自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

悔しさ。

2019年08月29日 21時37分49秒 | 自転車



乗鞍のあとは 気分が荒れていた


なんだか全てがうまく行っていない気分になって
頭の中を恨みつらみが渦巻いた


仕事も家族も自転車も
時間がなくて 全てが中途半端だった とか
睡眠30分で1週間過ごしてみやがれ とか


誰かのせいにしたくて
でも誰のせいにもできなくて


その心の黒い煙を薄めてくれるのは
自転車だった
通勤で 一心不乱にアタックすれば
その瞬間だけは黒い気持ちがどこかへ行ってくれた


そして「何度も悔しい思いをして来た」という
新城選手やシンゴちゃんの言葉を思い出した




黒い気持ちが薄れるにつれて
悔しさだけが塊のように残った
誰にもわからないかもしれないが
ただただ悔しい



さっき シンゴちゃんからメッセージが来た

「当たり前ですがユキヤもちゃんと練習してるんですよ。
 悔しいだけでは続かないので、小さくとも成功体験を積み重ねてください」

涙が出そうだったよ シンゴちゃん


小さいなあ 私は


まずは近いうちに 小さな成功体験を求めて
山にでも走りに行こうかな…

3度目の乗鞍。

2019年08月27日 13時30分59秒 | 自転車



レース本番の朝を迎えた



体重は56.7kg
2日前ぐらいからは炭水化物を多めに食べて
体内の貯蓄を増やしておく
それで体重が400gほど増えて この体重
まずますだと思う


去年は当日入りだったが
今年は前日の夕方に入らせてもらえた
深夜1時まで仕事をして就寝


撮影隊が4時出発だったので
3時に起床し 朝食を
白米のおにぎり2個 豆乳とハチミツをかけたミューズリー





うじきさんが笑顔でいらした


この方はいつも笑顔だ
笑顔の人は エネルギー量がすごい
たぶん誰よりも乗鞍を楽しんでいる



私は楽しめるだろうか?






決戦ホイールは リヤが割れてドイツ送りになったので
フロントだけ

ギヤはフロント34Tシングル
リヤ11−30
ブッグプーリーV3
バイク重量は7.0kgほど





ステムには目標タイム
三本滝 18分20秒
位ヶ原 48分00秒
ゴール 1時間07分00秒
(自己ベストは1時間09分56秒)

私の場合 標高の高い乗鞍では
普段のデータより1割ほどパワーがダウンするので
計算するとこれぐらいなら行けるであろう数字


あとは一緒に上れる選手が周囲にいるかどうか
他の選手と協力できるかどうかで タイムは大きく変わる


アップはローラーの方が好みだが
出演者が思いのほかギリギリまで使用していたので
20分ほど実走アップしてスタートを待つ


午前8時11分 男子Dクラス スタート


スタート直後 先頭で6人ほどのパックができる
自分のペースより若干速い
後ろを見ると 次のパックは現れそうもない
迷ったが6人についていくことにする


数字は平均で275Wほど
明らかに出過ぎだ
しかし後ろにつくと圧倒的に楽なのもわかる
行けるところまで行って
オールアウトする前に千切れよう…



4キロ地点 10分ほどで千切れる
いかん ちょっと着いて来すぎた
苦しい上に 気管が喘息のような音がしだす
こんな音がするのは初めてだ
とにかくペースを落として落ち着かせよう


三本滝 18分45秒


気管の苦しさは全く回復しない
原因はなんだろうか?
空気の薄い場所で走るとこうなるのだろうか?
230Wほどで脚を回し 心肺に負担をかけないように
低いケイデンスで回復を待つ

前の選手が先頭交代を促してくる
「ごめん着いていくので一杯だわ!」と答える

回復するかどうかギリギリのラインで走ってるので
なかなか回復しない
「レースに出るたびに パンクしないかなあと思っていた」
と 五郎さんが言ってたが
その気持ちがよく分かった
今パンクしてくれれば 諦められる
「良いペースだったのにパンクしちゃったよ〜」とか言い訳ができる

残念ながら コンチネンタルGP5000TLは
耐パンク性能はバツグンだ(笑)


10キロ地点ぐらいから ずっと1人旅
足の合う選手がいない
よくない展開だぞ…


位ヶ原の手前で ようやく息が整ってくる


位ヶ原 48分50秒


このまま行けば 1時間8分台は行ける!

めちゃくちゃ空気が薄い
ケイデンスを下げて 体幹を意識し
丁寧に丁寧に
酸素を大切にしながら

よだれは垂れっぱなし
拭う余裕がない

下山が始まった
反対車線が塞がれ こちらの車線は大渋滞だ
前で蛇行する選手がいる
たのむ…道を開けてくれ
「右行きます!」の声を出すのもしんどい


ひょっとしたら 自己ベストすら出ないかもしれない
それだけは避けたい
そんなことにでもなったら この1年は何だったのだ


頭痛がすさまじい
吐き気がする
なんと ゴール前に高山病の症状が出て来やがった

ゴールまでの100mが あまりに遠くて
永遠に感じた
朦朧としながら モガいてゴール


1時間09分10秒
26位/525人


あまりに苦しくて 30分ぐらいゼーゼー言っていた





男子部の伊織くんがいた
1時間11分だそうだが
悔しそうなそぶりは微塵もない
いつも通り 言い訳ばかり口にしていた
この人はいつまでもこうなんだなと
怒る気もしなかった





気温9度の山頂で
寒さにうずくまりながら
1年間頑張って来てこんな結果かよと 涙が出た

頑張りが足りなかったのだろうか?
頑張る方向が違ったのだろうか?
スポーツをやって こんなに悔しいのは初めてだ





ネットでリザルトを見たシンゴちゃんから
「自己ベストおめでとう
 練習は裏切らないですね」
とメッセージが来ていた


そうか 1秒でも速くなれば
おめでとうと言って良いのか…


この先どうしようかと考えながら
下山した





スタートの標高1500m地点に戻り
暖かい日差しを堪能する
そして毎年の楽しみをいただく





信州産のリンゴ
レース後の疲れた体に染みました





コースレコードを出したのに負けちゃった
森本師匠
半分泣いて 半分笑っていた
39歳でコースレコードを出せるのは
スゴイの一言





自転車を始めた頃からの仲間たち
みんな自己ベストはお預けだったみたい
山の上でしか会わない仲間って 不思議な縁だね



3度目の乗鞍が終わりました
いろんな方と 「また来年」と声かけあった


また来年…本当に自分は来るだろうか?
そう思いながら 次のロケ地である大阪へと向かった


乗鞍へ。

2019年08月25日 03時24分13秒 | 自転車




いよいよスタートは4時間後


ヒルクライムは やってきたことへの結果が
ほぼ忠実に出る
タイムが伸びなければ 努力が足りないか
努力の方向が違ったか


夜中にそっと こんなメッセージが来た


「2分とか短い高強度をやってたので
 うまく展開にハマれば大幅に記録は伸びるはず
 本当に頑張って来た人には神様がチャンスを与えてくれます」


心の友 シンゴちゃんからだ
人の心の不安を よくわかっていらっしゃる(笑)



この言葉と やって来たトレーニングを支えに
さあスタート地点へ移動しますぞ★


フェチ。

2019年08月20日 09時34分28秒 | 自転車
ストレッチ専門店に 行ってみた


トレーニング後にストレッチをやると
良い気がしたのだが
果たしてどうだろう



入ると 担当の女性スタッフが
興味なさそうにこちらを見て
すぐにあっちを向いた



私は 他人が自分に興味あるかどうか
とてもよく分かる
好意を持っているとき
人はいろいろな仕草をする
例えば 興味ある場合は
体は向こうに振り向いても
一瞬 目が自分から離れずに残る
「もっと見ていたい」というふうに

興味ない時は
すぐに目が無表情に自分から離れる
ただし わざと目をそらす時は
逆に好意を持っていたりするけれど


この女性スタッフは 完璧に無表情に
割と早めに私から視線を外した
興味ゼロ の仕草だ



しかし ここに来たのは恋人探しのためではない
興味あろうが無かろうが ストレッチさえしてくれれば良い





女性スタッフによるストレッチが始まった
脚 臀筋 腸腰筋
痛きもち良い感じで 伸ばされてゆく
これはかなり良いかもしれない


ストレッチが始まって20分ほど
状況が一変する出来事が起こった

「股関節めちゃくちゃ柔らかいですね!」

それまで無感情に近かった女性スタッフが
狂喜の声をあげたのだ


「はぁそうですか 自分では硬いと思ってたんですが…」
「これは素晴らしいですよ! ああ〜素敵」


この女性は 根っからのトレーナーに違いない


しかし 褒められて私もまんざらではない
股関節の柔らかさは 自転車乗りにとって
とても重要だからだ




さらに状況を大逆転させる出来事が起こった


「肩甲骨すばらしいですね〜!」


女性スタッフが さらに狂喜の声をあげた


「ほら見てください 
 何にもしないのに肩甲骨にしっかり指が入ります!
 こんな柔らかい肩甲骨初めて!」


肩甲骨まわりの柔らかさも 自転車乗りには重要
新城幸也選手は 肩甲骨周りが異常に柔らかいので有名だ
褒められて私も まんざらではない


しかし ふと想像した
彼女が恋人だったとしたら
好きなのは私ではなく 肩甲骨
肩甲骨が硬くなったら終わりの関係

「君の〇〇が好きだ」と言われて
その「〇〇」を必死に保持しようとする女性の心が
痛いほどよくわかった




それからしばらく いかに肩甲骨周りの柔らかさが重要か
いかに「立ち姿」が美しくなるかを力説してくれた
そして「ぜひ肩甲骨が出る服を着ていただきたい」と
タンクトップを勧められた
どうやらこの方は 肩甲骨フェチらしい


入る時は あんなに興味なさそうだったのに
今は目がキラキラしている…



できることなら「肩甲骨だけ置いていきましょうか?」
と言ってあげたかった(笑)

いろいろショック。

2019年08月18日 03時50分51秒 | 自転車
今週の土曜練は
乗鞍に向けての機材テストをしたかった


本番とほぼ同じ仕立てのバイクで
古峰ヶ原街道に向かう…はずが





決戦ホイールが通勤でパンクした
深夜3時に 家まで2km 自転車を転がして帰った

やはり軽量タイヤを通勤で使っちゃダメだな
ヴィットリアもシュワルベも パンクするの早すぎる



それだけでもショックなのに(まだ50kmも走ってない)
穴の空いたタイヤを剥がしたら





!!!!!!!!
リムが割れていた………



これはもう 乗鞍での使用を諦めるほかなし


ドイツのメーカーに写真を送ったら
「あー、これはタイヤレバーを使って割れたんですね。
 簡単に直りますよ、70ユーロです」
とのお返事


すげー 直せるんだ…


しかし

乗鞍のために買ったと言っても過言ではない決戦ホイールが
このタイミングでドイツ行きとは
なんのために買ったのやら
あまりにガッカリで しばらくボーゼンとしてしまった(笑)






というわけで
後輪はちょっと重いけどロヴァールで





この日 東京は猛暑日
しかしさすが栃木が誇る名コース 古峰ヶ原街道
まったく暑くないし 時折吹いてくる
マイナスイオンたっぷりの涼風が気持ち良い


古峰神社から上の峠まで 20分パワー計測
よだれを拭けないほど頑張りました
平均パワーは…276W
去年より低い(笑)
これまたガッカリ






峠を越えて 足尾へ


調べると 足尾の標高は660mほど
日差しがあるのに暑くないのが 気持ちいい





足尾に来るのは8年ぶりぐらいだと思う
前回も休憩させてもらったヤマザキショップへ行くが





商品がなかった



カウンターのお母さんが 
「ここは良いとこだよ 夜は窓を開ければ
 気持ちいい風がサーっと入って
 クーラーなんていらないよ」
と話してくれた





20世紀初頭には
銅山の発展により 栃木県で宇都宮に次ぐ
2番目の人口があったという 足尾

山は閉山し 過疎化が進み
前回来た時は 食事をできる店もなかったのだが
今回はオシャレな食堂がちらほらオープンしていた


気になったのは「山椒の佃煮ごはん」
これは補給食的に かなり良いでしょう


今度時間がある時に寄ってみようかな




さあしかし
機材は壊れ パワーは微妙
乗鞍の雲行きが怪しくなって来たぞ


どうなることやら…

上向き。

2019年08月15日 19時07分17秒 | 自転車
今週は 乗鞍前の追い込み


壱岐ロード後のヘロヘロ病以来
久しく調子が上がりませんでしたが
ようやく力が入るようになってきた感触


サイクリングのゆるゆるペースで走って
通常は180W程度
調子が下がると150W、130Wと出なくなる
今日は200Wぐらいだったので
少しは上向きになって来たのかなと



コンディションって本当にわからない
丁寧に積み上げて来たつもりでも
レースで走ってみると 力が入らなかったりする
風邪をひいてしまうこともあるし
お腹を壊すこともある
仕事の疲れもTSSで計れたらいいのになあ
たぶん毎日150ぐらい稼いでると思います(笑)



今週末はロングを封印して
短時間高強度でやりたい
本当は乗鞍で試走したいのだけれど
時間がないので栃木の古峰街道で走ると思います
久々に足尾の方にも行ってみたいな





機材面の準備も着々と





仕事帰りにエフェクトに立ち寄り





久々にビッグプーリーを装着してもらう





メカトラブルの話も聞きますが
やはり漕ぎが軽くなるし
スラムとCDJのビッグプーリーは相性良いから
たぶん大丈夫


…と 店に見覚えのあるバイクが





うじきさんのバイクじゃん!
乗鞍仕様にいじってもらったみたい





安定のフロント30Tシングル!
マウンテンバイク用をいろいろいじって
組んでもらっているとか

うじきさん 気合入ってるなあ



負けちゃあいられんと
家に帰って 最終兵器を取り出す





最近KMCが限定で出した
超低抵抗チェーン
下のクラスのチェーンと比べて
距離が5%変わるんだって(笑)





色はマジョーラカラー
見たことのない色です


しかし 比べてるのが3グレード下のチェーンなので
本当に効果あるのか半信半疑でしたが
走ってみて納得
ペダルってこんなに軽かったっけ…


これにオイルではなくワックス(UFO DRIP)を塗布して
乗鞍仕様の出来上がり


ちなみに私は普段から
オイルではなくワックス(UFO DRIP)派です
まず汚れないし
一度走ったらオイルには戻れません
それぐらい軽さが変わります
メンテナンスは手間かかりますけどね


今日は帰りが25時を過ぎますが
そのあとズイフトでトレーニングの予定
お会いできたらご一緒しましょう★

乗鞍まで2週間。

2019年08月13日 02時46分18秒 | 自転車
「チャリダー」壱岐ロードの回をご覧いただき
ありがとうございました


圧倒的に強かった シンゴちゃんが
こんなことを言っていました

「今まで数え切れないほど悔しい思いをして来ましたからね」

何度も失敗し そのたびに失敗と向き合い
改善してきたのだ


実は新城幸也選手も 同じことを言っていた
新城選手は 失敗を必ず覚えていて
同じ過ちは2度と繰り返さない
そのためにモーレツな練習をしている

強い人は必ず 失敗を経験している
この事実は 私にとって かなり衝撃的でした


そういえば アワビを求めて
漁師町をブラブラするシーン
面白かったでしょ(笑)
下見も何もせず ぶっつけ本番でやりました
ああいうロケをさせたら日本一だと思います(笑)





さて 乗鞍まで2週間を切りました

今年の目標は1時間5分!
去年からの持ち越しではありますが
1時間5分を切れれば40代クラスでの入賞も見えて来ます


レース1週間前からはハードなトレーニングを控えるので
今週末までが頑張りどころ
10日までの走行距離は600km
かなり頑張ってるでしょ


入賞したら どうか褒めてください(笑)






先週の土曜日は なんと奇跡的に1日の休みがもらえたので
初めてのルートを探索しながらロングライド

…と思ったら





サイクリングロードに出た途端に
お腹がグルグル言いだした(笑)
アラサイはトイレがたくさんあるので助かった…





アラサイ→入間川サイクリングロード→飯能 と走って
いつか走りたかった奥武蔵グリーンラインを目指す


上りが始まったところでメニュー開始
まずは8分300W
暑さでヤバかったが 何とか完遂





激坂が多くて ひたすらギヤチェンジ


ようやくグリーンラインの入り口にたどり着いたが
ゲートが閉まっていて
再びスタート地点より手前に吐き出される(笑)





高麗川 初めて見た
渡来系の人たちが暮らしていたと伝わるエリア
どことなく風景も独特な感じがする



気を取り直して もう少し西へ走って
東吾野から山道へ突入





グリーンラインは峠の連続
短いアップダウンを繰り返しながら 徐々に標高を上げていく
100km地点 峠の茶屋で休憩


短い上り坂はインターバル走にうってつけ
90秒370Wを3本

暑さでやられたのか 体調が悪いのか
これで脚が終わりました


残り100kmが のんびりサイクリングになってしまった





壁際に 苔が生えていた
苔を見ると 元女子部の大宅さんを思い出す
「苔が生えていると そこは日陰で涼しいから好き」
と言っていたっけ






この道は涼しくて走りやすい





乗鞍が近づいて来て
かなり緊張している
なぜかというと 入賞を狙うことばかり考えてしまうから


入賞したいと思うほど 緊張してしまい
何かのバランスが崩れていく
私はメンタルも弱いし 本番にも弱い
もっと無心に 気楽に走りたいけれど
どうすれば良いか分からない

だって入賞なんてしたことないんだもん





いろんな峠を通って 白石峠からはいつものルートへ
16時を過ぎていたので 誰もいなかった





熊谷で花火大会だったので
人混みを1時間ほどかけて徐行





201km TSS360


東北で320km走って以来
200km走るのが苦ではなくなった(笑)




7月の走行距離。

2019年08月04日 01時19分22秒 | 自転車



7月の走行距離は
1280kmでした



乗鞍に向けて走り込みたかったので
まずまず といった感じですが
仕事が忙しくて 強度の高いインターバルが
ほとんどできなかった


まあその仕事で 長距離を走ることが多かったので
1200kmを超えることが出来たのですが…



燃え尽き症候群には いまだに苦労させられてます
その燃え尽きの原因だった「壱岐ロードレース」の放送は
いよいよ来週です

チャリダー「ロードレース男子部 壱岐の熱闘」
8月10日 午後6時〜

個人的には 私と男子部員だけで島をぶらぶら歩いたシーンがお気に入り
面白いシーンが撮れましたので お楽しみに






さて 燃え尽き症候群が回復している事を願って
10時出発で白石峠へ
仕事があるので18時までに帰りたい


気温はすでに32度
暑くて180W以上出せません


20kmごとに水かぶり休憩をとる
コンビニで買う2リットルの水(100円)を
頭からかぶると 息が止まるほどキュンとする
何かに似てるな〜と思ったら
好きで好きで大好きな女の子から
急に告白された時の胸キュンと似てる気がした


息ができないほど 胸がキュンとしたことって
ありますか?






涼しい日と比べて30分遅れで白石峠へ


体がガチガチだったので
ストレッチしてからスタートするも
暑すぎて250Wしか出せない


それでも中間タイムは悪くなかったので
涼しくなる後半にペースを上げようとするが
ゴール手前の森から抜けるところで テカテカに太陽を浴びて
完全にオーバーヒートした


26分55秒 255W


別な意味で 燃え尽きた(笑)





白石峠の名物・移動茶屋のお父さんが
「今日はベストタイムを書いてくれる人がいなかったから
 書いて行くかい?
 次来た時に 100円サービスするよ」
と話しかけてくれたが
速くもないタイムを自慢げに書くのもなんだし
丁重に断ってしまった


あとで考えると
なんとも冴えない事をしたもんだ(笑)


そんなノートがあることを知らなかったので
いつもならまず ノートを見せてもらうところなのだが
頭がボーッとして 思考がストップしていたようだ…



先週と同じく 定峰峠(北側)から下る
このコースだと170kmになるが
今日は風もないし 休憩をサクサク済ませば行けるだろう


下りきったところ 90km地点の売店で休憩
その後サイクリングロードに入る前に
熊谷(110km地点)で最後の休憩


ここでショックな出来事が


バックポケットにあったはずの財布がなかった



まず この先 ドリンクや補給食が買えない
残りは60kmもある
この炎天下  無事に帰れるわけがない

道に落としたとしたら 探すのは不可能だが
ポケットから物が落ちたことはないので それは無いはず


どこへ置いて来た?
必死に思い出す
………!!
前に休憩した90km地点の売店に
置いて来たに違いない!



電話をすると
「お店の前に落ちてたので保管している」とのこと
迷う時間はない
今から22kmを戻るしかないのだ





ボトルの水は 残り半分
体温を上げないように
体力の消耗が最も小さい走り方を探る
私の場合 180W前後が最も効率が良さそう


泣きたい気持ちだが
泣いたって何にもならない
喉がカラカラだ
体に力が入らないのは ハンガーノックだろうか
しかし水を買うことすらできない





お店では お母さんが待っていてくれた
感謝の気持ちに 中身のお金を渡そうとした

「いいのいいの ホントにいいの
 また通ることがあったら 寄っていってちょうだい!」


なんと御礼をいって良いやら…
私は深々と頭を下げ 水とジュースを大量に買い込んだ






寄り道の往復45kmを加えて
220kmの超ロングライドになってしまった
こないだ320km走ってなかったら
心が折れていたと思う




来週はローラーにしようかな…