バルベルデ効果。

番組で トラック日本代表を取材するとき
代表コーチであるブノワ氏に
イノッチにトレーニング体験させてくれるようお願いした


ブノワコーチはただの鬼コーチではない
緻密なデータに基づき 現実をリアルに見ている
だからこそ 一般人であるイノッチに
ブノワ流トレーニングを体験させることに慎重だった


番組をご覧いただいた方はお分かりと思うが
ブノワコーチのトレーニングは これ以上ない厳しいものだ
一般人に簡単にできるものではない



ところが ブノワコーチにあることを言うと
一発OKをもらえたのだ

それは何かと言うと





イノッチがバルベルデと一緒にトレーニングした経験がある
ということだ


バルベルデという名前を出した途端
即OKをもらえた




まさにバルベルデ効果
私も「ジロの撮影をした」と言ったら
ロードレースの取材許可がもらえたように
人生にはこういう「水戸黄門の印籠」的なことがあるのだ


私のディレクター業においても
印籠のようなものが無いかなあ（笑）




とにかくイノッチは見事にトレーニングをやり遂げ
ブノワコーチの爆笑を勝ち得た（笑）



いろんなことを積み重ねて それを生かした者が
次の喜びを得ることができる
その積み重ねは 地道なものでしかない







バルベルデに もう一度遊びにいく約束をしたのに
行けないまま１年が経ってしまった


スペインのレースで 私たちを乗せてくれたチームのマッサーは
その後亡くなったと聞いた
優しくユーモアの溢れるおっちゃんだった


積み重ねていく人がいる傍らで
積み重ねを他人に委ねて 消えてゆく人もいる






スペインで体験した 人生最大の恐怖は
「おっぱい山」の上からの撮影だった
地面が丸いので バランスを崩して落ちそうになるのだ
今でも数百メートル下まで落ちる夢を見る


いつ終わるとも知れない命に
一生懸命 何かを積み重ねて生きている



さあただいま午前２時
編集を終えて 帰ります
明日は走りに行けるかな…

３日間。

宣言通りロングヘ


結局１３時出発になったので
利根川はあきらめ 荒川周回





このバイクも３年目
２年たったら色を塗り替えようと思っていたが
まだ飽きないので今シーズンもこれで行く


うじきさんが このバイクに乗って
「めちゃめちゃ硬い」と言っていた
体ができていないと 硬いバイクには乗りこなせない
その硬いバイクに乗れるようになったのだと
感慨深かった



タイヤの空気圧は ４〜５気圧
みなさんよりだいぶ低めでしょう


かつては 気圧は高いほど回転抵抗が減ると言われていたし
プロ選手に聞くと ほとんどの選手が７気圧と答える

最近ようやく言われ始めたのだが
実は５気圧前後が もっともよく進むらしい

それは 路面の荒れと関係があって
荒れた路面を高い気圧で走ると タイヤが跳ねて地面を捉えておらず
ロスしているということが分かったというのだ


高い気圧が好きな方は
ぜひマイ坂で タイヤの空気圧を変えて走ってみてほしい
路面に合った空気圧で走った方が タイムが伸びると思います






アラサイの 長らく工事中だった区間が
通れるようになっていた
１０年近く 迂回をしいられる区間だった気がする





これまで通っていた下の道を 土手の上から眺めて走る
これが快感だった
高層ビルに住みたい人の気持ちとは
こういうものだろうか





１２７km
TSS２５０



月曜日は打ち合わせのため 埼玉の三郷市へ
６０km TSS１３０


火曜日も 仕事前に埼玉の東松山までライド





グーグル君の案内で 安定のグラベルライドへ（笑）
ここでパンクしてなるものかと
尖った石を必死に避ける





吉見町のアラサイ沿いにある休憩所
ここで飲むコーンスープは とびきり美味い


汗かいて走っていなければ ここまで美味しくは感じない



出演者がよく「チャリダーは撮ってない時も走らせる」と笑う
撮ってない時に走るのは テレビ的には「無駄」と考えられているからだ
だが 私に言わせれば これはとても大事なことで
走っていないと コーンスープはただのスープでしかない
しかし 走った後のコーンスープは最高のご褒美だ


自転車でなくても良い
体を使って 疲れ果てて
その果てに ただの水でさえ最高のご馳走となる
肉体労働は 人生の喜びを増幅させてくれる




帰りに おなじみのうどん屋へ
メニューを見て 爆笑してしまった





なぜ埼玉のうどん屋なのに
合掌造りが（笑）


「田舎」というキーワードのイメージ画だ



ペルーの旅で アンデスの標高２５００mの集落に立ち寄ったとき
レストランに日本蕎麦の写真が張られていた
「これ食べられるの？」と聞いたら
「うちにはネズミかマスの丸焼きしかない」と言われた

イメージ戦略は世界共通だ（笑）



１０８km
TSS２００





ちょっとロングを走っただけで
体がガチガチになってしまった
明らかになまってるな


今月は１０００km頑張ります！

メンタル。

今日は平日にもかかわらず 珍しく公式行事（会議など）がない


朝８時に起きて 娘を保育園に送り
家の掃除を済ませた


さてどうしようかと考えている



夕方の 保育園の迎えの時間まで７時間
今すぐ出れば 荒川〜利根川の１５０kmコースを走ってこられる


だが 腰が重い
やはり１００kmコースにしようか とか
今日は体のメンテナンスをしようか とか
ボヤボヤしているうちに時間がなくなって（笑）
結局 昼過ぎに５０kmほど散走して終わることが多い



沖縄をめざして頑張っていた頃とは雲泥の差
明らかに メンタルをやられている



コロナ禍以降 メンタルを保つのに苦労しているのである







メンタルのダメージは 表には現れにくいため
他の人のことが ほとんど分からないのだが
みなさん大丈夫なのだろうか？


私は 仕事も大変にはなったけど なんとか続けているし
自転車通勤も変わらないし
それほどコロナに影響を受けていない方なのかもしれないが
それでも翼をもがれて生きているような感覚だ





人に会ってはいけない
旅に出てはいけない
会議はできるだけリモートで
それはメンタル的に 大きなダメージとなっている
私の場合 リモート会議では
面白いアイデアが浮かんでこない
コロナになって 人と会って話すということが
どれほど大切だったかを 身にしみて感じる




自分から「不要不急」を取ったら
何にも残らないのだと知った（笑）






気持ちが沈むばかりの自分を救っているのは
間違いなく自転車なのだが
その自転車に乗る気力すら奪われたらマズいことになる


なので このギリギリの段階で
無理やり目標を設定することにした



★乗鞍は行われると信じて 表彰台を目指す
★沖縄も行われると信じて 男子部について行けるようにする
★五郎さん・もっちゃんと旅に出る



こんなことで このブルーを通り越して
ブラックになりかけたメンタルをどうにかできるとは思えないが
動けなくなってしまったら終わりだから




さあ まずは今日
１５０kmコースに行ってきます☆

灰になりました。

気合を入れて臨むロケが
３連続でありました


走る距離や 撮影内容は
そこまで体力を使うわけではありませんが
とにかくプレッシャーが大きかった


私にとってのプレッシャーとは
「面白くしなくてはいけない」
という ただ１つだけ

今回はこのプレッシャーが あまりに大きくて
ロケが終わった後　燃え尽きて灰になりました（笑）





ロケが終わって 帰りの車の中で
一気に気持ち悪くなって
会社に着いたら 歩けなかった
呼吸をするのも億劫なほど
でも なんとか帰ろうと自転車に乗ると
普通に漕げるのだから面白い

で　家に帰るとまた廃人に逆戻り



気力とは 絶大なる力を持っていて
体力だと思っていることのほとんどが
気力の問題なのかもしれない



あれから５日経ちますが
まだ外へ出るのが大変です






激坂が大好きだという人が
一生懸命 ギヤの構成を軽くしていて
この人は本当は何が好きなのだろうか と
思ってしまった







さて こんなものを買ってみました







一体何だか分かりますか？
黒いパーツはカーボンで出来ています



正解はこちら





下ハンに取り付ける「出っ張り」です





こうやって持つ時に
親指を引っ掛けることができます


６０００円もするので
半信半疑でしたが
使ってみて １発で納得でした


下ハンを持つのが
非常に楽です
ブラケットを持つように 下ハンで走れます


ロードレースを走る人や ロングライドで下ハンを使いたい人には
特にオススメしたいですね





こんなものも届いています





ヴェロフレックスのチューブレスタイヤ


新発売された記事を見て 国内で買えるか調べたら
まだ買えなくて
海外通販でもまだ出回っていなかった

調べると ウェロフレックスの公式ページなら普通に売っていて
ヨーロッパ価格（１本６０００円ぐらい）で買えたので
とりあえず２種類 ４本買ってみた




とにかくチューブレスなのに235gとか
超軽量なのだが
（コンチネンタルGP5000のチューブレスは300g）
耐パンク性能はどうなのか 気になるでしょ？


まだピレリのタイヤに替えたばかりなので
（ピレリのチューブレスは抜群に良いです）
このタイヤを試すのは春以降かな
楽しみです★






もうすぐ今年度最後のスタジオ収録
番組最後のスタジオ収録にならないように
頑張ってきます（笑）

１月の走行距離。

１月の走行距離は
７８７kmでした


３０日の時点で６３０kmと
今月は通勤以外は全く走っていなかったのだが
たまたま五郎さんからメールが来て
そこにはシュガーがローラーを漕いでいる姿があった


仕事の都合で 去年は全く乗れなかったというシュガー
別なものには乗っていたようだが その話はまた後日（笑）
とにかく目標ロスだったシュガーが 頑張っていて
延々と３３０Wで漕ぎ続けていた


ピピッ！ と私の中に何かが走った


あの男子部時代の気持ちが一瞬で蘇ったのだ


３１日 家の用事を済ませた午後
ライドに出かけた
とにかく走りたかった





埼玉までロケハン
車で行くつもりだったが 自転車で





バイクもいつもと違う仕様で


何が違うか分かりますか？






簡易ドロヨケをつけてみました



SPEEDROCKERという
ワンタッチでつけられるスグレモノ




カーボンロードのほとんどは リヤのタイヤとフレームの隙間が狭いため
このようにリヤの前部分をカットして取り付けることになると思います





しかし見た目は非常にかっこいい
メカ好きにはたまらない造形です





グラベルをガシガシ走ったら
緩んで下がって来て タイヤと擦れ出したが
お尻は完璧に守ってくれました
ちょっと値は張りますが（１万円）オススメです





久々に150km走って
体はバキバキになったけど
ロングを走る感覚が蘇って来て 楽しかった






冬の大敵 汗の冷え
バックポケットに入れた財布が 透湿性をゼロにしていた
何か工夫できないものか…





ひとつ宣伝です
ただいま チャリダーHPにて
もう一度見たい名場面のリクエストを募集しています
ぜひご応募ください
「男子部 沖縄の回」というリクエストも良いですが
できれば「思い出に残るシーン」や「この人のこんなシーンが見たい！」
という細かいリクエストも ぜひぜひお待ちしています★