◇オデッサ・ファイル(The Odessa File)
出だしの30分はおもしろくて期待させるんだけど、そのあとがだらだらと盛り上がりに欠ける。
黒海に面した都市のオデッサとはなんの関係もない組織「オデッサ」に潜入するとかいうのがまわりくどいのかもしれないし、その訓練だの警察に潜入している組織から警官だという女が恋人のところへ入り込んでミュンヘン駅からハンブルクへ電話をいれたせいで素性がばれかけていくサスペンスは多少あるけど、どうもね。
ロナルド・ニームはこういうサスペンス物は得意なんだろうなって感じだし、ジョン・ボイドもマクシミリアン・シェルも配役としてはいい感じなんだけどね。