Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ヴァーチャルアイランド・プログラム39.

2009年02月14日 | Design&3DCG
 今日の京都は、気温が16度にもなり、2月だというのに春のように暖かかった。少し緊張感がある冬の気分も、大いに緩んでくる。確かに立春を過ぎたのだから暦の上では春になりつつあるのだが、それにしても、まだ雪が降らないのにもう冬が終わるというのは、すこし寂しいではないか。
 ヴァーチャルアイランドも、もはや書くこともない。ようは実際にオペレーションしてみるべきだろう。それは3DCG全般についていえることである。いろんなレンダリング場面に遭遇した際に、ああっ、これならばこうしようとか、様々な試みをやってみることが重要。そしてそのなかから、最適な風景を選び取る感性が必要になる。・・・というようなことは、言葉を変えて書いてきたように思う。こうした感性的な要素が入るので、このソフトなりプログラムは、面白いのである。どんな風景をつくりだすかは、受講者の感性次第なのである。
 建築などは、模型トリックといって、俯瞰してみるとよく見えるときがある。そうしたデザインを3DCGに取り込み、 人間の視点で見ると 至極普通だったりする。実際には、建築を俯瞰してみる機会は少ないのであるから、やはり模型であっても人間の眼の高さで確認すべきだろう。3DCGではそれにテクスチャーと光が加わるので、ある意味でリアルだ。
 「弘法筆を選ばす」という故事がある。才能あれば、表現ツールなど問わないのである。つまりなにをツールに利用しても優れたデザインができるということだ。まあ頑張ってくれたまえ。

制作:2006年
コメント
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