Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE1024. 旅論

2014年08月19日 | field work
 前にも書いたが、大分市は、全国の多くの県庁所在地同様私にとって退屈なビジネスライクの街だ。それは戦災で焼け出されたという街の歴史と、駅周辺に比較的人出があり、他方で寂れた古くからの繁華街、そしてシンボルが欠落という街の構造がその理由だ。
 それに大分の街には、飲み友達がいないことも退屈さを加速する一因だ。だからでかけるならば、友達がいる街になる。それが私の旅論の一つにある。
 そうやって北から南へと友の顔を思い出しながら、次はどこへ行こうかと考える。そうすると結構場所も限られる。さてどうしたもんか。
 まだ私が出かけていない県をあげると、山形、和歌山、鳥取、島根、山口、宮崎、鹿児島の7県ぐらいだ。これらの県に友達はいない。それではコンセプト的に今一つ面白いアイデアがわかない。 別の言い方をすれば、飲み友達がいてOM-Dを携えて出かけたくなるところとでもいおうか。
 そう考えると、国内の旅って意外に交通費とか宿泊費が高く、満足度が低いから行きたいところはなさそうだ。
 唯一国内で私の満足度が高いのは涸沢ぐらいだ。最近のわがまま高齢者は、槍だ北穂だと中級者以上のコースをめざすが、あれは若い体力があるときに登る山だぜ。ああいう自然の恐ろしさを知らない無知な手合いと山小屋で一緒になると、もううさんくさくてかなわん。よく彼らは、わがままの極地で遭難するけど自業自得でしょう。
 となると、もう海外しかないですね。過去に出かけた中国中旬の先のシルクロード縦走とかね。あっ、これ紛争で分断されているか・・・。

大分市
OLYMPUS PEN E-P5 M.ZUIKO DG12mm/F2.0
ISO2000,露出補正-1/3,f2,1/60
コメント
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