Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE1022. 八女福島

2014年08月17日 | field work
京都は、昨日五山の送り火だったのか。旅と大学のオープンスクールの疲れで、気がつかないうちに通り過ぎていった。鴨川が増水していたので川原に降りれないと、人の行き場がないから多分交通整理の警察官の罵声が響き渡ったことだろう。あの喧噪から離れられたのはよかったのかもしれない。そんなわけで関心が薄かったのかもしれない。
 催事の賑わいをよそに意識の中を、気がつかないうちにとおりすぎてゆくというのも、風情の一つか。鈴虫の鳴き声が聞こえる。車の免許取りで明け暮れた夏が終わりつつある。
 重要伝統的建造物群の徘徊は、福岡県八女市八女福島の商家だ。この日の九州は終日雨という一息つく天気だ。おかけで、徘徊しやすい。職人さんがいないためか、崩れるままにされた漆喰壁の民家が多い。商家の話し好きのオバハンと話し込んでいた。オバハンによれば、ここの組み立て式の大がかりな浄瑠璃舞台が面白そうだ。
 八女市は、お盆の提灯の生産で知られた街である。九州は天井からつるす大がかりな提灯が有名だとのことだ。提灯屋の軒先で、そんな古民家の天井からつるされた提灯のある空間をイメージしていた。
 片手に傘、もう片方の手には17mmを付けたE-M5で片手撮影だ。こういうときは、納まりのよい画角のレンズを付けた機材を1台しか持ち歩けないですね。

福岡県 八女市
OLYMPUS OM-D E-M5 M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO200,露出補正-1/3,f6.3,1/500
コメント
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