やゆるい上り坂が
フルもがきのチャンスで、これが4ヶ所ある。
とりあえずこの4発のフルもがきを
通勤に加えてみた。



1発目。MAX1050W。
2発目。MAX1000W。
3発目。MAX950W。
4発目。MAX880W。


この4発の坂は3~5分おきに来るので
パワー計の数字は思ったほど下がらない。
本当はもっと連続してやりたいところなのだが、
仕方ない。
そして5発目があれば、もう少し追い込めるかもしれないが
これも仕方ない。




てなわけで、フルもがき通勤を始めて2ヶ月。
山でタイムを計ってないので、効果のほどはまだわかりません。
これに加えて、あるトレーニングも始めたのですが、
きょうはお時間いっぱい。
その話はまた明日☆


※すいません、写真はぜんぜん関係ありません。
 強いおじさんにはなりたいけど…☆