京都・祇園祭は、千百年の伝統を有する八坂神社の祭礼です。西暦869年に京の都を。はじめ日本各地に疫病が流行したとき勅を奉じて当時の国の数66ヶ国にちなんで66本の矛を立て、祇園社より神泉苑に神輿を送って、災厄の除去を祈ったことにはじまる。祇園祭は、7月1日の「吉符入」にはじまり、31日の「疫神社夏越祭」で幕を閉じるまで、1ヶ月にわたって各種の神事・行事がくり広げられる。
そのなかで映像では、7月5日の長刀鉾稚児舞披露、7月7日の綾傘鉾稚児社参、7月10日のお迎え提灯と神輿洗を撮影した。祇園祭序章といえる催事である。
さて、撮影なんかできるだろうか?。というのもコロナ過後のフル開催だからビジターが例年以上に多い事が予想され、宵山や山鉾巡行も撮影できるのかなあ?。だから映像も序章でお終いという場合もありそうだ。雨だというのに神輿洗いも境内は結構な人出だった。
実際長刀鉾稚児舞披露は四条通の長刀鉾保存会でおこなわれるが、案の定対面の一角に脚立を建てた集団が固まっている。なかには地方新聞社の腕章をつけたカメラマンまでいて、こんな小さな行事からからこれですか!。最近脚立集団が一つの所に集まる傾向がありそうだ。そんな暗黙のルールがあるのだろう。私は脚立は使わず一脚でドローンショットを撮りたいと考えているが・・・。
Fieldwork939_祇園祭序章,2024年
祇園祭は3トンはある3台の大神輿が祭の主役。輿洗いとは蔵から神輿をだしてきて神様が乗る前に鴨川の水で清め、通り道をお祓いするのが儀式。従ってここではまだ神様は乗らない。山鉾巡行の夜に神輿にのって神様が街にやってきて四条の御旅所で鎮座する。
SONY FX30,E4/PZ18-105 G OSS