◇仁義(1970年 フランス 140分)
原題/RouLe Cercle ge
監督・脚本/ジャン=ピエール・メルヴィル 音楽/エリック・ド・マルサン
出演/アラン・ドロン イヴ・モンタン ジャン・マリア・ヴォロンテ
◇ブールヴィルの遺作
なんか妙に男臭いな~。
まあ、それはちょいとおいて、アラン・ドロンはここでもスタントを使わない。いつもおもうけど運動神経が良いんだな。
なるほどっておもうのは、出所したドロンと逃亡犯とが上手に絡んでくるってことだ。ふつうだったらこんな出会いはないだろうって、最初から気が殺がれるんだろうけど、あんまりそうでもない。
ただ、札束を持ってるドロンが仲間を求める必然性を感じないんだな。物語の都合っていわれたら困るけどね。所長から聞かされた宝石泥棒に誘い込むつもりだったっていうのならまあ許せるかな~って感じだ。
いずれにしても、この男臭さはぼくの前の団塊の世代が好みそうな匂いではあるかな。