Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング947. 小説:小樽の翠856.冬の始まり

2024年12月10日 | field work

  端境期という言葉がある。物事の入れ替わる時期という意味だが、調度12月のこの頃が季節的な端境期かもしれない。冬の気配はあるが、まだ雪は降らない。冬なのか秋の終わりなのか、それは心が定まらない季節かもしれない。
 アチキは、そんな半端な季節の朝に早く目覚めた。というのも昨日は房ちゃんの店で翠と夕飯を食べつつ、そのままニッカウィスキーなどを飲み、カラオケに興じてメートルをあげ、酔い潰れそうになって家にたどり着いたんだった。朝喉が渇き水道の水を飲むと、これが氷水のように冷たい。それで酔いの気分が収まった。
もう一眠りしようと寝室に戻った。
翠は寝ている。
なんとなく、いたずら心がわき翠のウェアをはがした。
そして翠の膝を立てて、股間に顔を埋めた。
翠の臭いというか、女の臭いというか、舌先で一文字になめ揚げた。
翠「ううーーーーん・・・」
起きたか・・・
翠「ああーーん・・・・」
そういって股間を引き上げたから、臀部がより一層明確になった。
だから顔を埋めて翠の胯間を舌先でなめ続けた。
翠「ああーーーん、ああっーーーん」
夢をみているのか、それとも気がついているのか・・・。
経産婦にしては若い翠の骨盤を引き寄せ、コックを挿入して骨盤をゆすったみた。
翠「ウッ、ウッ。ウッ。」
夢の中で感じているのか、起きているのか・・・・。
次第に激しくなると翠が薄目をあけた。
翠「アチキーーだった・・・・。夢かと思った。ウッウッ・・・気持ちいいよ」。
こういうときでも翠は嫌な顔せずアチキの行為に寝ぼけ眼で付き合ってくれる。翠の黒みがかった乳首が恋のキャリアを感じさせてくれる。そんな乳首を舌先でさすっていった。
やがて翠の膣がヒクヒクと痙攣している。
翠の爪がアチキの背中に食い込む。
翠「ひっかいちゃいそうだよ・・・」。
翠を抱えて股間に力をいれて揺すりながら、頂点で撃ちはなった。
そのまま二人でだきあったまま弛緩していた。
翠「おはよう・・・、まだ7時前か・・・、あら深々と静かだよ」。
少し明るくなりかけた窓のカーテンの垣間からおもてをのぞいた。
翠「あっ!、雪じゃない?」。
窓のカーテンを払うと、雪が深々とふって辺りの景色が白い。
「ついに、冬が来たか・・・」。
翠の股間にキスをして寝間着をひっかけシャワールームにゆく。
シャワーを出しっぱなしにすると少し温かくなる。
寒いけどシャワーをあびて眼をさました。
キッチンから包丁を使っている音が聞こえてくる。
翠がガウンを羽織って朝ご飯の支度をしている。
翠「さっぶーーい」。
ドサッとあり合わせの野菜を鍋に放り込み、石狩鍋風に仕立てた。
味噌の濃い味が、二日酔いの朝に心地よい。
翠がアチキの背中に負ぶさるように・・・
翠「冬だねーー、ラブラブの冬だよんーーー。さってと仕事に出かける準備すっかなぁーー」。
・・・
雪に閉じ込められれば、二人で布団にくるまって愛し合うしかない北の国の暮らしがある。小樽の冬は男と女が親密になる季節だ。
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