自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

密じゃない暮らし。

2020年03月28日 21時27分50秒 | おしごと日記
連日 ニュースといえばコロナのことばかりですね



まるで戦時のようだと感じます
国民全員の関心がひとつ方向を向いていて
それ以外の話題は決して耳に入らない
国有地を安く買い上げるなら
注目されない今がチャンスです(笑)



近所のスーパーや薬局には
いまだにトイレットペーパーがありません
買い溜めをする人が この地域はいまだに多いのです
トイレットペーパーの供給が止まったわけではないので
誰かんちに山ほどのトイレットペーパーがあるのです


毎朝 スーパーの前には
大勢のご老人の行列が現れます
さすが老人都市 豊島区
きっと家は トイレットペーパーだらけでしょう(笑)






春になって 毎日風が強いので
フロントホイールをビターボに変更
横風には最強のホイール



自転車通勤をしていると
人と蜜になる瞬間なんて皆無だし
さらに今は編集作業中なので
会社に着いても自分1人


なので ある程度は普段と変わらぬ生活ができている




変わったことといえば





家にいる時間が増えたので
コーヒーのミルで豆を挽き
自宅でコーヒーを飲むようになった





シンゴコーチのボー年会でもらったお土産に
長門市のコーヒー店YAMAさんの豆が入っていた
せっかくなので これを機にと
家で豆を挽くようになった




世界中でコーヒーを飲んできた中で
一番美味しかったのは
キリマンジャロの麓の町モシで青木崇高くんと飲んだコーヒーだった

あの味に近いものに出会うことができなかったのだが
YAMAさんの豆は かなり近い香りがしたのだ




↑識字率が低く 労働者の賃金は1日1ドル以下のタンザニアで
 コーヒー店の店主は とびきりインテリだった



コーヒー豆と一緒に
家でミルを挽くという新しい世界をくれた
シンゴちゃんと奥さんのチーさんに感謝





コーヒー飲みながら
割れた陶器の金継ぎ(漆や金粉で修復する手法)に挑戦
幾多の工程を経て 作業終了は2ヶ月後ぐらい
自宅待機時間が長い 今がチャンスです



そして これからズイフトでトレーニング
今日はとびきりキツいメニューで行きましょうか★

古峰ヶ原へ。

2020年03月24日 03時19分07秒 | 自転車
コロナ問題のため レースは全部キャンセルとなり
いろんなロケが飛んでしまった


逆境になると 何かしなくてはいけないと思うのか
春の陽気に誘われてか
ひょっとしたら現実逃避かもしれないが
走りたくなって 大好きな栃木の古峰ヶ原へ



日常から離れた道を
ひたすら走りたかった




100kmで獲得標高2500mほどの山岳コース
補給チャンスが少ない可能性大


ポケットには多めの補給食
そしてこんなものも投入





高カロリードリンクとして知られる
モルテンドリンク
お値段も高カロリー(1袋756円)


まずは160kcalを試してみる






古峰神社の1の鳥居あたりからスタート
まずは10kmの上り坂


今日はゆるゆる走るサイクリングの日だ
そう思ってのんびり走り出すが
ついサイコンの平均ワットを見てしまった

202W

峠までの10分間だけ上げてみようか…





270Wぐらいに上げてみると
みるみる平均ワットが上がり始める
もっと頑張ると さらに上がる
数字を見ると上げたくなるのは
受験大好き人間の特徴かも


結局ラスト10分を290Wぐらいで走って
60分 平均220W


見事にヘロヘロになってしまった…





30km地点の足尾へ到着





川の水が美しい
足尾銅山があった頃は
こんなにきれいな水ではなかったのだろう





足尾の食事処は 軒並みお休み





開いていたのは
時代を感じさせる洋品店だけ


仕方ないので 自販機へ





ドブの蓋が口を開けて おいでおいでをしている

小さい頃 小遣いを落として絶望した記憶が蘇る(笑)





持って来たバナナを食べながら のんびり再出発


…と思ったら 9km平均5%の坂が現れて
またもや後半上げてしまい
32分230W


サイコンの数字を隠しときゃよかった



気持ちは走りたいと言うけれど
体は本調子とは程遠く
50kmしか走っていないのに 脚はすっかり売り切れ





下り基調の道を ほどほどのパワーで走っていたら
オートバイのおっちゃんが 追い抜きざま
こっちをジッと見ている


見られていると 人は頑張ってしまうもので
売り切れたはずの脚が回り出し
ガンガン走れるではないか



おっちゃんはこっちをチラチラ観察している
そして再び近づき 話しかけて来た

「大キュンさんですか?」


まじか!
こんな山奥で 私を判別できる人と出くわすとは


「トレーニング頑張ってください!」


そう言って おっちゃんは去って行った


そして私に残されたのは
完全に抜け殻になった脚が2本
しかも完全にハンガーノック(笑)





セブンイレブンがある粟野という集落まで下山し
パスタと大福をかきこんだ





日が暮れようとしている






車を停めた場所まで30km
ルートは2つ
平坦と少しの上りでたどり着く これまで走ったことがあるルートか
おそらく ほぼ全行程が上り坂の 初めてのルート


迷いはなかった


今日は初めての道を走りたくて
わざわざここまで来たのだ
楽なルートを走りに来たのではない





初めて走る 山あいの道
どこからともなく梅の香りがしてくる
そのたびに 美しい里が現れる





静寂

あるのは自分の呼吸音と
鳥の鳴き声
ときおり山を渡る風の音





猿たちが 誰もいない畑で
一心不乱に何かを食べていた


これだ
こんな旅をしたくて 自分はここに来たのだ




…と感動するのも束の間





マジか…


勾配10%オーバーが連続で現れやがった


心がポキっと音を立てて 折れた(笑)



脚はスカスカなうえに痛いし
気温は下がって寒いし
なんども来た道を引き返して 楽なルートを行こうかと迷った



でも 悔しいので このまま行くことにした



このまま180W程度のパワーで走ったところで
まったくトレーニングにはならない
プロ選手が聞いたら 無駄なこととしか思わないだろう
でも これは心の問題なのだ
この道を走らなければ 今日ここに来た意味がなくなってしまう



未知な道は 残り11km
全部こんな上りだったらどうしよう
早く峠が来てくれ!
とっとと上り坂が終わってくれ!
心が勝手に そう叫ぶ
その叫びを押さえつけて 11km全部上りだった時に備えて覚悟を決める


上り坂は そこから8km地点で終わった
誰もいない峠で ひとりで叫んだ(笑)


そしてそこからの下り坂は 最高のご褒美だった
マジックアワーの山々は これ以上ない美しさだった



99.6km 獲得標高2600m



あと400m 走り足す気力はなかった(笑)





そういえば
高級ドリンク モルテンは
美味しくはないけど 飲めなくもない
コメと小麦の中間のような ほんのり甘い味
効果のほどは よくわからなかった(笑)

ニューバイク。

2020年03月18日 18時33分42秒 | 自転車
腹痛発生から1ヶ月
ようやく普通に食べられるようになって来た



ZWIFTも再開
先ほども超きついメニューをやって
死ぬ思いをしてきたところ(笑)



名古屋で超速い選手とご一緒して
あまりの力の差に愕然とした
そのことが心に火をつけてくれた


がしかし


3分255W
3分290W
3分255W
3分290W
3分255W
2分330W ←ここでオールアウト(笑)
3分255W ←130Wで回復を図る
2分330W ←終えた後のたうちまわった(笑)


選んだメニューがキツかったのか
自分のメンタルが弱っているのか



メニューのワット数を5%ぐらい下げれば
きっと完遂できたけれど
それでは苦しいだけでトレーニングの効果はゼロ

なので255Wの3分を捨てて
330W2分をしっかりやり遂げた







新年度に向けて 番組でも新しいことを始めたくて
まずは自分で始めてみることにした







そして 大きな荷物が届いた


キャニオンのセールで買った
シクロクロスバイク
今年はオフロードをやりたい


グラベル(砂利道)を走るイベントが盛り上がって来ていて
特に女性の参加者が多いのが目を引く
グラベルの楽しみって何だべさ?
それは走ってみないと分からない






キャニオンというドイツのメーカーは
メーカーから直接購入するスタイル
輸入代理店を通さないため 中間マージンがなく
驚くほど安く買うことができる





中には分厚い説明書が同梱
とにかく初心者でも1人で組み立てられるように
自転車のイロハから書かれている


もともと組み立てられる人は
まったく読まずに組み立てられます






作業時間40分
(うちダンボールの片付けが10分)





スラムの12速ワイヤレス変速
いずれ世の中は12速にシフトしていくので
今買うなら12速にしておいた方が良いという判断




リヤのスプロケット(ギヤ)の葉数は
10ー33



フロントは38Tのシングル
それでも時速50キロぐらいは普通に出せるので
普段の走りならまったく不自由がない




ホイールは前後で1400gぐらいらしいが
タイヤが重いのでよく分からん



これでグラベルのイベントや
シクロクロスのレースにも出てみたい
どんな世界が待っているのだろうか?




番組を作るにあたって
まずは自分が体験してみることって
大事だと思う


取材するイベントやレースはもちろん
出演者が使うウェアやグッズも
全て自分で使ってみて 良かったものを出演者に使ってもらいます


この天候と気温なら どういうウェアの組み合わせが良いか
この時間にそのコースを走るなら どんなグッズが必要か
的外れなものを使ったり着たりすると
恥をかくのは出演者だから



なのでうちには
世の中のありとあらゆるパーツがゴロゴロしています
買ってみたけど 使えなかったものがほとんどなので
人にあげるわけにもいかず(笑)






ということで 今年はこの3台でいきます


シクロクロスのシーズンは終わってしまったし
イベントもしばらく無さそうなので
とりあえずこのバイクはローラー専用機だな(笑)

8年目へ!

2020年03月17日 03時18分08秒 | チャリダー★
ようやく発表されましたね


チャリダーは新年度で8年目を迎えます



すごい…
よくもまあ8年も続いたもんです
皆様のお力添えのおかげです
感謝しかありません




8年前 35歳だった私は
若い総合演出だね! とチヤホヤされたもんですが
今や普通のおっさんとなり
体がだいぶガタピシ言い出しました


自転車探検部のように ディレクター兼撮影で行ったら
帰国後1ヶ月 歩くのもしんどいぐらい体調が悪い(笑)






歳をとると 人生の過ぎ去るスピードが速くなるという


私には その感覚はなくて
相変わらず子供の頃と同じように 長い長い時間を過ごしているのだけれど
やっぱり回復力は落ち込んでいるみたい


無理がきかないようになってしまったのか…
もうちょっと無理して遊んでいたいのに







自転車のオーバーホールが終わって
受け取りに行った




驚いたのは ブレーキのタッチがとても軽くなっていたこと


以前 ディスクブレーキは オイルを交換すれば軽くなるかと思ったら
まったく変わらなかったのだが
今回は何をしたのだろうか?


「ピストン部をバラして清掃しました」
とのこと
それは自分ではできないわ…


驚くほどブレーキタッチが軽くなった





とにかく回転部が蘇り
新車以上に走りが軽くなった


交換部品はBBとヘッドのベアリング
パーツ代25,000円ぐらいで オーバーホール代が3万円
合わせてクロスバイクが買える値段だが
この自転車で得られる人生の喜びを考えると
良いお金の使い方だと思う


その楽しみのために働いているんだもの





いろんなところがピカピカになっていた


レースの現場のメカニックのすごいところは
「実戦的な」メンテナンスをすること
グリスはしっかり多めに
トラブルが起きないことが至上命題
その上で 少しでも軽く走れるようにしてくれる


いつも五郎さんのブログに書いてあるようなことですが
意外とああして たっぷりグリスを入れてくれるようなメカニックはいないのです






新年度に向けて 着々と動いています


バイクを受け取ったその足で 名古屋へ
ガラガラの新幹線で移動





選手を取材


リカバリーだと言うので それならついていけると思ったのですが
めっちゃキツかった(笑)


からの



五郎監督とメシ


ロケでは阿修羅のような顔をしている大キュンが
今は観音様のような顔してますよと
五郎さんがゲラゲラ笑った


そう言う五郎さんも
完全にオフモードで
出てくる言葉はエロ話のみ(笑)



ツールド沖縄が あまりに刺激的すぎて
今まったくレースに出る気が起こらないと
ボーッと遠くを見るような目で ボヤいていた


逆に言えば
それほど 自分の全ての動きと発言を撮影されて
番組で流されるというのは
大きなプレッシャーだったということだ



五郎さんとも 新年度は新しいチャレンジをします
どうぞお楽しみに





とにかくまた 今年も
いつ燃え尽きても良いつもりで
全力で楽しんでいきたいと思います★

2月の走行距離。

2020年03月06日 22時59分38秒 | 自転車
今年の2月は ほとんど海外にいた気がする


自転車を持って行きはしたが
毎朝1時間程度のサイクリングのみ
追い討ちをかけるように
帰国後は腹痛のために また乗れず



てなわけで
2月の走行距離は388kmでした
まじかー
自分でびっくりしたわ



この少なさは 約3年ぶりじゃないかしら…









2月末になって
ようやく腹痛が走れる程度にまで回復
通勤トレーニングを再開した



信号待ちが多いので
上げられるタイムはバラバラ
だいたい20秒か40秒
2分以上走れることは2日に1度ぐらい


それ以上の練習は まったくやる気が起こらず(笑)



夏油ヒルクライムとか 高梁ヒルクライムとか
地方の面白いヒルクライムに個人参加したかったけど
ちょうど仕事が入ってしまっていて 諦めた
目標ゼロでやる気もゼロ
ZWIFTも2月は1度もログインしなかった



まあ良いのです
自分の主義として 気持ちが乗らないのにやっても意味がない

こういう時は どうすべきか?
やる気がないことをチャンスに変えるべし!





バイクをオーバーホールに出した


1週間ぐらい預けるので
トレーニングしたい時期には絶対できない






日本代表チームのメカニック
高橋優平さんが新しく出した店へ




おめでとう の気持ちを表すのに
花を贈るのも良いけれど
どうせなら仕事を贈りたかった





1年ちょっとで1万5000kmぐらい走ったバイク
どこがどう疲労しているのか
どんなパーツ交換が発生するのか
そしてどう蘇るのか
楽しみだ





ピカピカになって戻ってきたら
知らない土地を まったり走りに出かけたいなあ


五郎さん どっか行かない?

セラップさんの死。

2020年03月04日 02時16分50秒 | おしごと日記



トルコのセラップさんが 死んだと聞いた


セラップさんは
世界自転車探検部のトルコの旅で
コーディネーターをしてくれたおっかさん





コーディネーターとは
通訳から調べ物や撮影許可申請まで
その国のロケで必要なことを一身に背負う人
世界中のコーディネーターと仕事をしてきたが
彼女はまさに 世界一だった


つっけんどんだけれど 愛情のかたまり
生ける百科事典のような博識
しかもファンキー





セラップさんは 自転車探検部のトルコの旅を見て
こう言ってくれた

 「昨晩、待ちこがれたDVDが届いたので、さっそく拝見しました。
 番組を観た日本の友人が興奮して連絡をくれた理由が分かりました。
 とても、とても、素敵でした。
 私の国をあつかった番組の中でも、最高の作品だと思います。
 この作品に携われたことを誇りに思うとともに、心から感謝しています。

 どうか、明るく哲学的で優れた旅人の山陽さんにも、この感謝をお伝え下さい。
 このDVDを、番組に協力してくれた愛しい人たちにも
 感謝のメッセージとともに送りたいと思います。

 最後に、優れた監督であるあなたには、どうかご自身をいたわるようお願いします。
 そしてどうぞ、1日2時間以上は睡眠をとるようにして下さい。

 愛をこめて。
 セラップ・ジャン」


世界一のコーディネーターが
褒めてくれた
このことは 私をとても勇気づけてくれた
そしていつかまた セラップさんと仕事がしたいと
心から願っていた




そのセラップさんが 死んだ





探検部のころ 歳はたぶん50代だったと思う
見た目は 豪快なおっかさん
行動も発言も 豪快そのもの

「それであなたは何がしたい?
 ふーん わかった
 そうしましょう」

私が撮影の提案をすると
こんな答えが返ってくる
そして 難しい取材も のらりくらりとしながら
完璧に成し遂げる





トルコの旅は 政治的なことにも触れる
難しい旅だった





ぶっつけで行ったギョクチェ島
「少数民族が虐げられ 民族の言語を禁じられてきた歴史に触れたい」という私の願いを
セラップさんが実現してくれた





道端で出会ったチャナッカレのトマト農家
お互いの言葉で「日本ではトマトは何て言うの?」「トマト!」と盛り上がった
セラップさんは そのやりとりを通訳しなかった
通訳がいない方が良いシーンになることもあるのだ





みんなみんな 出会った人たちは貧しかった
でも 必ずお茶をご馳走してくれた
セラップさんは すぐに彼らに溶け込んだ




ピンマイクの風防(スポンジ)が無くなってしまい
台所のスポンジで代用した
こういうことを大いに楽しんでくれたっけ





ブルガリア国境を越えるとき
カメラを持って越えることにずっと反対していた
ブルガリアとトルコは仲が悪く
撮影で苦労した思い出しかないらしい

我々が堂々とカメラを持って通過し
検問官の笑顔まで撮ったことに
驚いていた



もう一度 仕事をしたかった
でもこの6年 その仕事を作れなかった
そしてあなたはもう この世にいない




自転車探検部 トルコの旅は
おそらく私の生涯で最高の作品


そろそろあれを超えるものを作りなさいと
セラップさんから言われた気がした


がんばろう



わらしべ長者。

2020年03月03日 00時56分22秒 | おしごと日記



昔 世界自転車探検部という番組をやっていて
私(ディレクター兼カメラマン)と出演者の2人だけで
海外を旅していた


ミャンマーの紛争地帯とか
ペルーの標高4000mの凍った峠とか
キリマンジャロの麓のガラの悪い村とか
僻地ばかりに行くので下調べもできない
ぶっつけ本番の旅


あの番組が生涯で一番面白い仕事だった



今年の密かな目標としては
あれをもう一度できないかなあと






同じ形ではないけれど
今のところ その目標には順調に進んでいます
でも実は さらにその向こうに大きな目標を設定しています


今年こそ
あの超大物と番組をやりたい


うまく行く自信なんて 全くないのですが


今やっている番組は そのための準備でもあったりするのです






会社に入ってから およそ5年間
私情を全く無くして 馬車馬のように働いた
嬉しい 悲しい という感情は一切表に出さなかった
当時のテレビ業界は 鬼のようにブラックで
寝る時間がなくて当たり前 給料は安くて当たり前
ADたちは 眠気を覚ますために 編集室でずっと叫んでいた

キツかったけれど
人間にはやらなければいけない時があることを知っていたので
とにかく一心不乱に 番組づくりのことを学んだ
ダメ人間である自分を強制的に「使える人間」にしてくれた


人はそれを聞いて ひどい環境だというけれど
私にとってそれは 超強力な修行の場であり
それが血肉となっているから 今の自分があると思っている
1日8時間の労働時間の中だけでやっていても
それは決して手に入らなかったと思う


あの5年間から始まって
自分の苦手なことを補うために
カメラを購入して練習し 自転車を購入して練習し
自転車探検部が生まれ
そして今年の夢へと繋がっている






先日の海外ロケで 朝練で行った絶景ポイント


真っ暗で絶景かどうか分からなかったが
大事なのは そこで朝練をしたという事実
そして朝練の途中で携帯が切れて 帰り道が分からなくなったことも
とても貴重な経験だったはず(笑)


こういう経験が 自分の世界を少しずつ押し広げて行ってくれて
次の経験に繋がって行く


今やっていることは 必ず次の何かの準備になる
逆に準備にならないことは やってはいけない
わらしべ長者は ラッキーだけでは長者にはなれないのです