Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ヴァーチャルアイランド・プログラム28.

2009年02月02日 | Design&3DCG
 今日のカットは、遊び疲れてグリフィンリゾートアイランド・ホテルのテラス東屋の、午後の木陰の中でリラックスタイムといった案配だろう。
 制作は、既にテラスのブログで述べているので略す。太陽の位置を操作して、樹木の木陰がベッドに落ちるように設定しただけ。それで午後の雰囲気を、作り出そうとしたわけである。
 このposerのフィギヤーは、意外とリアルなつくりになっているので、絵は不自然になるが、コスチュームを用いた方が無難だろう。
 3DCGも、最初から意図的且つ計画的につくる場合と、今回のようにいろいろ操作していたら、こんな風景ならば面白いかもしれないと言った発想が沸いてから制作する場合とがある。このプログの多くは、実は後者の試行錯誤の中から、生まれたと言ってよいだろう。だから、3DCGソフトと遊ぶという感覚が必要なのである。遊んでいる内に、諸設定を操作しながら、素晴らしい風景に出会えるのである。色々遊ぶにしても、やはり 太陽の位置、人工照明の導入といった ライティングが、制作に占める割合が多いだろう。
 それから普段からリアルライフの写真をはじめとする諸情報を、よく研究しておくことも大切なことである。バーチャルとはいえ、リアルライフの手法を踏襲しているのであるから、やはり現実に学ぶことが多いのも事実である。普段から意識的に、情報を集め、リゾート感覚を養っておくことは大切なことである。もし事情が許せば、東南アジアなどのリゾートへ遊びにいってらっしゃい。そんな体験は、大いなる学習効果があるだろう。
 これまでの受講者の作品をみていても、リアルライフの枝葉末節に関する情報の反映はみられるが、どこか付け刃的であり、制作者の意識の中で再度醸造されたとはいいがたい場合が多く、貧弱なママゴト的作品が見受けられた。リゾートを意識的或いは体験的に学んだ者と、付け刃的な者との差は、意外に顕著に作品に表出してくるのである。

制作:2006年
コメント
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