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☆=☆☆☆☆☆
◎=☆☆☆☆
◇=☆☆☆
△=☆☆
▽=☆

未確認生命体 M・A・Xマックス

2008年06月02日 19時14分22秒 | 洋画1994年

 △未確認生命体 M・A・Xマックス(1994年 アメリカ 87分)

 原題/Man's Best Friends

 監督/ジョン・ラフィア 音楽/ジョエル・ゴールドスミス

 出演/アリー・シーディ ランス・ヘンリクセン フレデリック・レーン

 

 △バイオテクノロジーで誕生した犬兵器

 獣人交婚にはならないんだろか?

 いやまあ素朴にそうちょっぴりおもっただけで。

 忠実な友達の筈が、異常なストーカーと化す犬と女と博士の物語は、誰もが想像するとおりに運ぶ。動物愛護のヒロインが、もう少し頭が良くて行動的であれば別な展開もあったろうにな~と、筋立てと演出のいまいちさが、ぼくとしては残念なんだよね。

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霧の旗(1965)

2008年06月01日 13時14分17秒 | 邦画1961~1970年

 ☆霧の旗(1965年 日本 111分)

 監督/山田洋次 音楽/林光

 出演/倍賞千恵子 滝沢修 露口茂 新珠三千代 川津祐介 近藤洋介 市原悦子 井川比佐志

 

 ☆旗の意味は?

 ぼくの田舎には、当時、7つの映画館があった。東宝と松竹、東映、大映、日活、そして洋画の封切館に、その昔は演劇を上演してた小屋が2つ、映画館になってた。ぼくが通っていたのは東宝松竹系の邦画館と洋画の専門館で、ときどき、名画を3本立てで上映してた。

 高校生のときだったか、清張物の名画を上映してて、そのとき、この作品を初めて観た。

 いやまじ、おもしろかった。

「霧は音をたてて流れるんだよ」

 っていう台詞の場面がやけに印象的で、それ以来、ぼくは霧を見るたびにこの場面をおもいだす。

 そんな忘れられない名場面をもつ本作は、山田洋次の傑作だ。なにより音楽が冴えてて、ワルツが陰鬱な世界観と妙に合ってる。橋本忍との脚本合作の時代が、松竹清張物の絶頂期といっていいんじゃないかと。

 配役、撮影、共に文句無しだわ。

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