Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork940_祇園祭宵山,2024年 宵山の撮影記、追記

2024年09月18日 | field work


 毎年祇園祭は梅雨の頃に始まる。
 例年ならば、宵山の頃の新町や室町筋などは祭の空気がタップリ漂い街歩きを楽しむ余裕があった。しかし今年は四条烏丸駅の地下コンコースで既にセキュリティが立ち並び「待ち合わせならこちらの隅で」と案内されて撮影できへん。
 今年はインバウンド達も多い事から人出が多いそうだとする大方の予想は的中。だから私は、4日前の13日から鉾町の撮影を始めた。鉾が立ち上がって直ぐであり、既に鉾町の見学が始まっていた。この頃映像撮影したものが過半である。そして宵山の前日では9/10の映像編集を終えていた。
 宵々山の15日は八坂神社で伝統芸能奉納の奉納がある。出かけたら三脚はも一脚もダメで「カメラだけで撮影してください」とカードマンから注意された。あーっ、次第に規制が厳しくなる。それはビジターの数が圧倒的に多いからだろう。かってなら人もいないのに大真面目に演芸をしているほどに不人気だった。
 それはスマホとSNSの普及だろう。それによって静止画や動画でアップさせたいとするユーザが増えてきたからだろう。編集不用のそうした画像がSNSでは大量にアップされている。
 八坂神社の帰りに新町や室町筋に出かけたが大量の人で祇園祭の空気を感じるどころではなく、早々に退散し四条通り南側の太子山の縁台で涼んでいた。目の前に浴衣掛けのビジターが座り込んできた。これは動かずして撮影できる。トップ画像はそうして撮影した。
 午後6時から雨予報。ホコテンは午後6時からだから、ギリギリのタイミングで西洞院から大通りを撮影して引き上げよう。撮影がおわるやいなや傘をさしてもずぶ濡れになる雷雨。宵山は明日もあるさ。早々に引き上げた。
 映像の話になるが、宵山の頃は被写体も多く素材が沢山ある。最初に考えたことは、各クリップを繋ぎながら映像全体に動きを表現したいと考えていた。結果は難しかった。動画だけ動かしてもねぇー・・・、なのである。それに京都の1年という別テーマならもっと多様な素材が集まるかもしれない。そんなことを考えながら宵山の町を撮影していた。

Gion Festival Yoiyama:祇園祭宵山、2024年

SONY FX30,E4/PZ18-105 G OSS

追記
 NHKが毎月行っている最新の政党支持率()2024年9月)のなかで特に支持政党無しとするものが45.3%ある。そしてNHKニュースをみると毎日各政党県連の選挙活動が報道されている。国民の過半数は政党支持者だから、まあ報道番組は成立するのだが、無党派層が多い事も事実。それって特集を立てて報道されても政党の選挙権がない立場としては、あれなんかなぁーと疑問。特集するほどのものでもない。
 そんな党ごとの選挙活動の中でグローバルな政策でも提案され、そのテクニカルタームが社会で話題になれば次期総理になるだろうけれど、全体像の政策提言が各候補のなかでは見られない。かっての田中角栄のような日本列島改造論の現代版といえる政策が見当たらないわけだ。ともすれば現代という時代が全体像を語れる状況にないのだろう。それを思うと特集報道するほどの要素ではない。どちらかといえば私はアメリカ大統領選挙に目が行く。
 アメリカ大統領選挙と今晩行われるFRBの利下げの方が、日本に与える影響が大きい。利下げ次第で私達の生活は影響を受けるからだ。そっかぁー、国際経済が私達の生活に影響を与える時代だ。日本にこだわっていては、視界が狭くなる。私の関心は海外へ向かう。
 そうなると日本は、世界とともにあるとする視点からの政策提言がありそうだ。つまり国際戦略だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする