以前 会社の大先輩・河内さんから
メールをもらったことを書いた
五郎さんの高知旅を とても褒めてくれて
「また放送があればお知らせください」と言ってくれた
河内さんは 私が入社した頃すでに60代なかばの大先輩で
どんな大物出演者とも対等に渡り合い
どんな緊迫した現場でもニコニコと余裕で
この世は全て日常の延長であるのだと思わせてくれた
まさに神ディレクターである
その河内さんから キルギス旅への感想が届いた
林さま
楽しい番組のお知らせありがとう! とても心地良く拝見いたしました。
キルギスの風景にも心惹かれましたが、出会った人々の表情が(なかなかお眼にかかれなくなった)独特のやさしさがあって、心に残ります。
お医者さんになるといった少女の遠くを見つめる表情、遊牧の仕事は自分一代とずっしりと受け止めている母親のことば。
また、ナンを焼いている男性にはなぜか特に近親感が湧いてきました(お饅頭やさんの店先で紅葉形の焼き印を押している親父さんのような…)。
出会った人々の切り取り方に林さんのやさしい眼を感じました。その眼と、自転車ならではのリズムとスピード感が、この番組が伝えてくれた「素敵なメッセージ」でした。
*ひとつだけ、諸般の事情あってのうえでしょうが、背景音楽をもう少し倹約出来るとよかったなあ、と。
もちろん、この取材がものすごく大変だったに違いないのを充分くみ取って上のことですが、どこかで「自然の大気・サウンド」を(息づかいの迫力と同じように)挿入出来たらなあ!と、いまだに実用自転車で街を走り回っている「老・チャリダー」からの余計なひとことでした。
これからも、林さんの眼と(耳)で切り取った世界を見せてください!! 楽しみに待ってます。
※河内さんの許可を得て掲載しています
河内さんからのメッセージを読んで
とにかくワクワクがとまらなかった
こんなに前向きなダメ出しをしてもらったのが
久しぶりだったからだ
「つまらなかった」というような意見をもらうことはある
でも 面白くするにはどうしたら良いかは 教えてくれない人がほとんどだ
なぜなら 文句を言うことは
世の中でいちばん楽な行為だからだ
そして「どうしたら良くなるか」を言えるようになるには
血の滲むような努力が必要になるからだ
文句を言うことには 何の努力もいらない
楽してものを言う人に「じゃあどうすれば良いのか教えてほしい」と聞くと
「それはお前が考えることだ」と
これまた何の努力もいらない言葉が返ってくる(笑)
だから 河内さんのように「どうしたらもっと良くなるか」を言ってくれる人は
とても少なく貴重だ
その言葉のベースには 凄まじい努力と経験が敷き詰められている
そんな人から言葉をもらえるなんて
ワクワクが止まらない
カメラマン兼ディレクターとして行くと
どうしても音声は手薄になる
カメラに高性能なマイクを取り付けたら
あとはオートで録音するしかできない
カメラを回しながら 出演者の会話を理解し
番組構成を考え 次の質問を考え
画角とピントを操作する
その上 音声レベルまで操作することは私にはできない
現場で音声がきちんと録れていないと
編集で音楽に頼ることになる
旅情をかき立てる現場音が録れていたら
音楽は流さないと思う
音声さんを連れて行けば良いだけの話だが
スタッフが1人増えると 車両を大きくする必要がある
となると 場合によっては車両が2台体制となり
一気に動きが重くなる
どうしようもないのだが
これがクリアできたら
番組のレベルが1段上がるかもしれないと思うと
ワクワクする
河内さん ありがとうございます
今年の目標となる大きなプレゼントをいただきました
しかしやっぱり難しい
どうしたら良いかは これから考えるとしよう(笑)
メールをもらったことを書いた
五郎さんの高知旅を とても褒めてくれて
「また放送があればお知らせください」と言ってくれた
河内さんは 私が入社した頃すでに60代なかばの大先輩で
どんな大物出演者とも対等に渡り合い
どんな緊迫した現場でもニコニコと余裕で
この世は全て日常の延長であるのだと思わせてくれた
まさに神ディレクターである
その河内さんから キルギス旅への感想が届いた
林さま
楽しい番組のお知らせありがとう! とても心地良く拝見いたしました。
キルギスの風景にも心惹かれましたが、出会った人々の表情が(なかなかお眼にかかれなくなった)独特のやさしさがあって、心に残ります。
お医者さんになるといった少女の遠くを見つめる表情、遊牧の仕事は自分一代とずっしりと受け止めている母親のことば。
また、ナンを焼いている男性にはなぜか特に近親感が湧いてきました(お饅頭やさんの店先で紅葉形の焼き印を押している親父さんのような…)。
出会った人々の切り取り方に林さんのやさしい眼を感じました。その眼と、自転車ならではのリズムとスピード感が、この番組が伝えてくれた「素敵なメッセージ」でした。
*ひとつだけ、諸般の事情あってのうえでしょうが、背景音楽をもう少し倹約出来るとよかったなあ、と。
もちろん、この取材がものすごく大変だったに違いないのを充分くみ取って上のことですが、どこかで「自然の大気・サウンド」を(息づかいの迫力と同じように)挿入出来たらなあ!と、いまだに実用自転車で街を走り回っている「老・チャリダー」からの余計なひとことでした。
これからも、林さんの眼と(耳)で切り取った世界を見せてください!! 楽しみに待ってます。
※河内さんの許可を得て掲載しています
河内さんからのメッセージを読んで
とにかくワクワクがとまらなかった
こんなに前向きなダメ出しをしてもらったのが
久しぶりだったからだ
「つまらなかった」というような意見をもらうことはある
でも 面白くするにはどうしたら良いかは 教えてくれない人がほとんどだ
なぜなら 文句を言うことは
世の中でいちばん楽な行為だからだ
そして「どうしたら良くなるか」を言えるようになるには
血の滲むような努力が必要になるからだ
文句を言うことには 何の努力もいらない
楽してものを言う人に「じゃあどうすれば良いのか教えてほしい」と聞くと
「それはお前が考えることだ」と
これまた何の努力もいらない言葉が返ってくる(笑)
だから 河内さんのように「どうしたらもっと良くなるか」を言ってくれる人は
とても少なく貴重だ
その言葉のベースには 凄まじい努力と経験が敷き詰められている
そんな人から言葉をもらえるなんて
ワクワクが止まらない
カメラマン兼ディレクターとして行くと
どうしても音声は手薄になる
カメラに高性能なマイクを取り付けたら
あとはオートで録音するしかできない
カメラを回しながら 出演者の会話を理解し
番組構成を考え 次の質問を考え
画角とピントを操作する
その上 音声レベルまで操作することは私にはできない
現場で音声がきちんと録れていないと
編集で音楽に頼ることになる
旅情をかき立てる現場音が録れていたら
音楽は流さないと思う
音声さんを連れて行けば良いだけの話だが
スタッフが1人増えると 車両を大きくする必要がある
となると 場合によっては車両が2台体制となり
一気に動きが重くなる
どうしようもないのだが
これがクリアできたら
番組のレベルが1段上がるかもしれないと思うと
ワクワクする
河内さん ありがとうございます
今年の目標となる大きなプレゼントをいただきました
しかしやっぱり難しい
どうしたら良いかは これから考えるとしよう(笑)