風張林道でFTP。

来年度に向けてのロケハンは
続いております。
今のうちに進めておかないと、
３月以降は地獄のスケジュールですからね。
きょうも張り切って５つのコースを走りますよ！


早朝、さっそくメインディッシュ。
激坂で名高い奥多摩の風張林道でございます。


冒頭の写真をご覧いただければ
お分かりいただけるでしょう。
普通は自転車で登る坂ではありません。
いや、歩いてでも登りたくない。
むしろ階段をつけてほしい。
そんな素敵な坂に初挑戦したのであります。


そして、これは
初の１時間出し続けられるパワー（FTP）計測ができる予感…






計測スタート地点は、分かりやすいところで檜原村役場。
ここから風張林道の終点、奥多摩周遊道路とぶつかる地点までの１７km。
平均勾配は６％。でもラスト３kmの風張林道区間は
平均勾配１８％。
「最大勾配」じゃないですよ。「平均勾配」です。
つまり延々と１０～３０％が続くということですね。
これは楽しみだ！




まずは役場から渓谷沿いに１３km。
ここは下りも含む快走路。
ちょいちょい出現する１０％前後の短い上り坂も、
勢いで乗り切れる程度。
飛ばしすぎないように２５０w以内で。







そして１３km地点、「きのこセンター」の看板にしたがって
右折したら、激坂区間３kmが始まる。


ふじあざみラインと違って、１８～２０％の坂と
１０％前後の緩斜面が交互に現れるので、
けっこう気持ちが楽。

でもやっぱり２４％を超えるとケイデンスは５０台に。
しまった。３２Tを付けとくんだった。


面白かったのは、上半身を必死に前後に振って
足に体重を乗せようとすると、実は１９０wぐらいしか出ていなくて、
上体を動かさずに、丁寧に体重を足に乗せて走ると
２３０wぐらいにアップする。

進んでる感じは、上体を振り回しているほうが強いのに、
実はぜんぜん進んでいなかった。
へえ～。と思いながら激坂を淡々とやっつける。





激坂区間にあることで有名な「きのこセンター」。
ワンちゃんが「ガルルル…」とお出迎え。
逃げるなら…下るしかないな。





看板に「お気軽にどうぞ」って書いてあった。
そんな気軽に来られる場所じゃないと思うんですけどね。





タイムでいうと、
私：１時間０５分３７秒
アキヒロ：１時間２５分
福士：１時間３２分
翔ちゃん：１時間５９分

（かわいそうに翔ちゃん、またこんな激坂に連れてこられて…）




さあ、１時間越えのコース。
平均パワーは２３４wでした。
まあ、そんなもんか。





激坂調査を終えて、奥多摩の訪問先を２件まわり、
そのまま一気に千葉県へ。
こんどは平坦路の調査でございます。





サイクリングコースって、すばらしい。
横並びでスタートできるんだもん。


１周1.5kmのコースをタイムトライアル。
福士くんは平坦路に強いから、負けないように頑張らないと！
…という思いの強さが裏目に。




福士くんのスタートダッシュにつられて
１１５０wも出してしまった。
もちろん後半の足は残っておらず。
平均４１２w（２分）。





足パン。
売り切れ。
それでも会社から自宅まで
フルもがきで帰りましたとさ。

お元気ですか。

冬の夜は、いろんな人のことを思い出す。



言葉にならないほど世話になったあの人。
大嫌いだったあのやろう。
大好きだけど仲良くなれなかった人。
優しい言葉でいつも勇気づけてくれたあの人。
ブログにコメントを書いてくれたあなた。


数知れない、音信が絶えて久しい人たちは、
元気で過ごしているだろうか、と。


お元気ならば、良いのです。
もし、お元気でないなら、遠慮なく連絡をください。


きっと力になりましょう。

箱根タイムトライアルの結果と激坂まつり。

さて、箱根のロケハンにやってきた我々３人。

箱根のとある方との打ち合わせ前に
サクッと「いつものコース」を上ることに。


箱根湯本駅～小涌園までの８km。
平均勾配６％（最大１２％）。
実はイノッチ、蟹ちゃんと３人で
イタリアに行く前に走って以来、
何かあればここで足試しをしてきたコース。

ちなみにそのときは、私はまだMTBで
１時間ぐらいかかって上ったし、
イノッチも４０分ぐらいかかっていました。





翔ちゃん（新入社員）、福士くん、私の順で
５分差スタート。
目標タイムはそれぞれ、６０分、４０分、２８分。
ちなみに２８分はイノッチのベストタイム。
いきなりそれは無理だと思うけど、やってみましょう！





青森出身の福士くんは、
気温５度なのにうす～い長袖１枚きり。
しかも前チャック全開。
すげえな北国育ちは。





新入社員の翔ちゃん。
なんかいつもモゴモゴしていて
何を考えているのかよくわからない子。
「苦しいです…」と言いながらも
表情が変わらないので、ギャグなのか本当なのか判断に迷うところ。

…私って、そんなに話しにくい先輩かしら？





宮ノ下の信号を２０分で通過。
ここまでは２７０wをキープできてたのに、
そのあとの激坂区間で２４０wがやっとの
売り切れ状態。
なんとか３０分は切りたいとモガいて
２９分３４秒（平均２５７w）。

いや～。
猪野学はこれより１分速ぇのか～。



まあでも、初めて３０分のパワーが計れたのは嬉しかった！
これで、

１０分＝３０３w
３０分＝２５７w

てな感じで、自分の力が数値化されました。
これを、通勤ライドだけで
どこまで上げていけるか？
楽しみです☆







その後、打ち合わせ２件。
場所の下見を３件（風呂に入ったわけじゃありません）。


そして坂道ロケハン２杯目。





激坂で名高い箱根一番坂。
初めて上る我々に、経験者の草場さんが
「３００mぐらいですから、モガけばすぐ上れますよ！」
というので、みんなで「わ～！」っと上って行くと、
行っても行っても頂上が見えてこない。

ああ、どうやら草場さんにはめられた、
と思った途端、心がポッキリ折れました。




結局、激坂は９００m（！）つづき、
最大勾配は３１％。
６分かかって必死のパッチで上り切ると、血の匂いがした。
そして太もも、お尻、腕がつりそうになった上に、
なぜか歯茎がモーレツに痛くて、
ずっと「なんだこりゃ！」と悶絶。







悶絶はしても、仕事はする男・Dさんは
日暮れまで時間があるからと、伊豆まで車を飛ばして
サイクルスポーツセンターへ。
ここでもロケハン＆タイムトライアルをしようと目論む。


しかし！





５kmコースの中間地点で
チェーン切れ…。
見ると、チェーンをつないでいる
ミッシングリンクが破損した模様。
よく考えたら、このリンク
１万キロ以上走ってるような気がする…


リンクは５０００kmぐらいで変えるべき、なのでしょうかね。


はあ。これで今回もまた
ケンケン走りでお家に帰らなアカンわい。。

ボーネン会！

わたくしの周りには、ボーネン会がほとんどありません。
多くても１回ぐらい。そんなもんです。


うちの会社の習性なのか、業界がそうなのかはわかりませんが、
とにかくボーネン会のお誘いがないのですね。
私はお酒が飲めないため、
（ペルーで酒に当たって以来、飲むとお腹壊すようになった）
行ってもジュースをペロペロなめるだけなので、
まあそれはそれで良いわけです。



そんな私に、めずらしくボーネン会のお誘いが！



なんと、チャリダーMCのうじきさんが、
ご自宅にスタッフ＆出演者全員を招いてくれたのであります。




イタリアンのシェフを呼んでのパーティー。
出てくる料理はどれも目を見張るおいしさ。
しかしそんなことよりすごかったのは、
うじきさん自ら、我々小僧たちを
これ以上ない細やかさでもてなしてくれたこと。



自宅に客を招くのは、楽しいけれど
たいへんな苦労もあるのをよく知っている。
だから、空になりかけたワイングラスを
スッと新しいグラスに変えてもらうたびに、
感謝の気持ちでいっぱいになって、困ってしまった。



ありがとう、うじきさん。
忘れられないボーネン会になりました。
もっともっとステキな番組になるよう、がんばります！




……………



さて。
そんな思い出深いボーネン会の次の日は、
ロケハンのため早朝から箱根へ。
もちろんバイク持参。
仕事なので、仕方ありません。

あのイノッチたちと走るいつものコースを
今の自分は何分で、平均何ワットで走れるのか…？


その結果とお粗末な結末の話は…また後日☆

来年度に向けて。

秋は、新年度の番組が動き始める季節です。
なので、心はすでに４月にあります。
４月に見たいものを撮るのが番組なのです。

ふと顔を上げると、
あら、まだ１２月なんだっけ？ となる。
時間の感覚が世間とずれております。



新年度のチャリダーをどうするか？
なんてことをゴニョゴニョ考えながら、
新番組の企画を１０本ほど書いてみたり。


番組企画って、一本の募集枠に
数百本集まったりする激戦区。
自信がある企画を出してもほとんど通りませんが、
夢を描くのはタダですからね！


あの国に行きたい。
あの激坂を上ってみたい。
あの人を取材したい。
こんなことしたらバカで面白い。



頭の中は、もう来年度のことでいっぱい。
…と言いながら、今年度の残りの撮影打ち合わせに
行ってまいります★

はじめてのパワー計測！

はじめて「一定時間全力」ペダリングパワーを計りました！


パワー計とは恐ろしいもので、
自分のレベルが丸出し、丸見え、丸裸、
とにかく「ああ、それぐらいなのね」と分かっちゃうわけです。


例えば、坂バカ猪野学さんの場合、
２０分間のパワーは２５０w（ワット）ぐらい。
同じ２０分間でも、森本師匠（坂バカ日本一）は３４０wぐらい。


じゃあ、私は？




昨日、ロケハンに行った際、
チャンスがあったので、ついに計りました！
うう、気になるぞ、
自分のパワーがいったいどれぐらいなのか…。





走ったのは、埼玉県の武蔵丘陵森林公園。
高校のマラソン大会以来２０年ぶりの訪問。
ここには自転車専用コースがあって、
しかも一方通行のため、対向車の心配もなく走れるんです。





パワー計測に使ったのは、一周6.5kmのゆるい山岳コース。
常に２～３％のアップダウンが続き、
コーナーが連続するテクニカルなレイアウトです。
出走者はディレクターの木下くんとAD福士くん、そして私の３名。
うーむ、若えモンには負けられねえぞ。


タイムトライアルは、福士、木下、私、の順で
１分おきにスタート。
たった6.5kmで２分差は厳しいかも…と
けっこう緊張しました。
果たして追いつけるのか！？



スタート直後、パワー計に目をやると
６５０w出ている。
いかんいかん、出し過ぎると後半もたないぞ。
４００wを超えないように、
逆に２５０wを下回らないように
下りでも足を休めないで走る。


3km地点。
まずは木下くんをとらえる。
前半飛ばしすぎたらしく、けっこうタレてた。
鼻をへし折るためにパワーを上げそうになるが、
これはそういうレースじゃないぞと言い聞かせる。



続いて4.5km地点で福士くんをとらえる。
タレてた福士くん、私を見て慌てて必死に漕ぎ出した。
その様子が情けなくて、笑えた。
しかし笑っている場合ではない。
２７０w前後に落ちてきていたパワーを３００wキープ目指して上げる。
おお、唾を飲み込む余裕がない。






ラスト１kmはフルもがき！ で、ゴール。
ゴール後はしばらくよだれを拭えなかったから、
まずまず追い込めただろう。


さて、結果は！？



距離：６.５km
タイム：１１分４４秒
平均パワー：３０３w
トルク効率：８８％
平均ケイデンス：９５



ん～。
結局、１１分での平均パワーが分かっただけで、
誰とも比べることができませんでした。
やっぱり２０分、１時間、という単位で計らないと
ダメなのね…


感覚的には、２０分の平均は２５０wぐらいかしら？
すいません、今度行ったら２周するようにします★






公園内のレストハウスのお母さん。
底抜けに明るい声で、全員のごはんを大盛りにしてくれた。
ごちそうさまでした。また行くね！

手ブレですが。

左側、長江にぽつんと浮かぶ島が白帝城。
三国志の英雄、劉備が亡くなった場所として有名です。
実はこの写真、月光で撮ったものです。


今回のロケには、私は三脚を持って行きませんでしたので、
すべて「手持ち撮影」です。
シャッタースピードは１０秒ほど。
ブレないために息を止めてますが、
やっぱりよく見ると、ブレてますね。
でも、きれいでしょ？





長江沿い、月光に照らされた巴東の街。





田舎に行くと、家にほとんど明かりが灯っていません。
よ～く見ると、蝋燭が小さく灯っていたりする。
田舎では電気はまだまだ貴重なのです。






満月の前後になると、
月光の世界は、それはそれは美しい。
きっと女性といっしょにいたら、恋に落ちてしまうと思う。





毎日、よる１２時過ぎまで撮影した月光写真。
もちろん谷口さんは三脚を使って
もっと美しい写真を撮っていました。
残念ながら、世界野球延長戦のため
番組はお蔵入りになっちゃいましたが…


みなさんもぜひ、月光で写真を撮ってみてください。
男女ペアでの撮影をお勧めします。
ぜったい恋しちゃいますから（その場だけは）☆