自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

徳島の旅!

2020年08月30日 13時43分57秒 | チャリダー★



今週のチャリダーは
筧五郎さんの旅・第二弾
徳島の旅です





もちろん今回も最小人数でのロケ
旅人は五郎さん
私はカメラ兼ディレクター
密になりにくくて良いです


毎度おなじみ 下見なしでのロケなので
どんな悪路にも対応できるよう
フレームはお色直し(笑)





タイヤもIRCのグラベル用で全行程を走りました
GP5000なら眉山のタイムももう少し良かったはず(笑)





強固なタイヤをもってしても
林道の尖った石でパンクした
ざっくり裂けて シーラントがビュービュー吹き出したが
穴を塞げなかった

五郎さんと車両は気付かずに行ってしまい
置いてけぼり(笑)





何キロ先で合流できるだろうかと
トボトボ歩く心細さ
しかしこの心細さこそが旅なのだ





今回はコロナ禍での撮影のため
いろんな制約がありましたし
2泊3日の旅のほとんどが雨でした
でも さすが五郎さん
面白い旅にしてくれました
たくさん笑っていただけると思います(笑)



チャリダーひとり旅 徳島編
9月5日(土)午後6時〜
@NHK BS1



↑五郎さんが先に行ってしまい追いかける の図
 追いつかないんだこれが(笑)

頭の良さって何だ。

2020年08月29日 18時51分01秒 | おしごと日記



バルベルデ・チームの日本支部がそろったので
記念写真(笑)

3人が揃うことなんて滅多にないので
場所も時間も良くないけどパシャリ


いつか3人揃って このジャージで
レースかイベントに出てみたいなあ






最近 通勤の帰りに 寄り道をしたくなる
もちろん90秒1本ぐらいはモガくのだが
いつも通過していた寺に寄ってみたり
いつも曲がらない路地に入ってみたり


最近 頭を使うことが多くて
こうしてクールダウンしているのだと思う



私は割とボーッと生きている人間で
頭の回転も早くない いわゆるダメな人なので
頭を使うと クールダウンが結構必要になる




それでは 頭の良さとは何なのだろうか?
と考えてみた




感情が豊かな人や
他人のことを深く理解できる人を見ると
頭良いなあと感心してしまうことがあるし
頭の回転が早く すぐに自分の言葉にして発信できる人も
頭良いなあと思う


頭が良い と思わせるポイントには
いろんな要素があるので
頭脳を形に表すと 全方向へベクトルが広がっている円のようなものを想像していたのだが



先日 それらに共通点があることを
ようやく思いついた


それは 頭の中に いくつ思考ラインを持っているか
ということだ


まず 頭の中に一本しかラインが無い人は
自分の目に見えている物についての好悪のみを考えている
タクシーが たった5mしか前方を見ておらず
手をあげる客がいたら 周囲に何がいようと
急停車して路肩に寄せてくる あれである


一歩頭脳が深まると
自分が急停車したら 誰かが困るのではないか? という
もう1つの視点が登場する
常に周囲を観察するようになり
自分の行動の美醜に興味を持つようになる


頭の中の思考ラインが 1本 2本 3本と増えていく
それを同時に動かせる人は 頭の回転が早く 他人の意見を理解し
人に優しくできる可能性を持っている
パソコンのコアがいくつもあるような感じだろうか
(もちろん頭良くても優しくない人はたくさんいる)




私は そのラインを一本しか持っていない
1つのことに集中すると 他のことに意識を分配できない
なので その1本のスイッチを切り替える速さを鍛えて
擬似的に複数本のラインのようにして
さらにその1本を太くするように努力した



でもやはり 何本ものラインを持つ人にはかなわないシーンが多い



ちなみに自分の経験上では
ラインを1本しか持たない人は
決して複数本を持つようにはなれないようだ




とまあ 自分的には大発見だったのだが(笑)
脳科学とかやってる人には あたり前田のクラッカーかもしれないし
全く見当違いかもしれない
詳しい人がいたら ぜひ教えてください

目標ゼロ。

2020年08月28日 00時22分52秒 | 自転車



ロケ先で出会ったトカゲくん



なんと美しい






石の隙間からひょっこり顔を出し
私にじゃれつくかのように 歩き回ったりする
その仕草が可愛くて
ずっと眺めていた



熱帯魚が泳ぐさまをボーッと見るのが好きな人は
精神を病んでいるのだと聞いたことがあるが
トカゲがうろつくのを眺めているのも 病んでる証拠かもしれない(笑)



8月は モーレツに忙しくて
頭から常に何かが離れない
今日 その1つが完成したので
ようやくブログを書いている





完成したのは 超〜ひさびさの登板
「世界の街道をゆく」(9月放送)

とは言っても
海外ロケに行けないので
アゼルバイジャンの旅を再編集





1度作った作品をひっくり返すのは
ものすごく難しかったが
ほとんどの映像を前回とは変えて作り直した





アンデスよりも キリマンジャロよりも
これまでで一番「世界の果て」と感じた
コーカサスの旅





世界最高の写真家 谷口さんのエネルギーに満ちた写真の魅力を
最大限に引き出す編集を目指しました
関東地方の方 平日は毎日テレビ朝日にて
夜8時54分からやってますので ぜひごらんください





さて 一本終わっても また次の日からチャリダーの仕上げ
写真が必要で 出演者の若い頃の写真をリクエストしたら
こんなのが来た





スキャンしてほしいとお願いしたら
やり方わかんないから実物を送ると


開けて入っていたのが こんな写真





使いにくいわい(笑)


いや待てよ
これを使えてこそ一流のディレクターだ
しかしどういうナレーションなら使えるだろうか?


「物心ついた頃から 自分が大好き
 目指していたのは プロ選手よりも
 稲垣吾郎だったという」

こんなナレーションならハマるかしら(笑)



とりあえず もう少し普通の写真を送ってもらおう





忙しさにかまけて
今月は通勤以外ほとんど走っていない
通勤の1分走パワーだけは更新し続けていて
今週は1分の平均が582W
しかしこれがなんの役に立つのやら(笑)


レースはなくなってしまったし
速く走らないと行けないロケもないし
目標ロス甚だしい


何か考えないとな……

バルベルデ・チーム・ジャージ。

2020年08月18日 12時10分53秒 | 自転車
久しぶりの更新
みなさまお元気でしょうか(笑)


日付を忘れる毎日で
気がついたらお盆が終わってました



コロナ禍の影響で 普通のロケに出られないことが
かえって仕事を忙しくさせています
とにかくいろんなアイデアを絞り出す毎日
とてもエネルギーがいります


ゴールが見えていれば どんなに大変でも乗り越えられるのだけれど
片付けても片付けても やることがあると
気持ちが休まらないのがキツいですね


例えるなら ゴールが決まっておらず
「倒れるまで走れ」というレースのような感じ






仕事終わりの深夜3時
何かやりたくて いつも絶対通らない道を選んでみた


行き止まること5回
方向を見失うこと10回以上
見たことのない景色ばかり

東京にもまだまだ知らない道が山ほどある
そう思うと なんだかおかしくなって
笑いがこみ上げてきた
ぶっ壊れた精神には
ちょっとぶっ壊れたことをするのがちょうどいい(笑)


深夜の徘徊を終えて家に帰ると
スペインから荷物が届いていた




スペインの自転車屋から買い物した覚えはないが…

恐る恐る開けてみると
なんか見たことのあるジャージが入っていた





おお!


バルベルデ選手の育成チーム
テラフェクンディスのジャージではないか!


そういえば スペインに行った時
監督であるバルベルデ選手の兄さんから
「ジャージを送ってあげるよ」と言われた
ぜんぜん届かないので 社交辞令かと思っていたら
ちゃんと送ってくれたのだ





ジャストサイズ
さすがバルベルデのお兄さん




サイクルジャージは
身が引き締まるからいい


体のラインが完全に出るので
だらしない生活なんてできなくなるのがいい


誰も見ちゃいないんだけど
「見られてるんじゃないか」という自意識が生まれるのがいい(笑)



さあ
バルベルデチームの東京支部として
今日もジテツウしてきます★




宇都宮ロード。

2020年08月09日 18時37分52秒 | 自転車



245km走った次の日
なんとか1日で回復してくれることを祈って
超久々の電車通勤


新宿駅で降りたら
乗り換えがまったく分からず
あらぬ方向へ歩いて行ってしまった

キョロキョロしまくってたら
親切なおっちゃんが「どちらへ行かれますか?」と
声をかけてくれた
人に親切にされるのが 案外苦手なので
まったく分からないけど「大丈夫です!」と笑顔で逃げた(笑)





宇都宮ロードの準備


これまでF10で走った距離は15000kmほど
ブレーキローターが 薄くなって来たので
新しいのに交換





スイスストップのにしてみた


ブレーキングの信頼感が増えた気がするが
厚さが戻ったことが大きいかも(笑)





ハードに走ったので しっかり洗車
スポンジにつける洗剤は 海外ロケでもらって来た
ホテルのシャンプー
日本にはない香りがするので
洗車が楽しい&その国の思い出が蘇るおまけ付き

ちなみにこのシャンプーは ニュージーランドの
Timaruのホテルでゲットしたもの
オーガニックなのに とても良く汚れが落ちました





前日の夜中に宇都宮入り
朝7時に会場へ


久々のレースとあって
参加選手たちのテンションは湧き立つようだ


私が出場するE3クラス(いちばん下のクラスね)は
人数が多すぎて2組に分かれることになった
私は1組目 つまり朝一番のレース
2組目がよかったなあ…と思ったが
あとで1組目で良かったと痛感することになる



実業団チームには「チームアテンダント」という資格者が必要で
大会本部と選手間の情報共有などの役割を持っている
男子部の時は 伊織くんが有資格者だったが
伊織くんがいないとレースに出られなかった
なので 今年は資格を取って
自分一人だけでもレースに出られるようにしておいた





私のゼッケンは……740番か

んん?





「大スケスケ」になってる(笑)
まあ個人的にスケスケは嫌いではない(笑)






自転車を組み上げ 軽く漕いでみる

…まったく脚が回らないやんけ(笑)

乗って3分で 今日は終わってると知る(笑)


しかし今回のコースは コーナーが多くテクニカルな上に
2つの登りがそれぞれ1分と1分半というレイアウト
パワーだけが物を言うレースではない
特に1分から1分半は 私にとって得意なレンジ


ひょっとしたら何とかなるかも
と思い コースを1周試走するが
1分280Wで走っただけで激しい息切れに襲われた
ダメだこりゃ



スタート地点で考え込む


ハッキリ言って 完走すら難しい
出場して 無残にも2周とかでリタイアするぐらいなら
出ない方が良い気もする
しかし うまくやれないものか?


………………………


1組の出走は110人
半数が高校生や大学生
バリバリに絞れた脚をして
「スイフトで鍛えた力を見せてやるぜ」とか言ってる


かたやこちらは 体力ヘロヘロの43歳のおっさん
よし 行けるところまで行こう



午前9時 レーススタート
私は最後尾からゆっくり走り出す


最初の4kmは 安全のためパレード走行
しかし パレードなのに コーナーを曲がるたびに強烈なアタックがかかる


全員が「必死」の空気に飲まれているのだ


私ひとり ポツンと置いて行かれ
真後ろには最後尾のコミッセールカーがピタリと着いてくる
しかし「焦るなよ」と言い聞かせる
だってこれはパレード走行なのだ


マイペースで最初の1分の坂を上りきると
下り坂で全員がスローダウンして
団子になっていた
私はそこにのんびり合流
これだけで 他の選手より体力を温存できた


この先の4km地点のリアルスタートで
猛ダッシュがかかるに違いない
集団から30mぐらい離れて リアルスタートを待つ
先頭の審判がリアルスタートの札を見せる
集団の先頭から順に 猛ダッシュが始まっていく
私は同時にじわじわとスピードを上げ
最後尾が猛ダッシュを始めるタイミングで集団に合流
楽に集団のスピードに合わせられた


これで2度目の 体力温存(笑)



温存した脚を 坂道のたびに使い
なるべくブレーキングの回数を減らし
なんとか人数が絞られていく先頭集団のケツに張り付く
しかしやはり今日の脚は終わっている
どれだけ楽をしても 1分のパワーは下がっていく


ついに ラストの4周回目の1つ目の坂で千切れてしまった


千切れた選手たちに「回して行こう!」と声をかける
とにかく私にはもう脚が残っていないので
「いけるぞ!」「あいつも吸収だ!」と声をかけ
いっぱい曳いてくれるように仕向ける


最後の坂で 先頭交代するふりをして 今までより少しだけパワーを上げる

回して来た5人のうち 3人がオールアウトして落ちて行った


生き残った1人は とっても良い人で
たくさん前を曳いてくれたので
ゴールは争わずに 彼に先に行ってもらった


完走91人
先頭から1分21秒差の 34位



ゴールしたら 一気に吐き気がやって来た
もう一歩で熱中症だったようだ
気温が30度を超えた2組目だったら
死んでたな



道端にへたり込んでいたら
ディズニー練を主催しているマコっちゃんたちが
冷たい飲み物を恵んでくれた


ありがとうございました
助かりました





というわけで 大スケスケの
おそらく今年最初で最後のロードレースが
終わりました


やっぱりロードレースは楽しいです
次はもっと先頭で戦いたいもんですが


さあ 久々に佐野ラーメンでも食べて
仕事に戻ります★



チャレンジ結果。

2020年08月08日 15時27分02秒 | チャリダー★



今回のチャレンジのための補給食


全部で6000kcalぐらい


400km近く とにかく走り続けることになるので
胃が食べ物を受け付けなくなる可能性も大きい
前半はなるべく固形物で
後半は高カロリードリンクやジェルで
とにかくハンガーノックにならないように気をつける





ご褒美があるとテンション上がると聞いたので
地元の美味を入手
いつ食べたら良いのか よくわからないので
とりあえずスタート前に1個食べておいた


本当にこれでテンション上がるのだろうか…





泊まった宿の 私の部屋に
何か飾ってあるなと思ったら
歴代の首相の渾身の一筆だった(笑)


何かエネルギーをもらえるかと思って しばらく眺めていたが
なんか嫌になってしまった
だってこの文字 本心だとは思えないんだもの





チャレンジ開始
出演者と一緒に走る
いつもなら出演者にベタ付きで走るのだが
今回は少しの無理があとに響くので
出演者を視界に捉えつつマイペースで走る


最初の1時間のペースは 平均178W
これなら最後まで行けるだろうか…



7時間経過して
気温が30度を超える
私は暑さには強い方だが
珍しく吐き気を催して 大休憩
1時間半もロスしてしまった


しかし これがロスだったかどうかは分からない
人生だって 何が自分の吉と出るかは分からない


吐き気がおさまらず
とっておきの桃をいただく


…何か食べなくてはいけないという義務感だけがあって
テンションが上がることはなかった(笑)



太陽が雲に隠れた瞬間を狙って再出発
走りながら 出演者の動向に気を配る


いつも通り とにかく腰が張るので
体のいろんなところを使って走ってみると
腹筋に「む!」と力を入れると
背面の力が抜けて 楽になることが分かった


「む!」のまま走ることはできないが
おそらく私は腹筋が弱いのだろう
だから背面に頼って走っているのだと思う


ふと踏み込むと 膝に嫌な痛みが走る
痛みに神経質になっているので 気になって仕方ない
膝の力を抜くと 痛みは消える
ふだん余計な力が入っているということかもしれない


超ロングをやると 自分の体との対話になるので
いろんなことが分かって面白い



10時間を過ぎると
なんか体が軽くなってきた
水分はしっかり取っているのだが
それでも体重が落ちてきているようだ

体感的には4kgぐらい軽くなった感じがする
危険だ(笑)



12時間が経過したあたりで
ちょっとペースが落ちてきた
そして 日が落ちた



全行程の7割まで来ていた
体はまずまず元気だし
何よりメンタルが全く問題ない
このまま行こうと思ったら
プロデューサーのT氏が寄って来て
「明日の準備があるでしょ 編集室に行かないと間に合わないよ」
と(笑)


走りたい!
最後まで行けるに違いない!
でも最後まで走ったら 明日の準備なんてできっこない


「分かった 僕はここで離脱します」
と答えて 座り込んだ







すでに山々は闇に溶け込んでいた




すぐに着替えて 帰京し
次の現場へ
無念だが 仕方ない
今回のチャレンジは ここでおしまい


完遂はできなかったが
得るものは大きかったので
そんなに気分は悪くなかった



疲れてはいるけど
体の痛みは無いため
2日後の宇都宮ロードには出られるかもしれない


誰にとっても久々のレース
きっと落車が増えるはず
のんびり後ろの方で走ろうかな★

チャレンジ前々夜。

2020年08月04日 23時09分38秒 | チャリダー★



いよいよ人生最恐のチャレンジがやってきた


何をやるかは言えないが
間違いなく人生最難関のミッションである


ミッション開始は明後日
最近仕事がモーレツに忙しく ガチガチになった身体を
エンネ治療院の中野さんにほぐしてもらった


帰り道の脚が軽くて軽くて
学習院下の坂道でストラバのKOMとったと思ったら
GPSの揺らぎで 1分45秒が2分27秒になっていた(涙)
でも それぐらい身体が動くようになった



私は見かけの「バッヂ」に左右されない
超有名人に会っても オーラにビビることも無いし
すごい大学名とか会社名を聞いても なんとも思わない
中野さんも 実際に施術を受けるまでは
なんで世界的な伝説マッサーとか言われているのかと思っていたが
マッサージを受けてビックリだった
天才と呼ばれるのが良くわかった


鍼を受けるよりもほぐれる上に
めちゃくちゃ調子が上がるのだ


ワンちゃんがご主人様に腹を丸出しにする気分で
マッサージを受けることができる(笑)



さあ 4時間後には現地入りし
地獄の1日が始まります
何もかもが未知の世界


…吉報をお待ちください(笑)