Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編286. ライフシーン

2017年05月18日 | Yokohama city
 その鶴見線を走っていた1両編成の電車がこれ。外壁のリベットがいかにも戦後復興の頃走っていたことを物語る。こんな車両が首都圏で最後までみられたのが鶴見線である。Googleで調べると、クモハ12形という車両のようだ。
 私は鉄ちゃんではないので車両の前面を写す事もなく凛とした女子高校生にレンズが向いた。工場地帯の住宅へ帰るところだろう。沿線は工場に隣接して狭隘な住宅が数多く密集している。オトンは鶴見の工場労働者でオカンが家を切り盛りしているんだろう。二人兄妹であり、お兄さんは工場労働者、その妹は、そろそろ進学か就職かの頃であり、進学しても近所の鶴見女子短期大学あたりだろうし、就職なら近辺の工場の事務職員か。なんかさえないなぁーという表情をしつつ、 典型的な6頭身の体格が良いボデイと少し筋肉質な足はバレーボール部だろうか、部活に励んでいるこのあたりの普通の女子高校生といった具合にライフシーンが浮かんでくる。そんな風景にすれ違った夕方の鶴見線のホームであった。
 鶴見は、JRの駅を介して海側に続く工場地帯と、鉄道に接近している総持寺の丘がある山の手の坂道をあがると閑静な住宅街が続くといった具合に明確に環境が二分されている面白いところである。
 さて最近朝起きてブログを書いていた。これが体に実によくない。そこで朝は散歩に行く事にした。最初は2時間程度の散歩で疲れたが、毎日散歩していると体が慣れてくるようだ。ようやく人並みの体力回復につながるとよいのだけど。 

横浜市JR鶴見駅
コメント
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