Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

EOSな日96. 金山で飲み会

2017年05月03日 | Shonan coast
 塩分をふくむ風でこのように木の建具が劣化してくると、いかにも湘南の民家の風情だ。海岸沿いは建物のいたみが激しいが、そんなところが海岸沿いの家らしいのだが。
 相変わらず風邪が抜けない。今インフルエンザが流行っているからと人は言うが、ホントにそうなのかいと疑わしくなる。どうも風邪を引いた時の常套句ではないか。いっそガンと熱が出て思いっきり汗をかいて、これまでのたまりにたまった老廃物を全部流してくれた方がありがたいと思うのだが。相変わらず体がだるい。
 昨日は夕方から名古屋で筑波大学時代の同級生達、つまり芸術専門学群の連中達と金山で飲み会であった。こちらとしては、まあズルズルした風邪の症状に刺激を与えようという作戦で名古屋へ出かけた。意識がシャンとすれば、むしろ風邪が遠のいてゆく場合もある。
 飲み会は友人宅まで続き、大学時代の先生達の付き合いが良かった話で盛り上がった。芸術学きっての理論家阿部公正先生なんかが一番付き合いが良く、教員宿舎で毎晩のように学生達が押し掛け議論半分の娯楽半分の宴会となり、豪傑のS君が阿部先生のタマタマを握って、戦場帰りの経験を持った先生を唖然とさせたという話題がでたり、あの子誘ってくれたのに邪魔が入り抱きそびれた、今じゃ完璧なおばはんだよ、そういえばI先生に1万円借りたけどいまだに返していない、アトリエに描かれていたK 女子の落書きを花札屋に就職したI君が世界的キャラクターに育て上げた話・・・などなど当時の芸術専門学群は個性的な輩が多かった。今の大学でこうした教員も学生も天真爛漫に一緒に飲みあかすフランクな飲み会はまずないといってよいだろう。
 そんな話を肴にして、結局我々の通例のごとく朝帰りとなったしまった。そう半分気の病なんだと意気込んだ風邪は結局治らなかった。

藤沢市江ノ島
2008年8月16日
EOS40D,EF100-400mm
ISO400,焦点距離100mm,露出補正0,f/5.6,1/100
コメント
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