
さて、Rapha四列島ライド・能登編。
今日はかな~り刺激的だった撮影車のなかのお話。
撮影車のメンバーは、
ハタオさん(ドライバー)
辻啓くん(写真担当)
私(ムービー担当)
の3名。
ハタオさんは、富山の氷見に住んでいる。
メンバー全員を自宅に泊めてくれるような面倒見の良い方で、
私のワガママなオーダー(自転車に対する車の位置取り)を
「むずかしいな~」と笑いながら受け止めてくれた。
「東京にいると、考えることをやめてまう。
考えることを止めてまうと、流されちまう。
だからオレは東京は無理だ」
と言っていたのが印象的だった。
私は「どこにいても考えられる」と思っていたが、
この言葉で我を振り返った。
詩人の心を持ち、あたたかく、大きい。
それだけに、人を見る目はしっかりしている。
そんなハタオさんに「富山のベースにしていいからね」と言われたことは、
とてもとても嬉しかった。
カメラマンの辻啓くんは、
かなり有名な自転車レースのカメラマン。
腕がすさまじく良いのは、Raphaのサイト写真を見て知っていたから、
初めて会ってその若さに驚いた。
(たしか27歳くらいだったはず…)
サイクリストとしてもかなりのもので、
私など足下にも及ばない。
自転車しか入れない山道を、カメラ片手に涼しい顔で登って行った。
私のムービーが彼の写真と並ぶのかと思うと…
しょえ~~、頑張りマッス!!
撮影車は、とにかく人目を引いていた。
だって、助手席からは私が上半身乗り出して撮影し、
スライドドアを開け放ったところからは
辻くんが全身を外に出して写真を撮っている。
その横を、ゴーーーーッという快音をたてて
5台の自転車が列になって風の中を突破していく。
「すごい奴を連れて来たなと、話してたんだ」
このメンバーの人にそう言ってもらって、
嬉しいよりも背筋が伸びた。
そんな2日間でありました。

※2日目はシクロクロスのレースを撮影。
コース内を半日走り回って筋肉痛★
(まだ次の日に痛みが出るから安心!?)