PEN LIFE1018. 免許

　さて先週から続いた車の免許の試験ロードも今日が最後の関門だ。朝早く京都府警の免許センターに出向く。
　京都だからそりゃ建築は・・・ボロ。戦後のモダニズム様式の流れを組むといはいえ、ただのRC造の打放しで内装無しの合理主義役所建築以下。
　時間は早いにも関わらずお盆休みだから実に多くのビジター達がいるではないか。しかし警察の建物というのはビジター達がどうもヤクザか犯罪人のように見えてしまうのは、私の専門性の故か。こういう建築での試験は、私苦手だよ。テンション上がらないからな。
　ビジターが多いので予定より早く窓口が開き、書類書き、印紙調達、書類の審査、適性検査・・・と長蛇の列の番号の振られた窓口を次々と渡り歩く。役所の窓口の渡り歩きというのは、心臓によくないですね。テンションのあがらないまま学科試験に突入。人数が多いので今日は2回学科試験をするとか。
　まあ試験結果は、電光掲示板で自分の番号を確認してホッ。それでも3割ぐらい落ちている。ピンクの手続き書類持ちが合格、受験票を返されているのが不合格と、同じ窓口でそれらが鉢合わせというのがやだな。あっちにいなくてよかったぜ。それが顔つきが違うんだよな。
　それがおわると、またもや暗唱登録だの書類書きや写真撮影だのと長蛇の列の渡り歩きだ。午後2時前にようやく免許証を手にした。まあ一日で全部終わるので、こちらとしては、好都合ではありましたけど。
　かくして5月の終わりから始めた私の車の免許取りプロジェクトも、60時間の運転実習をやり、結構充実した日々を過ごし2ヶ月半で終わりとなった。なんでこんなことをしだしたかというと、一級建築士や博士号では専門的資格なので持っていてもあまり面白くない。それでは人並みの資格も体験してみようという好奇心兼気分転換からだった。
　まあ余の人生で、免許取りはこれがラスト。それ以上とりたい資格もないしさ。さて車でも買いに行こう。わての車は京都ナンバーか・・・。

大阪市　法善寺横町
OLYMPUS E-P5,M.ZUIKO DG 17mm/F1.8
ISO3200,露出補正-1/3,f6.3,1/30

PEN LIFE1017. 颱風

　颱風は、昨日の予報より少しだけ東側のコースを北上し丹後半島を通過していった。実に静かな日曜日だが、遠くでパトカーのサイレンだけが鳴っている。こういうときは鴨川が増水しているのだろう。
　颱風は、局地的な気象現象だから、京都は遠くを列車が静々と通り過ぎてゆく案配だ。ただし進路に私達がいたら、そりゃ凄い。そんな時に涸沢の山小屋なんかにいると、そりゃもう山小屋は大揺れ、地鳴りのような恐怖の風音を聞きながら缶詰でしょうか。そういうときはテレビを見るとか、寝ているとか、トランプでもするとか時間のつぶし方に、人それぞれの個性が出ていて面白い。こういうときは、外国人団体ならひたすらダベリングですかね。
　さて京都も午前11時頃から激しい風雨。風速25m以上の暴風圏に入り、夕方には通過していったようだ。1日雨だった。エアコンのドライでも入れて過ごすしかなさそうだ。
　やはり颱風のときは、撮影機材のお手入れしかない。旅で持ち歩く機材をチョイスしていると、いつも17mmと45mm(つまりフルサイズで35mm、90mm、それにデジタルテレコンで180mm)のシステムに落ち着く。実際この2本があると大抵の撮影ができてしまう。さもなくば12mmと25mm(同様に24mm、50mm、デジタルテレコンで100mm)とか。つまりデジタルになるとかさばる望遠レンズが不用になってくる。旅に出てレンズ交換なんて、そんな面倒なことを私はしないよ。
　だから準広角+準望遠レンズの組み合わせか、超広角+標準レンズの組み合わせかの選択になる。最近使わないのが9-17mm、14-150mm、75-300mmのズームレンズ。レンズのF値が暗いし、盛大な歪曲収差が煩わしく、F値がF5.6以上なんてのは日常使うレンズではないな。
　さて旅には、先のシステムに、E-M5にE-P5の5NOボディ、それに建築用の12mmレンズでもサブに入れてシステム完成だ。最近のシステムは簡単になった。デジタルシステム選びのポイントはボディのバッテリーが共有できることが前提だ。
　新幹線の民族移動は先週前半からから始まった。さて旅慣れない人達をかき分けて、ホンのチョッピリだけ、これまで出かけた事がないところへ小さな旅にでようかな?

大阪市　法善寺横町
OLYMPUS E-P5,M.ZUIKO DG 17mm/F1.8
ISO3200,露出補正-1/3,f6.3,1/30