自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

男だらけの…。

2010年07月31日 22時30分15秒 | 自転車
というわけで、集まった野郎ども。
このむさ苦しさは、高校時代以来かも。
苦手だった先生が、狂言好き(千作ファン)と知って、
すかさず若き獅子たちのDVDを渡す。

同級生たちともいろいろな話をして、番組になりそうな話もチラホラ。
放っておいたら、次に会う時は何人か死んでるかもしれないから、
動けるうちに一緒に仕事しようと
握手を交わす。

さあ、企画を書くべし!

同窓会。

2010年07月31日 14時54分17秒 | 自転車

高校時代のクラスメイトと、15年ぶりの同窓会。
集まりそうなのは、半数の22人。
みんな、弁護士や会計士、一流企業で働く優秀な戦士になっているらしい。
さらには、苦手だった担任の野口先生(私は学年457人中454番の成績)も来るみたい。

男子校なので、おめかしに気を遣わないで良いのは楽なところ。
とはいえ、一応、持っている数少ない服をやりくりしてみる。

選んだのは、この色のポロシャツ。
…この色遣い、高校時代に、担任から『ハデだ。目がチカチカする』と文句を言われた服と似ている。

なんだか、成長してない気がしてきた…。

アイフォ~ン。

2010年07月29日 17時29分08秒 | おしごと日記
電話を替えました☆

docomoから良い電話が出ることを願って、
ず~っと(5年)待っていたのですが、
もう待てなかった。

買ったのはiphone4。
「街道」ロケのとき、スタッフは全員iphoneを使っていて、
これがまた、すごく便利そうだったので、これにしました。
GPSとグーグルマップが連動していて、
常に自分のいる位置がわかる。
さらに、撮った写真にGPSデータが付くので、
写真を地図上に並べることができる。
つまり、通った道のりを描くことができる。

これは旅番組には最強の武器になるんです。
同じような風景の映像があると、
どれがどこの映像だか分からなくなっちゃう危険性があるのです。

…と思ってiphoneにしたのですが、
昨日編集していて、あることに気付いた。
これは、宮さんが「それはなかなかできないよ」と言ったので、初めて気付いたのだけれど、
私は写真や映像を見ると、
どこで撮影したものか、すぐに思い出せるんです。
(私は「道」に興味があるということなのでしょうか?)
街道のスタッフたちは、それができないからiphoneを使っていたみたい。

でもまあ、これで山奥で日が暮れても、
次の町までの距離などが分かると思うと、
助かることもあるでしょう。
…存分に山奥に攻め込むことができるということかな??


※メールアドレスも変更になりました。
 友人たちには順次お知らせして行きますので、しばしお待ちゃれ。

さらばデュラ・エース。

2010年07月27日 14時16分52秒 | 自転車
1年間苦楽を共にしたコンポーネント「デュラエース7900」が
嫁?に行くことになりました。
ものすごく優秀なヤツでしたが、
カンパニョーロの持つ個性のほうが、私の心を掴みました。

コンポ、ホイールが1セットずつ手元に余っている状態だったので、
フレームさえ手に入れれば、もう一台作れたのだけど。
これを売って、次なる作戦に打って出ようというわけです。

次なる作戦は、秋ごろかな…?

終演後。

2010年07月25日 20時46分38秒 | 自転車
子どもたちと一緒に笑ったあとは、楽屋にお邪魔。
久しぶりに顔を見る人ばかりで嬉しい。

で、もっぴーと「銀座で寿司」。
といっても、高級店がお好みでない2人が入るのは
「すしざんまい」。
廻る寿司屋くらいの手軽な店(味もそれなり)。
しかも寿司は食べず、酒とつまみばかりで3時間。

グランフォンド八ヶ岳までの計画を立てたりして、まったり過ごす。

まったりしながら、たまに弾けるように笑ったり。
こういうのを、贅沢な時間と言うのでしょう。

こどものための狂言会。

2010年07月25日 14時10分37秒 | 自転車
日生劇場にやってまいりました。
私も、中身はお子ちゃまなので、
こどものための狂言会で楽しませて頂こうというわけです☆


開場まえから、ホールでは松本さんの狂言教室で盛り上がってます。
島田くんもサインで忙しそう。

さあ、舞台を見たお子さんたちが、どんな反応するのか楽しみ。

アラン・コンサート@BUNKAMURA 。

2010年07月24日 17時01分08秒 | 自転車
この前の番組でご一緒したアランさんのコンサートにご招待頂き、やってまいりました。
中国トップの美声を堪能したいと思います。

忘れられないのは、中国ロケのパンダ研究所で、
掃除しながら歌ってくれたパンダの歌。

パンダの小屋に歌声が響きわたって、
美しい光景でした。


そして明日は茂山家の狂言会(日生劇場)にも参じる予定。
この土日は、まったり楽しませていただきます☆

恍惚は不安。

2010年07月23日 14時20分58秒 | おしごと日記
先日、大津でもっぴーの狂言会だか講演会だかがあって、
その会場ロビーで「花子ドキュメンタリー」を流してくれたらしい。
人の目に触れることが一度限りのものである番組を、
こうして愛してもらえることは、本当に嬉しいことです。

反面、いま、大きな不安があります。

テレビ業界に入って、8年間必死にやってきて、
もともとAD失格者だったこともあり、
それはもう、常に全力でやらないと人並みのものが作れないと思って、
どんな小さな仕事でも、燃え尽きる覚悟で作って来た。
それがようやく実を結んで、会社での立場もずいぶん良くなったし、
こうして作った番組を愛してもらえるようにもなってきた。

その、私が目指して来た今の状況は、
私をダメにする気がして仕方ないのです。


私はおそらく、ずっと人に必要とされなかったから、
必要としてくれる人に全力で応えるようになったし、
数少ない「私を愛してくれる人」にも全力の愛情で応えるようになった。
心が満たされていないからこそ、必死に生きてこられた。
それがいま、満たされかけている。
危険な匂いがする。

さあ、こういう時はどうしたら良いんだろうか??
人生で初めて向かう壁。
創業は易く、守勢は難し。

編集マンは24 歳。

2010年07月22日 15時40分20秒 | 自転車
「街道」の編集が始まりました。
私の片腕となってくれるのは、我がテレコムスタッフの若き編集マン・山ピー(恋人募集中)。

若い人にありがちな、先輩の顔色を伺うようなところがなくて
歯切れがよい。

バスケット少年からなぜか編集の道へ転身したこの男と、
9月放送に向けて、二人三脚で走ります。


…と、いきなり私の撮った写真にダメ出しかよ!
いいね~、山ピー。きっと君は良い編集マンになるぞ!

最後にまた「どんでん返し」。

2010年07月20日 21時58分47秒 | 奥日光ツアー2010
峠を越えると、そこからはひたすら下り坂。
暗闇に覆われつつある峠をテキパキ下って、戦場ヶ原と中禅寺湖。
いろは坂を過ぎ、日光市内までの直線のゆるやかな下り坂は
時速70キロの車の流れに乗って一気下山。

そして東武日光駅着は19時20分。
駅周りの店はすでに真っ暗。
一軒だけ、明かりが灯るオミヤゲ屋で
「新名物・揚げゆばまんじゅう」を買う。

その店のおかみが明るく良い人で、
「雨に降られたでしょ! 大変だったね~」と、
別にまんじゅうをオマケしてくれた訳じゃないけど、
明るい笑顔でねぎらってくれた。
そして重要な情報を提供してくれた。
「7時58分の電車に乗らないと、帰れなくなる人もいるから気をつけてね」

ありがたい。
まだ30分あるから、とりあえず買ったまんじゅうを食べてから
愛車を梱包。
早めにホームに行こうと、7時42分に改札を通ると、
電車の時刻表が目に入る。

…7時58分?
…そんな電車、載ってないぞ?

載ってるのは、7時43分発の電車のみ。
ただいま、7時43分。


目の前を、2両編成の電車がスローモーションで発進していった。


……………


最後の最後まで、イベント盛りだくさんの奥日光ツアー。
走行距離は103キロ。
消費カロリー3450kcal(平地だと私の場合2300kcalくらい)が
過酷さを物語っております…。
なお、私はこのあと自転車を組み直し、JR日光駅から帰りましたとさ。
そしていよいよ、「街道」の長~い編集期間が始まります。

水…。

2010年07月20日 21時39分02秒 | 奥日光ツアー2010
湧き水なんてそう簡単にあるもんじゃございません。
時々水音がしても、道路から離れたところに流れる小滝で、
かんたんに水を汲みには行けそうにない。
そして頂上に近づくほど、湧き水と出会う可能性は薄くなる。

峠まではあと3キロほど…だと思うけど、
もう、ヨロヨロ。
省エネモードで淡々と走る。

…と。
遠くで、タ~~~ッと、水の落ちるような音が聞こえる。
またゲリラ豪雨か!? と思いながらさらに坂道をのぼる。
あった!
湧き水!
フェンスに囲まれて、見るからに美味しくなさそうだけど、
水が滴り落ちています。

むやみに飲むと、腹を壊すかも知れませんが、
背に腹は代えられぬ。
恐る恐る味見すると、意外とウマい!
手で掬おうとしてもダメなので、
直接ボトルに水を受けとめる。

生き返った!
そして、ハンガーノック気味なのに水不足のために食べられなかった
携帯食料(チップスター)をむさぼり食う。
もはや車も通らなくなった夕暮れの峠道の
地べたに座り込んで。
(ここでサルに襲われたら勝ち目なし)


無計画はハプニングだらけで楽しいけど、
今日のはちょっと大変だった…。

山王峠の湧き水探し。

2010年07月20日 13時03分57秒 | 奥日光ツアー2010
先程の分岐点から峠道に入ると、
すぐに急勾配が始まる。
道は戦場ヶ原まで25キロ、そこから日光市内まで15キロ。
たぶん、峠の途中で日が暮れたら、
また空を見ながら走ることになる…。

山王峠への道は、完全な林道で、
サル、キツネ、鹿の親子などと出会いながら、
勾配5~12%を淡々とのぼる。

しかし、5キロほど走って行くと、急激に体が重くなる。
どうやら、これまでの山岳コース70キロのおかげで
足を使い果たしつつあるようだ。
スピードがみるみる落ちて行く。

そして。
あれまあ。
水が切れた。

しばらく売店無かったから、予備の水を買ってなかった。

足は重くなるし、
喉は乾くし、
日は次第に暮れて来る。
ここで熱中症や脱水症状になったらヤバい。

…どこかに都合良く湧き水なんてないかな?

おいっ!!

2010年07月20日 12時57分27秒 | 奥日光ツアー2010
決死の決断を下して
西へ走る。
明るいうちに峠越えしたいので、
じわじわと登る道を飛ばす。

…4キロくらい走っただろうか。
目の前に、驚くべき光景が展開した。


「これより許可車両以外通行止め」


おいっ!
どういうことだ、説明してみろ!?

…と、看板に語りかけても、帰って来る言葉も無し。
他に看板に書いてある文言といえば、
「クマに注意」と取りつく島も無い。

さあ、日は刻一刻と傾いて行く。
クダをまいている暇はない。
もはや道はひとつ、山王峠を越えて戦場ヶ原へ抜ける道のみ。
私はもときた道をかっ飛ばして、山王峠を登り始める。

思案中…のつづき。

2010年07月20日 12時47分13秒 | 奥日光ツアー2010
大笹牧場から栗山村に入り、
渓谷沿いに西へ、川俣温泉に向かう。
道中は晴れ渡り、濡れた路面がきらきらと美しい。

川俣温泉に入ったところで、時刻は午後4時。
ここでさらなる分岐点が現れた。

南へ向かうと、「山王峠」をこえて戦場ヶ原(奥日光)へ。
予定通り西へ向かうと、女夫渕温泉経由で群馬県の片品へ。

さあ、迷う。
西へ向かうと、片品に付く頃には確実に日が暮れる。
南へ向かえば、戦場ヶ原経由で
陽のあるうちに日光に戻ることができる。

思案すること3分。
予定通り西へ向かうことにした。

山王峠が大変そうだったのと、
これで日光に戻っても楽しくないと思ったから。

さあ、明るいうちに、せめて片品まで着けるか!?

思案中その2。

2010年07月19日 20時28分43秒 | 奥日光ツアー2010
ゆくみちを思案していたところ、大笹牧場の警備員のおっちゃんを発見。
天気のことを聞いてみる。

しかし、何を聞いても
「おれぁ、5万円もらっても自転車で霧降越えたかぁねぇよ」
と、要領を得ない。


それでも何度か天気のことに水を向けると、
どうやら「山の天気は難しい」。


おっちゃんにお礼を言って、
どの道を行っても予測不能ならと、予定通り西コース(川俣温泉~片品~高崎)へ向かう。


するとどうでしょう。
天気がみるみる回復し、日差しが暑いくらいになっちゃった。

これは、飛ばせば陽のあるうちに片品には着けるかと、
アップダウンの激しい隘路をガシガシ進む。
途中の涼しいトンネルで、大笹牧場のチーズブッセを補給したりしながら。


で、順調に川俣温泉まで辿り着いた私に、
またも決断を迫る事態が発生。
お話はここからが波瀾万丈になるのではございますが、
続きはまたあとで…。