自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

少しずつ。

2018年05月30日 00時22分13秒 | 自転車


お気に入りのシューズ
落車でかなり痛んでしまった
ベルクロ部分がピロローンと剥がれてしまって
今シーズン最後まで持つかどうか…


傷ついたバイクの修理見積もりが来た
フレームがハンガー部分以外無事だったのが不幸中の幸いだが
気が遠くなるお値段


一気に全部は直せないので
とりあえずダメなパーツから変えて
なんとか乗れるようにしたい





例えばペダル

ロードバイクを始めて以来ずっと
スピードプレイを愛用して来たが
「踏み面が広いとペダリングが変わる」
と五郎監督が言うので
初のTIMEを購入


乗った感触は…
ペダルによってこんなに変わるのね…
今は違和感が勝つのでスピードプレイが好きだけど
1週間後にはどうなるか 楽しみ





お約束の重量計測
カタログ値通りの最軽量




久々にクリート(ペダルと靴をつなぐパーツ)の位置調整をしたら
かなり苦労した
通勤途中で5回立ち止まり調整
だいぶベストに近づいたかな





土曜日は3時間ほど時間が取れたので
アラサイでトレーニング
2分340Wを10本……のつもりが
5本終わった時点で困った事態に


大量の汗をかくと 完全防水のキズパワーパッドが膨れて来て
汁が大量に漏れ出した
慌ててパッドが剥がれないように押さえながら帰宅


340Wを5本なら なんとか出来た
もう少しで 10本できそうな予感がした


ちなみにこのメニューを
文平くんは350W
伊織くんは360W
シュガーは400Wでやっている


彼らのすごいところは
この数字だけではなくて
それぞれが得意分野を持っていること

文平くんはヒルクライムがめっちゃ速い(乗鞍60分)し
伊織くんとシュガーは平地のタイムトライアルがめっちゃ速い

私にはそういう「武器」がない


よく言えばオールラウンダーだが
冷静に言えば「オールラウンドに弱い」


とりあえず しばらくは汗をかかない範囲でトレーニング
ああ〜とんがりたいのう〜

復帰。

2018年05月25日 09時57分26秒 | 自転車
3日間自転車に乗らなかった


本来1日40キロ平均で乗るのが
今年のトレーニング目標だったのだが
レースでも距離を乗れなかったし
この3日間も0km
今月の走行距離は赤信号だ


キズパワーパッドというのは優れもので
擦過傷の半分がほぼ治ってしまった
問題は右ケツの痛みだが
だいぶ良くなってきたので 自転車の修理も兼ねて軽くライド





片道20キロ
江戸川区にある「りんりん自転車館」へ
ここは友人アボくんが勤めている自転車屋さん
傷だらけになったバイクを診てもらう


アボくんは私がロードバイクを始めたばかりの頃からの友人で
体重53kg 激坂ふじあざみラインのタイムは55分というクライマー
私が未だ1時間を切れずにいる あの富士国際ヒルで入賞できる実力

もともと体が弱くて 今もしょっちゅう体調を崩している
何も打ち込めるものがなかったアボくんは 人生で初めて自転車に打ち込み
見事なクライマーになった
今年の目標はツールド沖縄の140kmというから
私と同じ目標だ



バイクは思いのほか痛んでいた
8つのパーツの交換が必要だった
右側に倒れる落車だったため
コンポーネント系の痛みが激しかった(泣)
私の身代わりで傷ついてくれたようだった



これだけ替える必要があるなら
5年乗ったフレームも変えてしまおうかと迷う
しかし 次に買うならディスクブレーキだろう
そうすると サドル、ハンドル、ペダル以外は全取っ替えという事態に…



五郎監督に「次に買うならどんなフレームが良いと思いますか?」
と聞いたら
「Dさんの走りを考えると 少し柔らかめのフレームが良いです
 例えばグエルチョッティとか よく進むフレームですよ」と





グエルチョッティか…
触手が動かん…
自分でデザインしたカラーにでも
塗りなおせば納得できるかしら?



そのうちブログのタイトルが
「グエルチョッティひとり旅」になってたりして(笑)



アボくんとは
「沖縄では協力して走ろうぜ」と握手を交わして別れた
どちらにせよ 協力し合うには
もっと強くなる必要がある

さあ 頑張ろう。

療養。

2018年05月23日 22時03分51秒 | 自転車



仕事中、サイクルウェアでウロウロしていると
脚の毛を剃る理由をよく聞かれる

「怪我をした時に処置しやすいから」
と答えていたことが、ようやく実感できた
キズパワーパッドを剥がす時、とても楽なのだ

でも怪我から数日経って微妙に毛が生えてきたので
今はめちゃめちゃ痛い(笑)



このロケが終わったタイミングで
2日間の休みをもらっていた
まさか療養期間になろうとはつゆ知らず


ケツは痛いが車は運転できたので
長野の美ヶ原にある「王ヶ頭ホテル」に向かった
美ヶ原の頂上にあるホテルで
絶景360度が売りだという





↑部屋の窓からの眺め


温泉でゆっくり過ごしたくて行ったのだが
傷だらけでとても湯船に入れないことに風呂場で気づいた
右ケツのアザがひどい
こんなに黒くなるのか、というぐらい黒い


脚を上げると痛むし
バイクも壊れたままなので持ってこなかった
携帯の電源も切り パソコンも開かず
ひたすら 刻々と変わる景色を眺めていた



いろんなことを考えた
レース前日 五郎監督、シュガーと3人で走ったとき
2人の走り方やペースが全く分からなかった
私だけ普段から一緒に走っていないから

五郎監督がシュガーに何か聞くと
シュガーはすぐさま答えられる
私は何も答えられない
チーム員になっているけど
チーム員ではないのだな と痛感した


いろいろあって 文平くんと私だけ
撮影しないレース(私がコケたレース)に出ることになり
私は文平くんのアシストのつもりで走った

文平くんは嬉しかったらしい
レース後の握手が今までの握手とは別物だった
一緒に走るってこういうことだ
同じチームってこういうことだと
初めてチームの一員になれた気がした


さあ、東京に帰って
バイクでも直そうかな。



祝? 初落車。

2018年05月21日 02時25分57秒 | 自転車



レースで初めて落車をした。


単なる落車なら、海外ロケで数え切れないほどして来た。
ミャンマーの月明かりすらない夜道で穴ぼこにハマったり、
キリマンジャロの標高3000mからの砂利道ダウンヒル中にコケたり。
でも、レースではまだ落車をしていなかった。


24周回のうちの12周目。
ヘアピンコーナーに突入したとき、突然前輪が滑って、
気づいたら空を見ていた。






衝撃と音が大きかったので
骨まで行ったかな、と思ったが
擦り傷だけだった。
大判のキズパワーパッド7枚分。
ケツ筋を強打したので、ケツ筋を使う場面(座る、前かがみになる、など)では
かなり痛むが、普通に歩けるのでよかった。
コーナーではアウト側になるように位置取りしていたおかげで
単独落車だったことも不幸中の幸いだった。



前日の夜に雨が降って、
早朝のコースは水浸しだった。
それが乾いてきたら、砂が浮いてきて、
前輪を取られた。
落車についてそう説明したら、
五郎監督が一言。


「コケる責任は自分にあるんですよ」







砂のせいにするな。
雨のせいにするな。
言い訳をするな、というのはわかる。
しかし。
あんな普通のコーナーで
十分に減速していた状態で、
普段は絶対コケたりしない。
どう考えても砂のせいではないか?


…とは思っても、
やっぱり監督の言葉が気になって、
ずっと落車の原因について考えていた。


レースが後半戦に差し掛かって疲れが出たために
判断力が鈍った、ということは考えられる。
いつものブレーキング、体重移動ができていなかったのか?



ふと、あることを思い出した。
落車する直前、
突然車線変更する選手がいたため、避けた私はコースアウトした。
100mほど草むらをシクロクロスして道路に復帰したら、
周りの選手に「無理すんなよ!」と怒られた。
あのとき、タイヤに泥がついた。
コーナーでグリップを失ったのは、
あの泥のことを考えていなかったからではないか。


もし、砂が原因なら、
同じコーナーで他の選手たちも転んでいたはずだ。
しかし、同じコーナーで転んだのは私の他に1人だけだった。



人生にはいろんな突発時が起こる。
そこには幸も不幸もあるだろう。
でも、ひょっとしたら、その中には
自分が注意深くしていたら、防げるものもあるのかもしれない。

あのとき、泥がついてしまったことを考慮して
もう少し減速していたら、
コケなかったかもしれない。


レースは、かなり走れていた。
格上だと思っていた選手たちの中で、
先頭で展開できていたから。
ペース遅いな、と思っていたが、
振り向くとかなりの選手が千切れていなくなっていた。
トレーニングの甲斐があった。
でも、レースは一瞬で終わってしまった。
ほんのわずかな不注意のために。


私が落車したと聞いて、
監督やスタッフが走ってきてくれて、
傷口を洗ってくれた。
「泥が残ってちゃいかんのです」と
タオルでゴシゴシ。
鬼のように痛かった。
すると、そばに立てかけた私のバイクの後輪から
「プシュ〜…」とすかしっ屁のように空気が抜けた。



今回も、実際にレースを走らせてもらって
いろんなことが分かった。
ご一緒させていただいた選手の皆さん、
本当にありがとうございました。
皆さん速くてかっこよかったです。
またどこかでご一緒させてください!



アラサイ。

2018年05月14日 23時44分51秒 | 自転車

日曜日はいろいろあったので結局走りに行けず、
夜ローラーでもやろうと思っていたら、寝てしまった。
1日休んだので回復したかと思いきや、
月曜日の朝起きると体が重い…。



午前中に2時間ほど時間が作れたので
トレーニングしなきゃ、と着替え始めるのだが、
心が「走りたくない」とわがままを言う。
今週末にレースがある。
そのレースのことを考えると、気が重い。
だって、明らかに全選手の中で、
私が最も遅いのである。


完走できるかどうか。
そんなレースに、オンボードカメラをつけて出場したところで
何がわかると言うのだろう?
「いや〜、膝が痛くて走れないので、今回は本業に専念します!」
五郎監督への言い訳が頭をよぎる。
言い訳は、なるべく明るく言った方が良い。
「今回は走っても何の役にも立たないので、走りません!」
変な理由をこじつけるより、正直に言った方が良いかもしれない。


…着替え終わったので、とりあえず出発。
坂バカ女子部の大宅さんがブログで
アラサイ(荒川サイクリングロード)のことを書いていたので
アラサイに向かうことにする。





ついちゃった。


腹をくくって、五郎監督からもらったメニューをやる。
2分340Wを10本。
五郎監督から注意すべき点も送られてきている。
「ただパワーを出すのではなく、きちんとパワーが推進力になっていることを確認すること」
パワーの数値が出やすい漕ぎ方、というのがあって、
遅いのにパワーだけは高い、というケースもあるためだ。


ダルい。
本当にパワーが出せるのか?
2分300Wすら出ないのではないか?
ダメだったら5本ぐらいで帰ろう、と言い訳をして
とりあえずスタート。


とにかく心のスイッチを入れる!
初めてのコースなので、路面を観察しながら。
パワーを見ると…350Wオーバーだ。
いけない、抑えないと最後まで持たない。
1分を超えると、340Wをキープできなくなる。
こらえる!
1本目から300Wキープできないのは恥ずかしい!
2分きっかりで、ラップボタンを押す。
土手の向こうに四角い建物が見えた。


1本目、327W。
ん? 意外と疲れてない。


レスト(休憩走り)2分。
帰りは向かい風。
やはり1分を超えると340Wキープできなくなる。
何とか310Wをキープする。
向かい風のため、前傾姿勢を深くすると
パワーが出にくい。

2本目、316W。
意外とキツくない。


1往復して感触がつかめたのか、
3本目からは320W前後をキープ。
ペダリングを丁寧にする余裕も生まれてくる。
1本目より3本目の方が、同じくらいのパワーなのに進んでる。
2分きっかり、四角い建物がやや後ろに見えた。





あらま。
そこそこ走れちゃった。


340Wを10本できるようになるのは
2ヶ月後かな…


今週は仕事のスケジュールが深夜までなので
ハードな練習はここまで。
しかし、重い気持ちが少し晴れてよかった。
ほんの少し、ね。

バキバキ。

2018年05月13日 19時33分35秒 | 自転車



怒涛の連続ロケから帰ったら、
身体中がバキバキだった。


ロケで走るときは、カメラに写らないように走ります。
カメラが前を向いていれば、その後ろを走るし、
カメラが後ろを向けば、カメラマンの前に回り込んで走る。

前を向いているカメラが、不意に後ろを向くこともあります。
その時が一番大変で、カメラが振り向きかけた瞬間にスプリントして
カメラの前に回り込むわけです。


この場合、カメラを後ろに向ける前に、
カメラマンさんが私に目配せをします。
カメラマンがこっちを「チラ」と見たら
「これからカメラを後ろに振りますよ」という合図。
私はスプリントの準備をして、カメラの動きに合わせて
画角から逃げるというわけです。


これがきつい。
体バキバキの原因です。


今回のロケで一番きつかったのは、
カーブを曲がったら200m先でカメラがこっちを向いて構えてた時。
もうそこから1秒でも早くカメラの先まで逃げないといけない。
「うお! まじかよ!」と言いながら突然モガき出す私を
出演者たちは「?」という目で見ていたかも。


もちろん逃げられないことも多々あって、
反応が遅て必死にスプリントする自分が画面に映ってしまうことも
よくあります(笑)。
さらに、五郎さんみたいに速い人たちと走っていると、
カメラマンにいくら目配せされたって、逃げるだけの脚がないこともあります。
そういう時は、体を小さくして、出演者の後ろに隠れます。
けっこう、逃げ隠れするのが上手になりました(笑)。





五郎さんとか、男子部メンバーとか、速い人たちとのロケの時は
カメラの画角の外に逃げられない可能性が高いので、
ウェアは目立たない色を着ます。
紺色とか、黒とか。
ただし、他のスタッフが遠くから見て
私だと気付けるように、何かワンポイントは目立つものを身につけます。
ソックスは他の誰とも被らない色にするとか。


で、カメラが回っていない単純移動の時などは
バリバリに目立つウェアを羽織ります。
1km離れていても私だと分かるように。
道を間違えてスタッフとはぐれる可能性もあるし、
コースアウトして谷に落ちて動けなくなることだってあるかもしれない。
そんな時、1km離れていても分かるウェアを着ていた方が
助かる(=時間のロスをなくす)可能性は高くなりますからね。






そんなわけで、ロケのインターバルトレーニングで
体バッキバキ。
ひたすら眠いし。
今月中旬にまたレースがあるので、
それまでに回復しないとヤバイぞ…★


会社案内。

2018年05月12日 20時49分29秒 | おしごと日記
スタジオ台本を書いていたら、
携帯が鳴った。
何かと思ったら、見覚えのある場所の写真。


急いで会社の外に出ると、
まさかのお客様。





なんと、五郎監督じゃないですか!
なぜここに? と聞けば、
仕事で千葉に向かう途中、近くを通りがかったので
寄ったのだ、と。


てな訳で、会社案内!



↑自転車雑誌は全部買ってます。もちろん五郎監督の本も☆



うちの会社は200人ほどが働いています。
みんなそれぞれ番組ごとに配属されていて、
チャリダー専属のスタッフは10名ほど。
そこにカメラマンなどの技術さんが加わって、
だいたいロケでは15名〜20名ほどになります。


編集室にも案内して、
「ここで寝泊まりしてます」と言ったら
「ここでですか!?」と驚いていらした。
もっと豪華でオシャレな場所でやってると
思ってたのかしら。



チャリダーでは、出演者が
突然会社に現れるということも少なくありません。
「おーい! Dスケ!」
と呼ばれてパッと顔を上げたら
うじきさんがいたりするし、
ステテコさんは自転車の調子が悪いとやってきて、
私が自転車屋さんのように修理したりします。



出演者もスタッフも、自転車乗り同士。
垣根がない現場を、五郎監督も感じてくれてたら嬉しいなあ。



ロードレース男子部・第2戦。

2018年05月09日 09時20分38秒 | チャリダー★



おやつは煮干しという五郎監督が率いる
ロードレース男子部。
第2戦がオンエアされます!
今週土曜日、12日です。
ぜひご覧ください!








5月に入ってからは、
ずっと撮影で長野におりました。
森本師匠や五郎監督、男子部メンバー、
さらに坂バカ女子部の大宅さんたちとも走りました。


チャリダーでは、撮影の合間の移動も全部自走なので、
みんなでトレイン組んでおしゃべり。
五郎監督、森本師匠と一緒に走っていると、
「このために鍛えてきたのだ」と感慨深かった。
五郎監督にいろんな走り方や体の使い方を聴きながら走るのって
めちゃくちゃ楽しい。
「いい脚になりましたね。260Wの脚ですよ」
と褒めてくれたけど、
坂道に入ると、私のペースに合わせて走っていたら
あくびをしていらした…。






撮影が終わって、お別れした後、
「2分340Wを10本できるようになれば、
 もっと良い脚になりますよ」
というメールをくれた。

監督、了解です、
2ヶ月後にはできるように頑張ってみますね。



5月に入って、ぜんぜん「掛からない」状態でしたが、
なんとか連続ロケを乗り切りました。
他にも面白いことが色々あったので、
その辺はまた後日…★