Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE82. デジタル一眼レフの衰退!?

2010年10月01日 | field work

 アルプス三大急坂を上り終えてきたから、燕岳尾根の時間は余裕の一時である。 だから尾根筋の高山植物を愛でながらのトレッキングも楽しい時間であった。
 登山のように撮影機材の重さが、シビアに自分の体力や疲労の度合いに直接関わってくると、当然のことながら、機材は、できるだけ軽いに越したことはないことは、このブログで何回も書いている。
 そう考えると、あの機材メーカーのWEBのトップに登場してくる重たいデジタル一眼レフ・タイプや三脚などの重量機材が、山への持参リストから 最初に落ちてくる。重たい機材をかついで苦労するのは、撮影の商売人にまかせたい。
 となると私達は、あの重たい機材は一体どこで使うのだろうか。それは街の中で使うか、車で移動するときに使うかであって、それだけ撮影範囲や撮影機会が限定されてくることになる。つまり限定機材であり、私に言わせれば使えない機材に近づいてくる。
 そう考えると、これまでの大きなデジタル一眼レフというタイプが、今後は衰退してゆく方向が予想できよう。衰退だけならよいが、システムの存在自体がなくなるということだってあるだろう。マーケティングやブランディングの概念が変わってきているのだ。
 現に今も私は、大きくてもオリンパスペン・システム位まであり、それ以上のサイズや重量をもった従来のデジタル一眼レフ・システム構築のために、新たに投資しようという気分にはなれない。相変わらずハイスペック大型機材を出し続けるメーカーが聞いたら背筋が寒くなることが、すでに起こりつつあるのではないかと私は推測しているけどな。

燕岳頂上、撮影日2010年9月19日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/F4-5.6
シャッター1/120,絞りf5.4,焦点距離58mm,ISO320,iFINISH

コメント
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